不用品の出張買取で注意することは? メリットとデメリット、依頼手順
忙しい人、不用品がたくさんある人は、出張買取を利用するのが◎。けれども、利用する上でデメリットもあり、事前に確認が必要です。ここでは、不用品を出張買取で依頼する場合の流れについて、まとめました。引っ越しや、部屋の片付けをしたときには、合わせてチェックしておきましょう。
出張買取のメリット
不用品があった際、いま粗大ゴミとして出さずに、リサイクルショップなどが実施している出張買取を活用している人が増えているようです。では、そのメリットとは?
持ち運べないものも引き取ってもらえる
冷蔵庫や棚、ダイニングテーブルなどサイズの大きいものを粗大ゴミとして出そうとすると、処分に必要なシールを買ったり、指定の場所まで持ち運んだりとさまざまな手間がかかります。一般的に回収日は自治体から指定されることが多いので、もし家族が家にいないなどして協力が得られない場合は一苦労ですよね。
一方で、リサイクルショップなどが実施している出張買取サービスは基本的に家の中で査定を行いそこから持ち運んでくれるので、私たちが持ち運ぶのを手伝う必要はありません。また、車の振動に弱いパソコンなどの精密機械は、自分で持ち込むよりも専門家に依頼したほうがいいとされています。
このように、持ち運べないものを引き取ってもらえる点にメリットを感じている方は多い様子。
まとめて処分できる
引っ越しの場合は家電や棚、パソコンなど、一気にたくさんの物を処分しなければならないですよね。パソコンはメーカー、家電は粗大ゴミなど、ものによって異なる場所で処分するのは何かと面倒。しかし、リサイクルショップなどが実施している出張買取であれば、一気に買い取ってもらえるので便利です。
業者によっては、値段がつけられないものでも処分してもらうことができるので安心です。大きなものから漫画本、衣服などの処分をお願いできる点も大きなポイントです。
出張買取のデメリット
重たいものを処分したいときやまとめて一気に処分したい場合に便利な買取サービスですが、利用する際にはいくつかの注意点があるようです。
買取不可の品に注意
リサイクルショップや不用品回収業者は、再利用ができるかどうかをポイントに買取の可否を決めています。例えば、完全に破損してしまっていて、そのままの状態では使えないものや新たな買い手がつきそうにないものなどは、買い取ってもらえない場合が多いようです。
また、下着、ピアス、赤ちゃんのスタイ、マットレスなど衛生上再利用できそうにないものや汚れや臭いがあるもの、製造から6年以上経過しているものも買い取ってもらえないケースがあります。
悪徳業者に注意
リサイクルショップや不用品回収業者は、行政からの認可を受けていないと開業できません。けれども中には、認可を受けていなくても回収業者を謳っている悪徳業者もあるので注意が必要。回収できる対象物により必要となる許可証は異なります。
以下を参考に、業者のホームページや名刺をチェックして、きちんと許可を受けているか確認してから回収を依頼するようにしましょう。
【不用品の買取り】
・古物商許可
【有料不用品回収(一般家庭)】
・一般廃棄物 収集運搬許可
【有料不用品回収(事業者)】
・産業廃棄物 収集運搬業許可
・事業系一般廃棄物 収集運搬業許可
3つの出張買取サービス
買取業者と言っても、種類はさまざまです。
(1)リサイクルショップ
リサイクルショップは、雑貨や衣類など細かなものも一緒に買い取ってもらえるというメリットがあります。一方で、お客様のニーズが低いものについては買い取ってもらえないか、買い取ってもらえたとしても相場より低くなる可能性があります。
(2)引っ越し業者
引っ越し業者に不用品を持っていってもらうメリットは、引っ越しと同じタイミングで処分してもらえるということ。しかし、持っていってもらえるものは、家具や家電に限定される場合が多いです。
(3)不用品回収業者
まとめて回収してくれるところが多く、時間を掛けずに一気に片付けが進むというメリットがあります。個人で経営しているところが多いため、信頼性を見極めるのは大切。あらかじめ料金を提示してくれる、口コミなどをもとに判断しなければなりません。
出張買取を依頼する手順
出張買取サービスの選び方を把握し、いい業者が見つかったら依頼をしましょう。ここでは、出張買取を依頼する手順をまとめています。
出張買取を予約する
電話やインターネットを通して、出張買取の依頼を出します。無料で見積もりを出してくれる業者が多いので、いったん見積もり依頼を立ててから、最終的に依頼する業者を決めても良いでしょう。電話では、買取依頼を出すものについて詳しく質問されます。家具や家電の種類、サイズ、使用期間、年式などについて詳しく聞かれることが多いです。
買取に必要なものを用意する
買取価格をできるだけ高くするには、品物の状態を良くしておくことです。例えば、証明書や付属品があるだけで査定額がアップすることも。
また、取引を実行するには身分証明書と印鑑が必要になります。あらかじめすぐに出せる場所に用意しておきましょう。
買取してもらう品を掃除しておく
家具や家電のホコリを落としたり、水拭きしたりして汚れをしっかり落としておくようにしましょう。衣服類は洗濯をしておくこと。品物の状態が、買取価格を左右します。
まとめ
不用品がある場合は、出張買取サービスを利用するのがおすすめです。家具や家電はもちろん、衣服や雑貨もまとめて回収してもらうことができますよ。買取サービスを利用するときは見積もりを立てて、比較してから申し込むようにしてくださいね。