住まい 住まい
2020年10月28日 19:23 更新

グルーガンの使い方で大事な5つのコツと注意点

DIYで活躍するグルーガンですが、正しい使い方を知っていますか? ここでは、初めて使う方に向けて、グルーガンについて解説。また、グルーガンを使っているときによくある「グルーがうまくつかない」「糸を上手に切れない」「失敗したときのグルーの落とし方」など、上手に使うためのコツも紹介していきます!

グルーガンってどんなもの?

Lazy dummy

グルーガンとは、物と物とを接着するのに使う道具で、ハンドガンのような形をしているのが特徴です。引き金を引くと熱で溶かされグルー(のり)が先端から出てきて、温度が下がると再び固まるため、接着剤として使うことができるというわけです。生地や樹脂、金属やガラスなどさまざまなものを簡単に接着することができるため、ハンドメイドやDIYの世界で広く愛用されています。

ただし、ボンドや瞬間接着剤など他の接着剤と比べて、グルーの強度はそれほど強くありません。そのため椅子やフックなど、大きな負荷のかかるものには向いておらず、主に小物作りに使われています。また、グルーが出てくる先端部はとくに高温になるため、使用する際には十分な注意が必要です。

グルーガンの基本的な使い方

Lazy dummy

グルーガンの使い方はとても簡単。手順は以下の通りです。

1. グルーガンにグルースティックをセットする
2. プラグをコンセントに差し込む
3. 5分ほど待つ
4. 引き金を引く
5. グルースティックを補充する

まず、グルーガンにスティック状のグルーを差し込みます。奥までしっかり入れ込んでください。メーカーによってグルーの直径が違うため、必ず大きさが合うものを使いましょう。

プラグをコンセントに差し込むと、自動的に電源が入ります。そのまま5分ほど放置して、グルーを溶かすことができる温度になるのを待ちます。

グルーガンの引き金を引くと、先端部分からグルーが出てきます。接着したいものに直接塗布し、固まらないうちに接着。しばらく手で固定しておいて、動かなくなったら手を離してください。火傷する可能性があるので、グルーガンの先端には絶対に手を触れないように。また、溶け出したグルーもたいへん熱くなっています。こちらも触らないようにしましょう。

グルースティックの残りが少なくなったら新しいものを差し込んで補充すると、続けて使用することができます。

グルーガンを上手に使うコツ

Lazy dummy

うまくつかない場合

うまく接着できない場合は、接着面が汚れている可能性があります。ホコリや塵が付いている場合は、キレイに取り除いておきましょう。

また、うまく接着できない理由は、グルーの温度が低いせいかもしれません。グルーをしっかり溶かせるぐらいの高温になるよう、本体をしっかり予熱してください。

でこぼこしたもの同士を接着する場合は、グルーの量が少なすぎるという可能性もあります。使用するグルーの量を増やしてみるとうまくいく可能性が。接着面にまんべんなくグルーを塗って、つけてみてください。

グルーが伸びて糸を引く場合

Lazy dummy

グルーは樹脂を溶かして使用するため、どうしても糸を引いてしまいます。グルーを出した後、その場からすぐにグルーガンを離そうとせずに、何度か円を描くようにくるくる先端を回すことで、手際よく糸を切ることができます。それでも糸を切るのが難しいようなら、いったん固まるのを待って、後でいらない部分をハサミなどで取り除くとよいでしょう。

すぐに固まってしまった場合

Lazy dummy

グルーが固まるのが思ったよりも早いと感じる場合は、グルー本体の温度が低くなっている可能性があります。高温に達するまで、しっかり予熱してみてください。それでも状況が変わらないようなら、作業のペースを上げるのが有効です。また、メーカーによってグルーガンの最高温度の設定が違います。他社製品を試してみるのもよいでしょう。

接着部分を落としたいとき

接着を失敗してグルーを落としたいという場合は、ドライヤーの温風を当ててみてください。いったん固まっても温まるとすぐにまたやわらかくなります。接着したいものが熱に弱い場合、温風の熱で変形してしまう恐れがあるので、注意が必要です。

そのほか、ラッカー薄め液を使う方法もおすすめ。グルーの接着面付近に塗ってしばらく放置すると、取り除くことができます。ただし、接着面に跡が残る場合があるので、目立たない場所で試してから行ってください。

グルーガンの片付け方

Lazy dummy

グルーガンはかなり高温になるため、使用後すぐに片付けてしまうのは危険です。プラグを抜いてからしばらく放置して、本体とくに先端部分の温度が十分に下がるまで待ちましょう。使い切れなかったグルースティックはそのままにしておいてOKです。スティックを無理に引き抜こうとすると、かえってグルーガンが故障してしまう恐れがあります。

まとめ

クリスマスリースやスマホケースのデコ、小物作りなどに便利なグルーガン。使い方をマスターすれば、いろんな場面で役立ってくれます。100均などで気軽に購入することができて、使い方もとっても簡単。グルーガンひとつで、DIYの幅が広がりそうですね!

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

PICK UP -PR-

関連記事 RELATED ARTICLE

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-