クレクレママは限界知らず。「えっそんなものまで欲しがるの!?」
もう使わないベビー用品や幼稚園の制服など、まだきれいなのに……、お下がりとして使ってもらえたら……。
そう思っているママから、ちょうど必要としているママに、ものが渡るのは全然OK。
でも、あげたくないものを「クレクレ」と要求されたら、困っちゃいますよね。
そういう図々しいママ、いるんです! 子どもをもつママ約300人へのアンケートをもとに、リアルなクレクレママによるトラブル事情を探ります。
「クレクレ」とは? 「クレクレ」トラブルはよくあるの?
「クレクレ」「クレクレ厨」とは、なんでも「クレクレ」「ちょうだい」とおねだりしてくる人を指す言葉として、インターネットで広がった言葉です。
ママ友同士ではもともと、お下がりやちょっとした手土産などのやりとりが発生しやすいことから、「クレクレ」トラブルも起こりやすいのかもしれません。
実際、どれくらいのママが「クレクレ」トラブルを体験したり、見かけたりしているのでしょうか?
約3割のママが、「クレクレ」トラブルを体験・目撃!
Q. ママ友、あるいは子どものママ同士で「クレクレ」といわれる、図々しくものを欲しがられたり、無償の好意を要求されたりする行為を受けたり、見かけたことはありますか?
「クレクレ」トラブルを体験したり、見かけたことがあるママは32%という結果でした。
「クレクレ」ママの実態は? 本当にあった「クレクレ」トラブル!
具体的に、どんな「クレクレ」トラブルがあるのでしょうか?
上で「はい」と答えた人に、具体的な内容を聞いてみました。
お菓子やごはんをあてにされてうんざり!
「クレクレ」されるものの代表として多かったのが、お菓子やごはん。おうちに遊びに行く、来るタイミングを狙って「クレクレ」されることが多いようです。

(33歳、埼玉県、販売・サービス関連(小売・フード・旅行・ホテル・エステ他))

(34歳、静岡県、専業主婦)

さらに、餃子包みを手伝わされたが、作った数が明らかにその時食べる量ではなく、半分以上を保存食にしていた
(40歳、鹿児島県、専業主婦)

(45歳、東京都、事務・企画・経営関連(マーケティング・経理・企画・経営他))

(47歳、埼玉県、営業関連(営業・MR・人材・コールセンター他))
洋服、制服、体操服などを「もういらないハズ」と決めつけないで!
お下がりとして、洋服や幼稚園、私立小学校などの制服、体操服や、スポーツチームのユニフォームといったものを「クレクレ」されたという声も多かったです。思い出として残しておきたいと思っているママも多く、当然のように「ちょうだいね」と言われて憤るママ、多数……。

(47歳、群馬県、公共サービス関連(公務員・団体職員他))

(45歳、愛知県、専業主婦)

(46歳、東京都、技能工・運輸・設備関連(生産・製造・運輸・警備・農林他))
お金を要求してくるクレクレママには要注意!
他人からお金を要求されることなんてなかなかないと思っていたら……「お金をクレクレされた」という声、かなり多いです。少額でも、お金のやりとりはきっちりしておきたいですね。

(34歳、愛知県、その他技術職(医薬・食品・化学・素材他))

(33歳、東京都、営業関連(営業・MR・人材・コールセンター他))
ベビーグッズを「クレクレ」しまくる妊婦にげっそり……
もうすぐ赤ちゃんが産まれる!となると、あれこれ用意してあげたくなるのが母心。とはいえ、人のものをしつこく欲しがったり、無理やり持っていくのは、ちょっと正当化できませんよね。

(44歳、神奈川県、フリーター(アルバイト))

(48歳、神奈川県、専業主婦)
当然のように車に乗せて「クレクレ」、どうなの?
子どもの送り迎えや買い出しなどで、ママ友同士、ちょっと乗せてあげたりもらったりするのが珍しくないエリアは多いです。でも、毎回、一方的に乗せて「クレクレ」されるのは、ちょっと……ね?

(41歳、三重県、フリーター(アルバイト))

(45歳、滋賀県、事務・企画・経営関連(マーケティング・経理・企画・経営他))
あげてもいいけど、そのもらい方はちょっと……
ものあげること、頼まれたことをすること自体がイヤなわけじゃなくても、「クレクレ」しておいて、その態度はないでしょ! という例もありました。

(39歳、滋賀県、専業主婦)

(34歳、京都府、専門サービス関連(医療・福祉・教師・インストラクター他))

「貸して」と言うから貸したら、二度と返ってこなかったし……
(49歳、兵庫県、専業主婦)

(49歳、大阪府、事務・企画・経営関連(マーケティング・経理・企画・経営他))
毎回、当然の顔して「クレクレ」は勘弁して!
一度や二度ならどうということはなくても、毎回、当然のように「クレクレ」されると、うんざりしますよね。

(30歳、三重県、その他)

(47歳、愛媛県、専業主婦)
まとめ 「クレクレ」トラブルを避けるための3原則
「クレクレ」ママによるトラブルの実例を見てきました。
「クレクレ」トラブルのモトとなるのは、「お金」や「高級品」のように、他人に要求するのはそもそも論外というものもありますが、「お菓子」「洋服」「車(に乗せる)」など、相手に常識があってタイミングがよければ、快く差し出せそうなものも多いことがわかります。
あげるほうは不要なものを手放せて(あるいはほとんど手間や負担がなく)、もらうほうは必要なものをゲットできて、Win-Winの関係になるか、「クレクレ」トラブルになるか。そのちがいは、
① お金や高価すぎるものはそもそも欲しがらない
② しつこく欲しがることはしない
③ 一方的にもらうばかりの関係にならない
この3点にありそう。
逆にいえば、この3点を踏み越えてくる常識知らずの相手とは、ちょっと距離をとることで、「クレクレ」トラブルに巻き込まれることを、未然に防げそうですね。
◆アンケート情報
調査時期:2020年12月21日-22日
調査対象:マイナビニュース会員、子どものいる女性
調査数:274名
調査方法:インターネットログイン式アンケート
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(漫画:ひらたともみ/文・構成:マイナビウーマン子育て編集部)