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2019年01月31日 23:34 更新

キッチンが散乱するのはなぜ? 取り入れたい収納グッズ3選

片付けても片付けても、気づけばすぐに散らかってしまいがちなキッチン。日々の家事をスムーズに行うためにも、できれば整理された状態をキープしたいですよね。今回はキッチン収納についてご紹介します。

理想的なキッチンって?

整理収納アドバイザーの井上知恵子です。
突然ですが、皆さんはどんなキッチンが理想ですか? 私の理想は「すっきりシンプルで使い勝手のいいキッチン」。とはいえ、毎日の食事を作る作業場でもあるキッチンは、食器・調理器具・保存食品など様々なものが集まり散乱してしまいがちですよね。調理台の上やカウンターなどには、できれば極力モノを置かない方が掃除もしやすく清潔に保つことができますし、作業効率が上がって時短にもなります。そんな理想的な状態をつくるために知っておきたい、キッチン収納についてご紹介します。

キッチンが散乱してしまう理由

調味料などの定位置が決まっていない

「どうしてもモノが調理台に溢れてしまう」「片付けても全部入りきらないので床にモノを置いてしまう」……なぜそうなってしまうのでしょうか?その理由について考えてみたいと思います。

まず、調理中に使う調味料や菜箸、お玉などの定位置は決まっていますか? いつも適当にその辺りにポン、と置いてしまってはいませんか? また、定位置を決めていても散乱してしまうような場合は、そもそもその収納場所が適していなかったり、使う人に合わない収納方法になっているかもしれません。

定位置は、使う場所の近く、かつ使いやすい高さの位置に作るのがポイント! 例えば調理中に片手で取れる場所に調味料おきを作るなど、自分にとって出し入れがしやすい収納方法を取り入れてみて下さい。

キッチン用品が必要以上に多い

今は便利な調理器具や専用品などが沢山出ていますので、少しでも日々の料理がラクになればと、つい衝動的に買ってしまうこともあるかと思います。

ここで気をつけてほしいのが、「今、自宅にあるキッチン用品を全て使いこなせているかどうか?」ということ。一度全てのキッチン用品を出してチェックしてみてください。便利だと思って購入したはずのキッチン用品なのに、洗うのが大変だったり、使いにくかったりといった理由で、結局使わずに仕舞い込まれて収納スペースを占領している状態をよく見かけます。

使っていない、今後も使いそうにないモノは潔く手放すか、別の場所へまとめて保管しておきましょう。それだけでも収納スペースがポッカリと空いて、溢れていたモノが全部収納できるスペースが確保できるはずです。別のスペースで保管したモノ達は、難しいなら無理に処分する必要はありません。半年か1年と保管期限を決めて、期限が来たときに不必要と判断できたなら手放すのもOKです。

片付けはすぐに行う

やらなくてはいけないことを先延ばしにしてしまうと、何事もツケが溜まって大変になってしまいます。調理器具や食器などは早めに洗って片付けないと不衛生ですし、使いやすい効率的なキッチンを保つには、使った物を出しっ放しにせず、すぐに片付けることが大切です。そのためには、すぐに片付けられるような収納方法にしておくことが大切です。

キッチン周りの収納はシンク下が大事

観音扉タイプ

扉タイプの収納は、前から見て全てが見渡せる収納方法がベストです。配管などを避けて設置できる伸縮タイプの棚を使って空間を区切ったり、引出しで奥行きを有効利用するのもオススメです。また、扉タイプのメリットは扉裏にも収納スペースを作れること。フックを使ってツールなどを吊るしておけば収納量もアップ!! 更に立ったまま、モノを取出すことも出来ます。

引出しタイプ

引出しタイプの収納は上から見て全てが見渡せる収納方法がベストです。注意して欲しいのは、上に上にとモノを重ねないようにしましょう。

細かいものは仕切りカゴなどで、大きな調理器具はファイルボックスなどで仕切るとモノが中で動かずに使いやすくなります。また、よく使うモノは手前、あまり使わないモノは奥へ配置することで使い勝手が向上します。

おすすめのキッチン収納グッズ

仕切りケースをうまく利用

調理小物やカトラリーなど、細かいモノが多いキッチンでは、仕切りが自由に可動できるタイプの仕切りケースが大活躍します。オススメはイノマタ化学株式会社の「キッチントレーシリーズ」。100円ショップで手に入ります。

幅がワイド(仕切り1枚付き)とスリム(仕切り2枚付き)の2サイズあり、組み合わせて使用でき、仕切りのみで販売もされています。

ファイルボックスで仕切るのもおすすめ

フライパンや鍋のふたなど、大きな調理器具を立てて取出しやすく収納するのに便利なのが、無印良品の「ポリプロピレンファイルボックス・スタンダードタイプ」です。強度がしっかりあること、洗えるので清潔に保てること、そしてシンプルで四角くスペースに収まりやすいのも魅力です。キッチンでは他にも調味料や水筒、大皿、オーブン皿など高さのある物を収納するのに使えます。

お洒落な入れ物にも注目

キッチンでは出しておいた方が便利なモノも沢山あります。収納するのが苦手、出しっ放しの方が使いやすいという方には、スッキリ見える入れ物がオススメです。同じデザインの入れ物で統一されているだけで、ごちゃごちゃ感が軽減し、すっきりした見せる収納にすることが出来ます。

我が家では使い勝手を考慮して、ニトリのストレージコンテナを使っています。透明なので中身が一目瞭然で在庫を把握しやすく、分かりやすい!! 間口も大きいので詰替えもラクなんです。お値段も密封できるタイプとしては手頃で扱いやすい商品ですよ。

まとめ

水回りにはザルやボウルなどシンクで使うモノを、コンロ下にはフライパンや調味料、キッチンツールなど調理に使うモノを下に収納することで家事効率がアップし、気持ちよく過ごすことができます。狭いキッチンスペースを有効利用する為に、収納方法を見直して使いやすいキッチンを目指しましょう。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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