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2021年10月22日 17:00 更新

最新情報【お年玉どうする?】お金の正しい入れ方を解説 気になる金額も紹介

年始の挨拶に欠かせないお年玉。親戚の子どもに、ポチ袋に入れて渡すのが一般的ですが、できれば、もらう側が嬉しくなるように、きれいな形で渡してあげたいですね。本記事では、お札のきれいな折り方、入れる向きなど、正しい作法をご紹介します。気になる金額もチェックして、お正月までに準備を整えておきましょう。

お年玉の渡し方

お年玉は、子どもたちにとってお正月の一番の楽しみです。普段はあまり会えないおじいちゃんやおばあちゃん、親戚のおじさんおばさんに、きちんと挨拶をするといただけるごほうびのようなもの。もともとは、年神さまへ供えたお餅をおさがりにいただいたものを「落とし魂」と呼び、のちに金銭を代わりとするようになったという説もあります。

せっかくですから、金額の多可にかかわらず、正式に厳かに渡してあげましょう。

ポチ袋の選び方と宛名の書き方

お年玉は、「ポチ袋」と呼ばれる小さな封筒に入れてあげるのが一般的です。和紙でできたもの、子どもの好きなキャラクターが描かれたものなど、年末になると文具店やスーパーなどでも扱っているので、年齢にあわせて選んであげてください。

正式にこだわるなら、水引が印刷されている「のし袋」を用意してもいいですね。ただ、結婚式などに使うのし袋では大きすぎて、過度な期待を抱かれても困りますので、ポチ袋サイズに水引が印刷されているものを選びましょう。紅白の蝶結びの水引が目印です。

宛名は、袋の表、左上に書きます。「○○くんへ」「○○ちゃんへ」で大丈夫です。誰からもらったかわからなくなってしまうので、渡す人の名前も袋の裏、左下に書きましょう。表に宛名を書くスペースがない場合は、書かなくても大丈夫です。裏へ金額を書いておくのはマナーにそっています。

お札の折り方は?入れる向きは?

お年玉をポチ袋に入れる際は、お金の入れ方にも気をつけてください。硬貨を入れてあげる場合は、気にしなくても大丈夫です。硬貨の場合はたくさん入れると不格好ですので、500円硬貨が適当でしょう。薄紙に包んで入れると、形が浮き出ることがなく、スマートです。

三つ折りにして肖像の向きに注意

お年玉にするお札は、新札を使いましょう。ポチ袋の大きさにもよりますが、三つ折りにするのがよいです。あまりきっちり折り目をつけないように、軽く折ればいいですよ。複数枚のときは、重ねて折りましょう。

お札は、肖像が描かれているほうが表です。まず、人物がさかさまにならないように、頭を上にします。それから表が内側になるように、左側から折ります。

金額の違うお札は、長さが違います。金額が大きいほど、横に長くなりますので、重ねて折るときは、金額の大きいお札が外側になるように折りましょう。

ポチ袋には、袋のなかで肖像が逆さまにならないように入れてください。折り合わせてある方を袋の前面にして入れます。

お年玉の相場

渡す側として気になるのは、昨今のお年玉相場です。多すぎても教育上よくない気がしますし、少なすぎてがっかりされるのも残念です。住信SBIネット銀行株式会社による、「お年玉に関する意識調査2021」では、以下の結果が出ています。お年玉をあげる際の参考にしてください。

学年によって差をつけるのが一般的

お年玉は、学年によって差をつけるのが一般的です。兄弟や姉妹間ですこし差をつけてあげると上の子は嬉しいでしょう。各年代のボリュームゾーンはこちらです。

【お年玉のボリュームゾーン】

小学生以下       ~1,000円
小学校低学年(1~3年) ~3,000円
小学校高学年(4~6年) ~5,000円
中学生以上       ~10,000円

お金以外に喜ばれるお年玉

小学生以下の小さなお子さんには、お金をあげるよりも、お菓子やおもちゃなどをあげるのもおすすめです。小学生以上のお子さんでも、金額は抑えめにして、お金以外のプレゼントをつけてあげるのもいいでしょう。

ギフトカードやみんなで遊べるゲームも◎

お正月は家族や親戚が集まる機会なので、みんなで遊べるゲームをプレゼントすると、盛り上がります。ジェンガなどのポピュラーで小さい子から大人までいっしょに遊べるものがいいでしょう。最近人気のボードゲームにも、面白いものがたくさんあります。海外のゲームも翻訳された日本版が出ていますよ。

日本のお正月らしいおもちゃもいいですね。だるま落としやすごろくなど、伝統的な日本の遊びに触れて、日本文化を学ぶきっかけにもなります。

高校生以上の子には、ECサイトで使えるギフトカードもおすすめ。昔からある図書カードや、音楽ダウンロード用のギフトカードなど、プレゼント用にパッケージされているものもありますので探してみましょう。

お年玉のNGマナー

お年玉を渡す際に、注意したいのがNGマナーです。関係性によっては気にする人もいるので、覚えておきましょう。

上司のお子さんには必要なし

一般的には、自分より目上の上司のお子さんには、お年玉を渡すのは失礼にあたります。お年玉は、自分より下の立場のものに渡すものだからです。お年玉の由来は、高位の人が下位の人に渡す「賜りもの」からきているという説もあるので、こうしたマナーがあります。

同じ理由で、自分の親にお年玉を渡すのもNGです。目上、年上の人に渡す場合は「お年賀」として渡しましょう。

上司から、自分の子どもにお年玉をもらって心苦しいというときには、品物かギフトカードでお返しをしましょう。

まとめ

お年玉は、渡す金額、内容、タイミングなど、悩むことも多いですね。甥や姪にわたす場合は、大人同士で先に相談しておいてもいいでしょう。久しぶりに会う親戚のお子さんの名前や年齢は、事前に確認しておいてください。いざ名前を書くときは漢字の間違いがないように気をつけましょう!

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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