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2018年07月26日 19:00 更新

スプレー缶の捨て方は? 中身があるときの適切な処分方法

スプレー缶の捨て方は自治体によって違いがあります。しかし、スプレー缶を空にしなければならないという点は共通事項! では、中身がまだ入っている場合はどのように対応すればよいのでしょうか? 今回は、スプレー缶の捨て方に関する疑問を解消します。

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スプレー缶を捨てる正しい手順4つ

Photo by Chris Barbalis on Unsplash

整髪料や殺虫剤、ミストタイプの化粧水など、生活の中でスプレー缶が活用されているシーンはたくさん。そのため、スプレー缶のゴミも出てきます。

自治体によって、スプレー缶の捨て方には違いがありますが、ここでは一般的にスプレー缶を捨てるときの方法について解説していきます。

ラベル・自治体のスプレー缶の捨て方を確認しよう

ガス抜きの方法など、細かな対応方法は、スプレーの形状によって異なる場合があります。スプレー缶を使い終わったら、まずは、パッケージに記載されている捨て方の手順をしっかりと確認しましょう。

また、スプレー缶の捨て方は自治体により異なります。お住いの地域では、どのような方法で捨てればよいのか、事前にチェックしておくと心配なく捨てることができるでしょう。

渋谷区のスプレー缶の捨て方

カセットボンベやスプレー缶は資源として回収しています。
カセットボンベやスプレー缶は、中身を使い切って、「資源の日」にビン・缶とは別の袋に入れて集積所に出してください。

出典: https://www.city.shibuya.tokyo.jp

新宿区のスプレー缶の捨て方

排出の際は、「びん」「缶」「ペットボトル」「スプレー缶・カセットボンベ・乾電池」の4つに種類別に分けて中身の見えるポリ袋に入れて、朝8時までに資源・ごみ集積所に出してください。
なお、事業者の方が出されるときは、中身が見える袋に入れて、必ず有料ごみ処理券を貼付し出してください。

必ず使い切って → キャップ・ノズルはリサイクル → 中身の見えるポリ袋に入れる

出典: http://www.city.shinjuku.lg.jp

中身を使い切る

スプレー缶の中身については、すべて使い切ってください。スプレー缶を捨てるときは、ガス抜きが必要です。しかし、中身が残っていると十分にガス抜きができなくなってしまいます。

中身を使い切ったら、次にガス抜きをします。「シュー」という音がしなくなるまで、スプレーを押してガスを抜いていきましょう。ガス抜きをする方法は、つまようじやスプレーノズルを使用するものがあります。

●ガス抜きの方法を詳しくみる
(武蔵村山市 -ごみの出し方より)
http://www.city.musashimurayama.lg.jp/kurashi/gomi/kateigomi/1000482.html

ガス抜きをするときには、必ず火気のない場所で行うことをお忘れなく!

穴あけが必要かどうか確認

ガス抜きが終わったら、穴あけが必要かどうか確認します。穴あけが必要な理由は、中身を十分に使い切っていないスプレー缶があると、爆発や火災が発生するリスクがあるためです。穴をあけてから捨てるべきかどうかは、自治体により異なります。

ただし、固いスプレー缶に穴をあけるときにけがをする人も多くいるため、穴をあけずにゴミに出して構わないという自治体も増えてきています。穴あけが必要な場合は、専用器具も販売されているので用意しておくと便利ですよ。

スプレーパンチ(缶用穴あけ器)

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スプレー缶を挟み込んで力を入れるだけで簡単に穴あけができる器械です。1,000円以下で購入できるというのはうれしいポイントですよね。ゴミ箱の近くにおいておけば、いちいち対応が面倒になることもなさそうです。

ゴミとして出す

ガスを抜いて、穴をあけたらあとは自治体で決められた方法でゴミに出せばOK。一般的には燃えないゴミや小物金属として処分することが多いようです。ただし、自治体によってはスプレー缶を透明な袋に入れるよう指定しているケースもあるのだとか。必ず確認してから、出してくださいね。

スプレー缶を捨てるときの注意点

Lazy dummy

スプレー缶は適当に捨ててしまうと思わぬ事故を引き起こしてしまうことも。購入した人の義務として、しっかりと自治体で決められた方法で処分することが大切です。

必ず中身を使い切る

スプレー缶の処分にあたり、もっとも重要なことが「中身を全部使い切ること」。中身を残したままゴミとして処分してしまうと、回収後に爆発や火災を引き起こすケースもあるようです。スプレー缶の中には、薬剤とガスが入っており、ガスの圧力を利用して、噴射されます。このときのガスは、LPGと呼ばれる可燃性のガス。スプレー缶の爆発事故では、死者が出ているものも報告されているので、十分な注意が必要です。

未使用品も中身を処分してから捨てる

中途半端に残ってしまったものや、ガスだけが中にたまっているものは、迷わず中身を使い切ってガス抜きすればいいですが、まったく使用していない未開封の物についてはどのように処分するのが正解なのでしょうか。

未使用であっても爆発や火災の原因になるリスクは同じです。そのため、新品のスプレーを処分する場合にも一度開封し、中身を出し切ってからガス抜き、必要に応じて穴をあけて自治体の指示通りの方法でゴミとして処分するのが正しい方法です。

スプレー缶のガス抜き方法

Photo by Enken -1998 on Unsplash

ガス抜き方法は、主に3つの方法があります。では、どのような方法で行えば安全にガス抜きをすることができるのでしょうか?

空気中にガス噴射

ガス抜きは換気を十分にしていれば、空気中に噴射しても問題ありません。換気されていない密室で行ってしまうと体調不良等を引き起こす原因にもなるので注意しましょう。マスクや手袋をしっかりつけて行うこともお忘れなく。

付属品のガス抜きキャップを使う

最近のスプレー缶には、スムーズにガス抜きが行えるよう専用のキャップやノズルがついているものが一般的です。付属品のガス抜きキャップを使うときは、パッケージの使い方をチェック。

例えば、キャップを抜き、向きを反転させてから再度押し込んだり、キャップについていたコインを取り外し、ガイドに従って再度はめこんだりしてガス抜きを行います。

新聞紙とビニール袋を使う

「空気中に噴射するのは、なんだか心配……」という方は、新聞紙を入れたビニール袋の中に入れると良いようです。ビニール袋に軽く丸めた新聞紙を入れたら、袋の中に向かってスプレーを噴射していきます。噴射し終わったら、数時間は袋の口を閉じずにそのまま放置。噴射したビニール手袋と新聞紙は、可燃性のゴミとして処分してください。

まとめ

スプレー缶の処分は、正しい方法で行わなければ、爆発や火災事故の原因になる可能性があります。その点をふまえて、必ず捨て方を確認した上で行ってくださいね。


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