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2021年01月10日 10:49 更新

【トマトの冷凍】は超便利! 保存方法と活用法を紹介

トマトを冷凍すると、使いたいときに使えてとっても便利。さらに加熱料理にぴったりのメリットがたくさんあるんです。冷凍庫にストックしておくと、時短メニューも増えておすすめですよ!

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

旬の野菜は価格も安く栄養満点なうえ、おいしさも格別。「お買い得になっているから」と箱買いしたものの、消費できなくて困ったことはありませんか?

我が家は子どもの人数が多いため、購入した食料品はみるみる消費されるものの、それでも食べそびれて鮮度が損なわれてしまうこともあります。特に完熟した食材は傷むのも早いので、できるだけ新鮮なうちに味わったほうがいいですよね。

トマト

長雨が続いた影響で、割れてしまった完熟トマトを箱いっぱいにいただいたときは、とても食べきれないので、さまざまな方法で保存しました。すぐに食べきれない分は加工したりもしますが、冷凍すると長期保存も可能となります。特に、時間がないときには冷凍するのが手軽です。単に保存期間が長くなるだけでなく、調理しやすくなったり、旨みが増したりと冷凍にはメリットがたくさん! 今回はトマトの冷凍保存の仕方と、活用方法についてご紹介していきます。

冷凍トマトのメリット

Lazy dummy

そのまま食べられて手間のかからないトマトは、便利な野菜です。残念ながら、冷凍すると食感が変わりますが、加熱料理には適した状態になります。どんなメリットがあるのかピックアップしてみましょう♪

保存期間が長くなる

Lazy dummy

冷凍する最大のメリットは保存期間の延長です。完熟したトマトはどんどん柔らかくなって痛んできてしまいますが、冷凍することで1か月程度は保存可能となります。慌てて食べなくても、使いたいときに冷凍庫から出して調理できるようになります。

崩れやすくなる

Lazy dummy

水分の多いトマトは解凍すると、ほとんど崩れてしまいます。しかしこの特徴が、煮込み料理に使うときに役立ちます。すぐに煮崩れて溶けていくので、切ったり潰したりする手間が省けますよ。形を残したい場合は、加熱時間を短めにしましょう。

皮が剥きやすい

Lazy dummy

トマトの皮を湯剥きするのはちょっと手間ですよね。トマトを冷凍すると、実が崩れやすくなっているものの、皮は固いので解凍するとペロンとむけます。わざわざ湯剥きしなくても、加熱時に自然とはがれてくれるんです。

冷凍トマトの保存の仕方

丸ごと

冷凍トマト

トマトを冷凍するときには、料理するときのことを想像して、使いやすい形にすることがポイントです。

煮込み料理に使う場合は、煮込むときに崩れるため丸ごと冷凍しても大丈夫。ただし、ヘタやその付近の硬い芯は取り除いておく方が使いやすいです。また丸ごとだと、煮込んだときに皮も大きくはがれるので、取り除きやすいというメリットも。

丸ごと冷凍する場合は、フリーザーバッグに入れて、空気をできるだけ抜いて口を閉じ、冷凍庫へ。ただし、大きければ凍るまで時間がかかり、場所も取ります。急冷凍できるように、バットにのせて冷凍庫に入れるのがおすすめです。

カットしてから冷凍

Lazy dummy

炒めたり、焼いたりする場合は、カットしてあるほうが調理しやすくなります。また、煮込み料理でも短時間に完成させたい場合はカットしてあるほうが早く火が通ります。カットの仕方は料理や調理方法に合わせてから行うと、すぐに使えて便利ですよ。

ソースにしてから冷凍

トマトソース 冷凍

ちょっと時間に余裕があるときには、ソースにしてから冷凍しておくと時短になります。水分を飛ばして煮詰めているので、トマト自体の量がかなり減り、省スペースで保存できるようになります。また、旨みが凝縮しているので、濃厚なトマトのおいしさを味わえますよ。いっぺんにまとめて作って冷凍すれば、使いたいときに濃厚なトマトソースを少量からでも使うことができます。

トマトソース 冷凍

冷凍するときには、フリーザーバッグに入れて平らにして冷凍庫へ。空気を抜いて閉じ、薄く平らにしてバットの上に置いて急冷凍します。上の写真では、使いやすいように箸でくぼみをつけて冷凍しましたが、実際には凝縮した濃厚なソースだと、水分をかなり飛ばしているのでカチコチに凍らず、手で使いたいだけポキッと折って取り出すことが可能です。

下味冷凍キットにして冷凍

トマト冷凍

トマト煮やミネストローネなど、トマトだけでなく、ほかの食材もカットして一緒に冷凍すれば便利な料理キットができます。調味料も混ぜておくと下味もしっかり入り、短時間で完成します。

冷凍トマト活用方法とレシピ

トマトのガーリックソテー

トマト料理 トマトガーリックソテー

トマトは加熱すると甘味が増して、生食とは違った味わいになりますよね。トマトの甘みをそのまま楽しみたいなら、シンプルにソテーにするのがおすすめです。輪切りにカットして冷凍しておけば、凍ったままフライパンにのせてすぐに完成します。ササッと焼いただけで、トロトロで甘いトマトソテーができます。

【材料 1人分】
・オリーブ油…大さじ1
・にんにく…1片
・冷凍輪切りトマト…1個分
・塩…1~2つまみ
・パセリやブラックペッパー…お好みで

【作り方】
①フライパンにオリーブ油を入れ、みじん切りにしたにんにくを炒める。
②①に冷凍トマトを入れて、両面を焼く。
③塩、パセリ、ブラックペッパーを振りかけて完成。

イカのトマトのバター醤油炒め

トマト料理 イカのトマト煮

普段はトマト缶で作っているような料理は、冷凍トマトで代用してもOK! 鶏肉やイカなどは、トマトとの相性抜群です。イカの下処理がちょっと面倒……という場合は、下処理済みの冷凍イカもあります。カット済みのものもあるので、それを使えばラクチン♪ ごみの処理もなく片付けも楽です。

【材料 2人分】
・イカ…2杯
・玉ねぎ…1/2個
・にんにく…1片
・オリーブ油…小さじ1
・冷凍トマト…2個分
・バター…10g
・醤油…大さじ1

【作り方】
①イカの下処理、カットをする。イカの胴とワタをはがして抜き、軟骨も引き抜く。目の下で切り落とし、くちばしも取り除く。胴は1cm幅の輪切りにし、足は2~3本ずつに切る。
②玉ねぎは薄切り、にんにくはみじん切りにする。
③フライパンにオリーブ油とにんにくを入れ、香りが出るまで炒める。
④冷凍トマト、玉ねぎを加えて炒める。
⑤玉ねぎに火が通ったら①のイカを加えて手早く炒め、バターと醤油を加えて煮からめる。

イカは加熱し過ぎると硬くなるので、手早く仕上げるようにしましょう。冷凍トマトは、丸ごとでもカットしたものでも大丈夫です。皮はお好みで取り除いてください。

ミートソース

トマト料理 ミートソース

ミートソースは手間と時間が少しかかるので、作れるときにまとめて作っておくと重宝します。しっかり煮詰めれば、冷蔵庫で1カ月程度保存可能。いろいろな料理に活用できます。

【材料 作りやすい量】
・玉ねぎ…1個
・にんじん…1/2本
・セロリ… 1/2本
・にんにく…1片
・ひき肉…200g
・水…200ml
・冷凍トマト…3~4個分
・ソース…大さじ5
・固形コンソメ…1個

【作り方】
①玉ねぎ、にんじん、セロリ、にんにくをみじん切りにし、ひき肉と一緒に炒める。
②水、冷凍トマト、ソース、固形コンソメを加えて、水分があまり残らない程度まで煮詰める。

しいたけやマッシュルームなどのきのこを入れてもおいしいです。トマトの大きさや水分量で変わってくるので、味が足りない場合はケチャップを加えて調えてください。

コテージパイ

トマト料理 コテージパイ

ミートソースにマッシュポテトをのせて、パン粉を振りかけてオーブンで焼くだけ。ミートソースとマッシュポテトの相性抜群です。

ラザニア

トマト料理 ラザニア

ラザニアパスタの間にミートソースとホワイトソース、チーズを順番に挟んで重ねて焼けばラザニアに。ラザニアパスタがなければ、マカロニで代用してもOK!

トマトバジルソース

トマト料理 トマトバジルソース

活用方法が幅広く、メインのソースにも隠し味にも使えるのがトマトバジルソース。トマトの旨みを凝縮した濃厚ソースです。冷蔵でも1カ月程度保存可能ですが、冷凍は数カ月大丈夫。ストックしておくと使いやすいです。ソースにしてから冷凍しても、冷凍トマトを使って作っても、どちらでもOK。

【材料 作りやすい量】
・オリーブ油…大さじ1~2
・にんにく…4~5片
・トマト…使いたいだけ
・乾燥バジル…適量
・塩…適量

トマトは10個でも20個でも。サイズにもよりますが、水分をかなり飛ばしてとろみがつくまで煮詰めます。材料はとてもシンプルで、トマトの旨みをストレートに味わえ、アレンジにも使いやすいです。トマトの量に合わせて、ほかの材料の量は調整してください。

トマト料理 トマトバジルソース

【作り方】
①鍋にオリーブ油を入れ、みじん切りにしたにんにくを炒める。
②トマトを加えてつぶしながら煮る。
③乾燥バジルと塩を加えてとろみがつくまで煮詰める。

トマトの皮は、煮詰めていくとはがれてきます。トマトをカットして使った場合は気にならなければそのままでも大丈夫ですが、丸ごと入れた場合は皮が大きいので取り除いてください。

冷めてからフリーザーバッグに詰め、空気を抜いて平らにして冷凍保存。冷凍する際に厚みがあると割りにくいので、薄くなるようにしておくと使いやすくなります。

ピザソース

トマト料理 ピザ

トマトバジルソースは、そのままピザソースとして使えます。使いたい分だけ解凍して、ピザ生地に塗ってから、トッピングやチーズをのせて焼いてください。

小あじの南蛮漬け

トマト料理 小あじのトマト南蛮漬け

意外に和食にも合います。小あじの南蛮漬けにトマトソースを加えると、トマトの酸味と旨みが加わっておいしいです。ドレッシングなどに加えても◎。

トマトパン

トマトパン

パン生地に練り込んでトマトパン♪

オムライス

トマト料理 オムライス

オムライスの味付けも、トマトバジルソースを使えばケチャップなしでも作れます。トマトの旨みがより前面に出た味になります。

トマトバターめんつゆパスタ

トマト料理 トマトパスタ

そのままパスタに絡めても十分おいしいのですが、ベーコンやバターでコクをプラス。めんつゆで仕上げれば、さらにコクが加わって止まらないおいしさに。

【材料 2人分】
・玉ねぎ…1/2個
・ベーコン…80g
・しめじ…1/3株
・トマトバジルソース…100g
・バター…20g
・めんつゆ…大さじ1
・パスタ(スパゲッティやペンネなど)…200g

トマトバジルソースはお好みで増減してください。

トマト料理 トマトパスタ

【作り方】
①玉ねぎは薄切り、ベーコンは1cm幅に切る。しめじは石づきを落とし、食べやすく割いておく。
②ベーコンをカリカリになるまで炒め、玉ねぎ、しめじを加える。
③玉ねぎに火が通ったら、トマトバジルソースを加えて炒め、バターとめんつゆを加えて仕上げる。
④ゆでたパスタに絡めて完成。

トマトのレシピは、こちらでも紹介しています。加熱するようなレシピなら、冷凍トマトに代えるだけで作ることができます。

まとめ

トマトは冷凍すると、長期保存できるようになり、使いたいときに調理できます。解凍すると水分が出て柔らかく崩れやすくなるので生食には向きませんが、火が通りやすく味も染み込みやすくなるといういい面も。加熱時間が短縮でき、皮も自然にむけるため、調理の労力が大幅に減ります。冷凍するときには、使うときに合う形にしてからフリーザーバッグに入れて冷凍し、調理するときは凍ったまますぐに加熱するようにしましょう。旨みと甘みたっぷりのトマトを無駄なく味わってくださいね♪

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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