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2023年01月18日 10:20 更新

離乳食のきなこはいつから?初期・中期・後期レシピ【管理栄養士監修】

今回の離乳食テーマは「きなこ」。きなこを使った離乳食レシピを紹介します。また「きなこはいつからOK?」「きなこは加熱するべき?」「きなこでアレルギーは起こる?」など、赤ちゃんにきなこをあげる際の疑問も解決しますよ!

きなこ、赤ちゃんは離乳食でいつから食べていいの?

きなこの離乳食開始時期目安
きなこは離乳初期から食べられます。離乳食に混ぜて使用しましょう。
  ■ワンポイントアドバイス■

きなこは何でできている?

きなこの原料の大豆ときなこ

きなこの材料は大豆です。大豆を焙煎して、粉砕機で粉にしてできあがります。大豆の皮や胚軸を取り除いたものは、なめらかな食感になります。

きなこはどんな種類があるの?

着色料や抹茶が入っていることがあるうぐいすきなこ

きなこは、黄大豆で作られたものが多いですが、青大豆を使った薄緑色の「うぐいすきなこ」があります。味や栄養素の違いはさほどありませんがうぐいすきなこには抹茶や着色料が入っているものもあるので気をつけましょう。

離乳食のきなこ、調理のポイント

粉状でそのままだと赤ちゃんには食べにくいきなこ

離乳食では混ぜて使う

きなこは粉状なので、そのままでは食べにくい食材です。食べやすくするには水分に多いものに含ませて調理するといいでしょう。離乳食は水分が多い食事がほとんどなので、よく混ぜ合わせてからあげます。

  ■ワンポイントアドバイス■

きなこは加熱しなくても使える

大豆製品ですが、加熱処理をされた食品なので、そのまま使うことができます。

小袋入りが便利

きなこは封を開けたら風味や味が落ちやすくなります。小袋入りの商品などを上手に活用し、使い切ることをおすすめします。

きなこの離乳食レシピ! 初期・中期・後期

最後に、きなこを使ったおすすめ離乳食レシピをご紹介します。

<離乳初期のレシピ>かぼちゃときなこのマッシュ

かぼちゃのペースト

材料(1回量)

・かぼちゃ 20g
・きなこ 少量
・お湯 適量

作り方

① かぼちゃは耐熱容器に入れて少し水を入れたらふんわりラップをして、電子レンジ(600W)で加熱をする
② やわらかくなったら皮を外して、つぶす
③ ②にきなことお湯を入れてのばす

離乳食に使うかぼちゃ
  ■ワンポイントアドバイス■

<離乳中期のレシピ>きなこがゆ

おかゆを食べる離乳中期の赤ちゃん

材料(1回量)

・全がゆ 60g
・小松菜(葉のみ) 20g
・きなこ 小さじ1/2

作り方

① 小松菜は茹でて繊維を断つように細かくきざむ
② 全がゆに①ときなこを入れてよく混ぜる
③ ②を耐熱容器に入れてふんわりとラップをし、電子レンジ(600W)で30秒くらい加熱してできあがり

きざむ前の小松菜
  ■ワンポイントアドバイス■

<離乳後期のレシピ>きなこ入りおやき

おやきを食べる離乳後期の赤ちゃん

材料(1回量)

・さつまいも 40g
・にんじん 10g
・きなこ 小さじ1
・水 適量
・植物油 少量

作り方

① にんじんはやわらかく茹でて、みじん切りにする
② 皮をむいたさつまいもを小さく切って、耐熱容器に入れ、少し水を入れたらふんわりラップをして、電子レンジ(600W)加熱をする
④ 油をひいたフライパンに並べて、両面こんがりと焼き上げる

フライパンでおやきを焼く調理風景
  ■ワンポイントアドバイス■

まとめ

離乳期の赤ちゃんと出かける家族

離乳初期から使えるきなこは、大豆からできているので、たんぱく質・鉄分・カルシウムなどを補える食材です。栄養素が足りない時に混ぜると気軽に補充ができ、香りやコクが出てアクセントとして使ってもいいでしょう。封を開けなければ保存がきくので常備しておくと便利です。きなこは粉状なので赤ちゃんには食べにくいため、水分を含ませて粉っぽさをなくして食べやすく工夫しましょう。

(文:夏目千恵子 先生、監修:川口由美子 先生)

※挿入画像はイメージです

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