出産・産後 出産・産後
2021年02月03日 09:50 更新

【乳乃ちゃんが聞く】母乳に直結!授乳期に摂りたい栄養って?

PR:ゲンナイ製薬株式会社

妊活中から授乳期まで、ママの身体に必要な栄養について紹介するシリーズの最終回。 今回は、授乳期の妖精・乳乃(にゅうの)ちゃんが、赤ちゃんの発育のためにも気になる母乳と栄養について突撃取材! 産婦人科専門医の窪麻由美先生に聞きました。

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窪 麻由美 先生
<この記事の監修ドクター>
産婦人科専門医 窪 麻由美 先生
フィーカ レディースクリニック副院長。順天堂⼤学医学部附属浦安病院⼤学病院 ⾮常勤助教。東京⼥⼦医科⼤学医学部医学科卒業後、順天堂⼤学医学部附属順天堂医院産婦⼈科医局、同⼤学医学部附属静岡病院などを経て2009年に同⼤学⼤学院医学研究科を卒業、博⼠号を取得。医学博士、日本産婦人科学会専門医、日本抗加齢医学会専門医、日本医師会認定健康スポーツ医、日本スポーツ協会公認スポーツドクター 、日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツ医、女性のヘルスケアアドバイザー。

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母乳は白い血液! ママの摂った栄養でできている

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(※1)日本人の食事摂取基準(2020年版)「エネルギー」

タンパク質、カルシウム、鉄分、ビタミン類などが不足しがち

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タンパク質 カルシウム 鉄分

赤ちゃんの体づくりにも、ママの回復にも重要な、基本の栄養素。鉄やタンパク質の不足は貧血を引き起こすだけでなく、気分の変調にも影響することがあります。
産後2週間〜1ヶ月は、「産後うつ」になりやすい時期と言われているので、意識して摂るようにしましょう。

ビタミンD

母乳育児の場合、骨や歯の強さや免疫にも関わる「ビタミンD」は赤ちゃんに不足しがちだと言われています。ママの摂取量が不足していると、母乳中のビタミンDの濃度が低くなってしまうため、意識して摂ることが必要です。
ビタミンDが豊富な食べものは、魚や卵、キノコ類

ビタミンA

「ビタミンAを摂ってはいけない」と思っている人がいるみたいですが、大切な栄養素ですよ。とくに授乳中は母乳を通して赤ちゃんにあげる分が余計に必要になります。ビタミンAは、赤ちゃんの免疫に重要だと言われています。摂ってはいけないどころか、むしろ通常時より多めに摂る必要がありますよ。

葉酸

出産まで意識的に摂る必要があった「葉酸」は、妊娠中に比べると付加量は少なくなりますが、授乳中もやはり通常時に比べて多めに摂ってほしい栄養素です。

バタバタの産後、自分の食事に気を配る余裕がない!?

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赤ちゃんがすくすく成長するように、お母さんも笑顔で元気に!

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産後しばらくは、赤ちゃんのお世話と自分の身体のことで精一杯だと思います。眠れるときには眠り、食べられるときに、食べておきましょう。不安なことは、主治医や助産師さんなどに相談してみてください。それだけでも少し楽になるはずです。

産後うつは、誰でもなる可能性があります。育児を自分一人で抱え込むのはよくありません。パートナーや周囲の人の助けも借りて、一緒に子育てをしてもらいましょうね。

参考文献:
厚生労働省「たばことお酒の害から赤ちゃんを守りましょう」
https://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/02/dl/h0201-3a3-02h.pdf
厚労省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_04250.html
厚生労働省「e-ヘルスネット 飲酒のガイドライン」
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-03-003.html