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2018年08月14日 07:00 更新

クエン酸掃除の代用は? キッチンのナチュラルクリーニング入門

重曹やクエン酸、酸素系漂白剤……。掃除をするときに使うナチュラルクリーニングの洗剤はいろいろあるけれど、イマイチ使い方が分かりにくくて手が出せていない……と困っている方はいませんか? クエン酸の代わりになる「お酢」を使って、ナチュラルクリーニングを体験してみましょう。

こんにちは、整理収納アドバイザーのFujinao(フジナオ)です。

お家を掃除するときに使う、重曹やクエン酸、酸素系漂白剤といった洗剤たち。特に水垢に強い「クエン酸」は、キッチン周りでは大活躍してくれるアイテムです。

でも、「掃除をしたいな」と思ったときに限って切らしていたり、そもそもクエン酸が自宅にないことってありますよね。

そんなときに、クエン酸の代用として使えるのは、お酢なんです!

お酢で代用できる!? クエン酸が掃除に使える理由

Photo by Bárbara Montavon on Unsplash

そもそもクエン酸とは、何なのでしょうか? まずは、クエン酸の性質についておさらいしてみましょう。

クエン酸とは、レモンなどの柑橘類の果物や、梅干しなどの食品に多く含まれる酸性の成分です。この酸性の性質を利用して、アルカリ性の汚れを中和して落とすことができます。さらに、クエン酸には殺菌効果もあるので、汚れ落としだけではなく殺菌・消臭効果も期待することができます。

実はお酢には、このクエン酸と同じ酸性の成分(酢酸)が含まれているので、クエン酸の代替品として使うことができるのです。

クエン酸は食用のものと掃除用のものに分かれていますが、お酢ならば最初から食用品ですのでキッチンの掃除にも安心して使えますね。

ただ、お酢と言っても黒酢やすし酢、果実酢などいろいろな種類があります。掃除に向いているのは、オーソドックスな穀物酢です。すし酢などを使うとお砂糖成分でベタベタしてしまうので、お気をつけくださいね。

【混ぜるな危険】塩素系洗剤には要注意!

Photo by Branden Tate on Unsplash

体に優しいナチュラルクリーニングだから「何をしても大丈夫」というわけではなく、クエン酸を使ったお掃除にも注意すべき点がいくつかあります。

まず、塩素系の洗剤と一緒に使用するのは絶対やめましょう。混ざると有害なガスが出ます。ハイターなど塩素系の洗剤とは、絶対に一緒に使わないようにしましょう。

また、大理石や鉄、アルミ素材のものには使えません。素材が変質したり、サビの原因となってしまいます。

また、手に傷などがあるとしみますので、傷がある方や肌が弱い方はゴム手袋をつけてくださいね。

お酢を使ったキッチンのお掃除方法!

お酢の持つ酸の力を利用して、綺麗にしたいのがキッチン。

まずは、蛇口まわりにこびりついてしまって取れない、白いガリガリとしたカルキ汚れを落としていきましょう!

用意するのは、お酢とキッチンペーパーだけです。

蛇口の根元にキッチンペーパーを巻き、そこにお酢をたっぷりと染み込ませます。そして、30分くらい時間を置いてからキッチンペーパーを外し、歯ブラシやメラミンスポンジなどで擦ってみましょう。

硬くこびりついた汚れが取れやすくなっているはずです。なかなか取れない場合は、もう少しパックする時間を長くしてみてくださいね。

蛇口まわりの白い汚れは、水道水に含まれるカルキがカルシウムとなってこびりついてしまったもの。これはアルカリ性の汚れなので、お酢の酸で中和してあげると取れやすくなるのです。

シンクの中のスポンジラックや水切りかごなども、同じようにお酢パックで汚れを落としてあげることができますよ。

もう一つ、キッチンでカルキ汚れが気になる場所といえば、お湯を沸かす電気ポットではないでしょうか。

電気ポットを満水にしてお湯を沸かし、そこに、水1リットルに100mlの割合でお酢を注ぎます。あとは、そのまま30〜1時間くらい置いておきましょう。

時間とともに汚れが浮いてきますので、スポンジで軽くこするだけでカルキ汚れがスルスルと落ちますよ。同じような仕組みで、加湿器のカルキ汚れもお湯とお酢で落とすことができます。

【日常のちょっとした汚れに】お酢スプレーが大活躍!

ここまではお酢を原液で使ってきましたが、次はお酢スプレーを作ってみましょう。作り方は簡単。お酢と水を1:1で混ぜ、スプレー容器に入れるだけ。

このお酢スプレーを使って、ガラス製品の曇りとりをしてみましょう。曇りが気になるコップや食器に、お酢スプレーをたっぷりと吹きかけます。そのあとは、いつもと同じように洗ってくださいね。
ひどい曇りの場合は、お酢の原液をスプレーしてもいいかもしれません。

また、トイレの掃除にもお酢スプレーが大活躍です。水垢はもちろん、一度乾いてしまうとなかなか取れない尿石汚れも、実はアルカリ性の汚れなのです。そのため、お酢スプレーで汚れを中和して落としましょう! ペットがいる家庭では、ペットのトイレの側に一本用意しておくのも良いですね。

また、お風呂では石鹸カスの汚れにもよく効きます。スプレーをたっぷりと吹きかけてからスポンジでこすりましょう。

拭き掃除にもお酢が使える!

フローリングや畳の拭き掃除にも、お酢は大活躍! お酢を5倍くらいの水で薄め、固く絞ったふきんや雑巾につけて床拭き掃除をしてみましょう(汚れがひどい場合は、もう少し濃度を濃くしてくださいね)。

汚れが落ちるだけではなく、お酢の殺菌効果が働き、カビなどの予防にもなるそうですよ。

お酢のニオイは時間が経てば消えますが、どうしても気になる場合はハッカ油を数滴混ぜると爽やかなニオイになります。

まとめ

なんだか手間がかかって難しそうなイメージのあるナチュラルクリーニング。まずは、家庭にあるお酢を使って、お手軽に始めてみてはいかがでしょうか? お酢の消費期限は開封後、常温保存の場合は半年が期限だそうなので、料理で使いきれなかった場合、お掃除にも使えるのは助かりますね!

どなたかの参考になれば幸いです。整理収納アドバイザーFujinao(フジナオ)でした!

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  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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