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2021年01月27日 18:00 更新
【漫画】母親が赤ちゃんを怖がる理由。外科医のメスが遅くなる理由。『外科医が母になりました。』Vol.5
はじめての赤ちゃん。かわいくてかわいくて、でも、それだけじゃなかった……! 外科医として働くミューさんの、はじめての出産、子育てを描く連載『外科医が母になりました。』。医師だからこそ感じることもあれば、ほかのママと同じように悩むこともあって……。
外科医が手術を怖がるのは成長の証。指導医の言葉が蘇る……
前回の続きです。
お疲れさまです。 ミューです。
育児をはじめて間もない頃、毎夜子どもをみている怖さを
誰かと共有する機会はありませんでした。
「大丈夫だよ」と言われて解決することでもないし、
「怖いよね」と言われて不安が減るわけでもない。
それでも、小児科医もこどもをみることを『怖い』と思うということを聞いて、
ああ、それじゃあ私も怖くて当たり前だ。
怖いって思っていて良いんだ。
とほっとしました。
また、自分に当てはめて思い出してみると、
今でこそ日常的に仕事で手術をしていますが、
慣れない頃はよく仕事中に『怖い』と思っていました。
そのことについて、手術中に話したことを今でも覚えています。
克服するためにはひたすら勉強して経験をつむしかなく、
むしろ怖さに似た緊張感や責任感を自覚することは
仕事をするうえでも成長の糧になりました。
子育ての『怖さ』も同じかもしれません。
育児書を読んで、経験をつむことが1番の解消法で、
それでもきっと次から次へと新しい不安が生まれてくるものなのだろうなあと、
今は思っています。
(漫画・文:ミュー)
次回更新は、2/10(水)の予定です。