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2021年01月12日 16:55 更新

画像で詳しく!スノードームの作り方|必要な材料まとめ

インテリアとしても大人気のスノードーム!実はおうちでも簡単に作ることができます。どんな材料が必要で、どんな流れで作るのか、今回はスノードームの基本的な作り方と注意点を画像で詳しくご紹介します。

スノードーム 手作り クラフト

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

スノードームは、小さな世界観が透明な容器に詰め込まれて、揺らすとキラキラとスノーパウダーが舞ってとてもキレイです。インテリアとしても根強い人気がありますが、実はクラフトとしてもおうちで簡単にできると人気があるんです。

世界中で愛されるスノードームは、名前の通り雪の情景を閉じ込めたものから、光や花を連想させるものまでさまざま。各地の有名な建物などのミニチュアの入ったお土産品なども多く、とっても自由な発想で楽しむことができます。

今回はおうちでスノードームを作るときの材料や、基本的な作り方などを詳しくご紹介します。

スノードームの材料

透明容器

スノードーム材料

スノードーム作りに欠かせないのが容器。中が見えるように、ガラスやプラスチック製の透明なものを使います。クラフト資材を取り扱うお店や、手芸店、そして実は100均にもあったりします。こちらの写真は、セリアで見つけた「ドームオーナメントキット ヨコ型」。台座は白のほかに黒もありました。何店舗か探してやっと見つけたので、どこの店舗でも置いてあるかはわかりませんが、100均なら挑戦しやすいですね。クラフト資材を取り扱うお店ではサイズ豊富にそろっていたりしますが、キットだと同じような作りでした。

スノードーム材料

セリアのクラフトコーナーでは、ミニサイズのガラスドームが豊富にそろっています。こちらはインテリア用サイズ(でもかなりミニ)ですが、アクセサリー作りに使うサイズは2個入りのもあり、かなりリーズナブル。縦長で高さのあるタイプのガラスドームもあります。

セリア ガラスドーム

台座もアンティークな雰囲気でかわいいです♡

空き瓶リメイク

スノードームはキットがなくても手作りすることができます。色々な材料で作れますが、見栄えや丈夫さ、手に入りやすさで考えると空き瓶がおすすめです。特に食品を入れてある瓶は密閉できるものが多いので、保存期間の長いジャムやソースなどの瓶はぴったりです。

中に入れるパーツ

スノードーム材料

オーナメントなど、中に入れるパーツは水を入れることを考えて耐水性があるものでなくてはいけません。水性の塗料を使っているものは色が溶けたり、変わってしまったりするのでNG。プラスチック製のものや、陶器のものなどがよく使われます。耐水性のないものでも、耐水性のニスを塗って水に浸しても大丈夫なように手を加えれば使えます。心配な場合は、実際に作る前に水に浸して様子を見てから使うかどうか決めると安心です。

ラメパウダー

スノードーム材料

スノードームといえば、ラメのキラキラ。雪や光が舞っているかのような情景を作る、大切なアイテムです。100均ではレジンの材料と一緒に並んでいることが多いので、探してみてください。かなり色も豊富にそろっています。こちらのラメパウダーも、ほぼ100均でそろえた娘のものを貸してもらいました(娘は小学校高学年のときに、サンタさんからレジンスターターキットをもらって以来、レジンクラフトが好きです。こちらもレジンの材料として集めています)。

精製水とグリセリン(または洗濯のり)

スノードーム材料

水道水でも作れますが、やはりキレイな精製水で作るのがおすすめ。仕上がりや持ちを左右します。精製水は薬局で500ml/120~150円前後で販売しています。

グリセリン(または洗濯のり)は、ラメがキレイに舞うために精製水にとろみをつけるために使います。グリセリンは薬局で500ml/1,000円前後くらいするのでちょっと高値。洗濯のりは100均でも販売しています。手作り化粧水で保湿剤として配合するため、我が家にはグリセリンがあったので今回は使用してみました。

このほかに、食器用洗剤など界面活性剤が含まれているものでも同じように使うことができますが、使用感や持ちは若干異なります。

接着剤

耐水性接着剤

スノードーム作りの最大の難問は、耐水性が保てるかどうか。オーナメントもそうですが、それをくっつける接着、ドームから水が漏れないようにするための接着、どちらも大切です。そのため、耐水性があってしっかりと接着できるようなものを選んで使用します。

また、使用する素材も確認が必要です。ガラス瓶を使う場合は、ガラス用の接着剤であることもチェックしておきましょう。仕上がりを考えると、固まったときに透明になるものが望ましいです。

耐水性接着剤

耐水性のある接着剤の多くは、しっかりと実用強度が出るまで時間がかかるものが多いです。こちらの接着剤は早く固定できるタイプなので、冬でも2時間となっていますが、それでも最終強度は約24時間かかります。多くの商品も丸1~2日乾かすように記載されているので、しっかり時間経過を待って次の作業に移りましょう。

接着力はさほど強くはありませんが、耐水性のグルーガンは便利です。数分で固まるので作業がとても速く進みます。使い方によっては取れてしまうこともあるので長期保存向きではありませんが、パーツを付けたり、水漏れ防止にも重宝します。

スノードームを作ってみよう!

スノードーム

それではスノードームを作ってみましょう♪ 初心者なので、まずはキットを使って作る方法に挑戦!

スノーボール

キットのドームは被せる形状になっています。

スノードーム

■パーツを台座に接着

台座とパーツはあらかじめ、ホコリが付いたままにならないように拭き取っておきます。まずはどんなパーツをどんな配置にするか、考えてからつけはじめましょう。

耐水性のあるエポキシ系接着剤やジェルタイプの瞬間接着剤を使って、しっかりと接着して十分乾燥させます。この乾燥が十分でないと、あとで水を入れたときに溶け出して濁りの原因になってしまいます。

しっかりした接着で長期保存を希望する場合はエポキシ系接着剤がおすすめですが、使い方がちょっと面倒だったり(2種類を使う直前に混ぜて使うとか、換気必須だったりとか)、乾燥に時間がとてもかかるのもあり、今回はグルーガンを使用してみました。

口コミでは、グルーガンだとすぐにはがれてしまう場合もあるようですが、はがれにくいようにしっかりグルーを溶かして多めに使用することで対策しました。

スノードーム

パーツ同士もしっかり目にグルーを付けて、台座に接着。ちなみにスノードームは水を入れるため、中のパーツが大きく見えるようになります。たくさん詰め過ぎない方がきれいです。

スノードーム

ドームの縁に耐水性のある接着剤を塗ります。塗りすぎると、はみ出て固まり、仕上がりが悪くなるので注意。でもここがしっかり接着できないと水漏れするので、ていねいに。

スノードーム

しっかりとずれないように被せます。

スノードーム

固まるまで時間がかかります。グラグラしやすく外れやすいので、ずれないようにマスキングテープで巻いて固定。このまま次の日まで待機。

スノードーム

固まったら、次は本体裏の穴から、ラメ→精製水→グリセリンの順で入れ、フタをします。ドーム型は逆さにすると安定しないので、ケースにはめて固定すると作業しやすいですよ。穴のフタは小さいのでなくさないように気を付けてくださいね!

スノードーム

穴は小さいので、ラメを入れるときにこぼさずに入れるのは至難の業。紙などを丸めて差し込んで、「じょうご」のようにして入れると入れやすいです。

スノードーム 手作り クラフト

ちゃんと入ります♪ お好みの量を入れてください。

スノードーム 手作り クラフト

精製水なども入れにくいので、スポイトなどがあると便利。今回は、精製水の口が入れやすい形状のものだったので、このまま入れました。

スノードーム 手作り クラフト

逆さまにして揺らして、ラメの舞い具合や水漏れしないか確認します。大丈夫なようなら完成です。もし水漏れするようなら補強します。

スノードーム 手作り クラフト

中のパーツに合わせてマスキングテープを貼ってみました。

スノードーム 手作り クラフト

光を当てたり、暗い中で見てみたり、置く場所によって見え方が変わります。お気に入りの場所に飾ってくださいね。

空き瓶でスノードームを作ってみよう!

スノードーム 空き瓶リメイク

キットで作り方を確認したら、今度は空き瓶で。ドーム型の空き瓶はなかなかありませんが、普通の底の平らな瓶でもOK! むしろ空き瓶の方が作りやすいです。

スノードーム

瓶のフタを裏返し、パーツを付けていきます。雪に見立てやすいメラミンスポンジをちぎって貼ってみました。

スノードーム

フェイクグリーンも根元にグルーを付けて、すき間に差し込んでいきます。ワイヤー入りのものは、水で錆びる心配もあるので、ワイヤーの入っていないものをチョイス。瓶の中に納まるように、高さを確認しながら付けていきましょう。

スノードーム

メラミンスポンジは凹凸があるのでしっかりグルーが食い込み、外れにくくなります。白いグルーを使用して、さらに雪が積もっているような雰囲気に、たっぷりとかけて固定します。グリーンやおうちのすき間も埋めるようにつけていきましょう。

パーツを接着するときは、フタを閉めることを想定し、あまりぎりぎりまでつけないように気を付けます。ちゃんと閉まるかどうか確認してくださいね。

スノードーム

瓶のほうに、ラメ→精製水→グリセリンの順に入れていきます。空き瓶は口が広いので、入れるのが簡単♪ 入れ終わったらフタを逆さまにするように垂直に被せて、しっかりと閉めます。

スノードーム

こちらはフタをしっかり閉めれば、水漏れもあまりしませんが、実際に逆さまにしてみて漏れないかを確認し、必要ならば耐水性の接着剤で瓶とフタを完全に接着してください。

フタの縁にレースを貼ってみました。こんなデコレーションをするのも楽しいですよ♪

【アレンジ】夏色キラキラボトルを作ってみよう!

スノードーム

スノードームという名前の通り、雪が舞うイメージですが、ほかの季節や雰囲気の違うものも作ることができます。こちらは貝殻を詰めて、夏色のラメを入れたボトル。きらきらとラメが光ってきれいです。

空き瓶リメイク

フタも夏色にデコ!

【作り方】
①空き瓶のフタの上に、マニキュアをランダムに塗る。色の隙間に、ラメ入りのマニキュアを落とす。
②①の境目を爪楊枝で混ぜる。
③②のマニキュアが乾いたら、レジンに白の色粉を少量混ぜて上に薄く塗り、紫外線に当てて固める(UVランプだと5分程度、日の当たる場所に置いても30分程度で固まります)。
④色合いを見てラメ入りのマニキュアを足し、貝殻やデコパーツをのせていく透明のレジンを垂らしてのばし再度固める(2~3回に分けて、パーツをのせてレジン→固める、を繰り返すと奥行きや立体感が出ます)。
⑤④が固まったら、フタの側面に両面テープを付け、レースを貼る。

フタのデコレーションは、マニキュアやレジンを使って作りました。色んなパーツをしっかり固めて付けることができるので便利です。

スノードーム

中に詰めるパーツは、そのままだと底に貼り付けるのが難しいので、今回はメラミンスポンジに途中までパーツを貼り合わせてから、それを接着しました。瓶に合わせて、小さいドーム型に整えます。メラミンスポンジはカッターやハサミで簡単に形をカットできます。

空き瓶 スノードーム

グルーガンでどんどん貝を貼り、1周包んだらたっぷりとグルーを付けて瓶の底に接着。さらに貝を隙間にどんどん貼っていきます。

スノードーム 空き瓶リメイク

こちらは瓶をそのまま置いて飾るタイプなので、ラメなどを同じように入れたら蓋を閉めるだけです。

スノードーム 空き瓶リメイク

ブルー系のラメもきれいです♪

失敗と改善点

スノードーム 手作り クラフト

実際に作ってみて「あれ?」と思ったのは、ラメがダマになってしまって、想像していたよりもきれいに舞わないということ。調べてみると、どうやらグリセリンを使用した場合に軽いラメだとダマになってしまうことがあるようです。

スノードーム 手作り クラフト

そこで、多くの作り方ですすめられている精製水:洗濯のりを3:7の割合で作り直してみたところ、ダマが減り、ゆったりと長い時間ラメがきれいに舞うようになりました!

ただし、洗濯のりは透明度が少し落ちてしまい、グリセリンと比べると持ちも悪くなってしまいます。「濁ったほうが幻想的でステキ!」となる場合もあるので、どちらを使用するかはお好みで。

まとめ

スノードームは、専用のキットが100均やクラフト用品のお店で取り扱われていますが、空き瓶でも作ることができます。そのほかの材料は、100均や薬局で購入可能です。ラメがキレイに舞うためにはグリセリンや洗濯のりを精製水に配合して使います。ラメがダマにならず長い時間ゆったりと舞うのは洗濯のりですが、透明度や持ちはグリセリンの方が優秀。どちらも一長一短があるので、用途や好みで使い分けてください。

水を入れるため、接着する力が強く、耐水性のある接着剤が必要です。中のパーツを付けるときはグルーガンでもできますが、手軽な反面接着力はそこまで強くないので、剥がれないようにしっかりとグルーを付けるなど、対策をしてください。

水漏れと接着とに気を付け、適切な材料を使えば、作り方はとても簡単なので作ってみてくださいね♪

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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