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2023年01月17日 14:46 更新

離乳食で必要なもの&あったら便利なもの!厳選おすすめ商品も【管理栄養士監修】

離乳食のスタートは赤ちゃんの様子を見ながら決めることになりますが、おおよその離乳開始の月齢の目安は生後5~6ヶ月です。この時期までに離乳食の準備をしておきましょう。ここでは離乳食作りに備えて準備したいものをまとめました。編集部が選んだおすすめ商品もご紹介します。

あると便利な離乳食で使うものリスト

離乳食で使う必要なものをリストアップするイメージ

離乳食作りでは食材を切ったり茹でたりするだけでなく、裏ごしたり、すりつぶしたりといった調理が発生します。どんな調理道具があればいいのか、迷いますよね。そこで、離乳食作りのアイテムを「必要なもの」と「あったら便利なもの」に分けてご紹介します。離乳食作りに備えて、どんな風に作るのかもイメージしながら読んでみてくださいね。

離乳食作りに必要なもの9選

離乳食作りに必要なアイテム
■小鍋
少ない量を調理できる、ミルクパン程度の小さいものがおすすめ。蓋があると便利です。ホーローのものは保温性もあってGood。

■まな板
大人のものと同じでもOK。清潔にしてれば、大人のものと分ける必要はありませんが、茹でてから切るという工程が入るときは、別のものがあると安心でしょう。

■包丁
大人のものと同じでもOK。

■調理はさみ
大人のものと同じでもOKですが、包丁やまな板をだすのが大変なときなどにも便利ですし、大人が食べるものを切り分けるときなどにも便利です。

■計量スプーン、計量カップ
細かいグラムまでこだわる必要はありませんが、目安としてはかりたいときに使えます。

■フィーディングスプーン
赤ちゃんに食べさせるためのスプーンです。離乳食には、段階によって舌や歯ぐきの使い方を学び、ものを食べる練習をする意味もあります。フィーディングスプーンはできれば専用のものを。

家にあるもので選ぶときには、浅くて幅が狭く、先がとがっていないものがいいでしょう。赤ちゃんの口の幅よりも小さいものを選びます。また、離乳食の最初の頃はなるべく、スプーンのすくう部分が浅いものがいいでしょう。深いとなめとることができません。

フィーディングスプーンは金属製だと赤ちゃんには温度が直接つたわったり、感触にびっくりしてしまうので、熱がつたわりにくく、やわらかい素材がおすすめです

必要なものは離乳食用のスプーン

■赤ちゃんが使うスプーン、フォーク
離乳食がすすんできたら、赤ちゃんが持ちやすいベビー用もあわせて用意しておいてもいいでしょう。フォークなどは先がとがっていると危ないので、先がまるいものがいいですね。

■お皿
ベビー用食器でなくても、離乳食をあげやすいお皿があるといいでしょう。電子レンジもかけられるタイプだと、フリージングしたものをそのまま温められるので便利です。吸盤でテーブルに固定できるタイプなど、ベビー用ならではの使い勝手がいい食器もあります。

■エプロン
どうしても食べこぼしによって汚れてしまうので、エプロンはあるほうがいいでしょう。ポケットがあるもの、食器と一緒に洗えるシリコン製もいいですね。

離乳食作りにあったら便利なもの10選

離乳食作りにあったら便利なアイテム

■炊飯器でおかゆが作れるカップ
湯呑み茶碗などでも代用できますが、専用のカップは裏ごし器や計量スプーンなどが付属しているほか、目盛りがついているので使いやすくなっています。

■電子レンジでおかゆが作れるカップ
電子レンジでおかゆが作れるものもあります。耐熱容器でも作れますが、目盛りがあったりするので、計量も一緒にできるので便利です。

■シリコンスチーマー、耐熱容器
野菜やお肉、お魚などを調理したり、冷凍したものを加熱するときなどに、さっと使えて便利です。なかでもシリコンスチーマーは、容が熱くなりにくいので、忙しいときにも使いやすいでしょう。

関連記事▶ 離乳食の基本「おかゆ」いつからどう進める?鍋・電子レンジのレシピ
関連記事▶炊飯器で作る離乳食のおかゆ!容器は?保温できる?

離乳食のおかゆの裏ごし
↑裏ごし器でのおかゆの裏ごし
■裏ごし器、すり鉢、すりこぎ、おろし金など
離乳食セットとして売られているものもありますが、裏ごし、すり鉢、すりこぎ、おろし金(すりおろし器)は、あるといいでしょう。

できるだけ小さめのものがいいでしょう。ごまを擦ったりと、離乳食だけではなく長く使えます。

裏ごし器などは、ブレンダーでも代用できますが、大人の食べる物からちょっとだけとりわけをしたい!とか、これだけちょっとつぶしたい!というときに便利です

離乳食のおかゆをすりつぶす
↑すり鉢でおかゆをすりつぶす様子
離乳食のきゅうりをすりおろす
↑きゅうりをすりおろす様子

■ハンドブレンダー
裏ごししたりするのは、大変なので、ブレンダーで早く細かくできるのはおススメです。すべてペーストに近い、離乳食初期の食事はもちろんですが、後期や幼児食などになってもポタージュをつくったり、ハンバーグのタネを作ったりするのにも使えます。みじんぎりができるチョッパーもセットになっているものは、今後も長く使え、料理がぐんと楽しくラクになります。

■離乳食セット
離乳食セットは、上記の裏ごし器などが全部セットになっていますので、とても便利です。1つにまとまった離乳食セットは収納スペースもとらないのでいいですね。

電子レンジ対応のタイプなら、食材を加熱してそのまま同じ容器ですりつぶすことができます。フィーディングスプーンやおかゆポットがセットされているタイプもあります。

■マグ
はじめはスプーンでお茶や水などを飲ませますが、月齢があがると少しずつ口をすぼめることができるようになり、コップで飲めるようになっていきます。ただ、まだまだこぼしやすい時期でもあるので、スパウトやストローマグを使ってもいいですね。

■フリージング用の小分けトレイ
離乳食は少量だけなので、多めにつくって冷凍(フリージング)しておくのが便利です。離乳食用の小分けトレイがあるといいです。製氷皿でも代用できます。製氷皿は1つの区画が15ml(大さじ1)程度になっているものも多いので、計らなくてもなんとなく量がわかりやすいのも利点ですね。

離乳食の作り置きは冷凍する


■フリージング用の保存袋
冷凍保存は効率よく離乳食を準備するための強い味方。おかゆや冷凍できる食材のほか、だしやスープなども冷凍保存できます。細かく分かれた容器で凍らせたあと、冷凍保存用の密閉できる袋に入れて冷凍保存をします。

■ベビーチェア
ベビーチェアは赤ちゃんの背中がまっすぐになり、膝が曲がって、足の裏が足板につくようすると落ち着いて食べやすくなり、口腔に意識がいきやすくなるのでおススメです。最初のうちは座るのが難しいかもしれませんが、座ることに普段から慣れておくといいですね。

そのほか

離乳食が進んで自分で食べ始めると、赤ちゃんも周りも汚れてしまいます。おしぼり、ウエットティッシュ、テーブルの下に敷くビニールシートや新聞紙など、後片付けに必要なものも考えて準備しておきましょう。

便利グッズは使用するシーンをイメージしてから

離乳食作りのサポートするパートナー

離乳食の便利グッズが本当に便利かどうかは使う人によって異なります。

必要なものは人それぞれ

ミキサー、ブレンダーは作業が楽になる反面、先輩ママ・パパの間では洗うのが手間だった、少量を作りたいので裏ごし器があれば必要なかったという意見も。離乳食以外にも使う予定があれば取り入れてもいいでしょう。

麺類などをカットする離乳食用のはさみは、外食時や取り分けの際に重宝するもの。ただ、家ではキッチンばさみで十分だったという意見も。便利グッズは各家庭で使用する機会があるか、本当に便利かを考えて選びましょう。

離乳食を始める前に知っておきたいこと

離乳食に必要なものを準備する
Lazy dummy

離乳食を開始する前に、事前準備や離乳食のおおまかな流れなどを知っておきましょう。

離乳食開始前の準備①|自分に合う離乳食の本を見つける

離乳食開始前に、離乳食に関するお気に入りの本を1冊見つけてみましょう。家庭によって料理のスタイルはそれぞれなので、参考にする本も人ぞれぞれ好みがあるでしょう。

フリージングがいい人、取り分けがいい人、毎日しっかり決まっている方が進めやすい人などもいます。お友だちの意見なども参考に、1冊でも持っていると安心ですね。

離乳食開始前の準備②|脱「泣いたらすぐ授乳」

離乳食を始める時期が近づいたら、「赤ちゃんが泣いたらすぐに授乳」というだけではなく、泣いている理由を探ってみましょう。

お腹が空いて泣いている以外にも、気分転換が必要だったり、オムツが気持ち悪かったり、暑かったり寒かったりなど、いろいろな理由で赤ちゃんは泣くものです。授乳をすると赤ちゃんは泣き止みやすいものですが、そうすると本当に空腹で泣いているサインを見逃してしまいます。

空腹なタイミングが離乳食開始後の「食事の時間」になっていきますので、まずは泣いている理由を考えてみましょう。

離乳食の進め方とポイント

離乳食は段階に合わせて食べやすく調理したものを与えます。

■おかゆはトロトロのつぶしがゆから

おかゆは、なめらかなトロトロの「つぶしがゆ」から始め、慣れたら粗つぶし、それからつぶさないままにして、軟飯へと移行していきます。

離乳食の開始はまずおかゆから

■野菜なども最初は裏ごしを

野菜や魚・肉などは、最初は裏ごしなどでなめらかな形状にして、次第に粗くきざんでいきます。赤ちゃんは離乳中期(生後7~8ヶ月ごろ)に入ると、口の中でつぶした食べ物を舌でひとつにまとめる動きを覚えていきます。このころには、飲み込みやすいように「とろみ」をつけることも必要です。

離乳食の初期は野菜の裏ごし

■序盤は調味料不要

離乳初期では調味料による味付けは不要です。離乳食が進むにつれて塩、砂糖、しょうゆ、みそなどを使用するレシピがでてきますが、素材の味を生かした薄味を心がけます。素材の味だけだと食べない場合は、だし汁で煮ると野菜のえぐみなどが減って食べやすくなるので、様子をみて試してみてもいいでしょう。

初期の離乳食には調味は不必要

■衛生には十分注意を

赤ちゃんは細菌への抵抗力が弱いので、離乳食作りの際は衛生に気をつかいましょう。手や食材、食器、調理器具はよく洗って清潔に保ってください。

離乳食の進め方についてもっと詳しく知りたいときは、下記も参考にしてください。

▶離乳食初期(生後5〜6ヶ月 ごっくん期)の進め方
▶離乳食中期(生後7ヶ月・8ヶ月ごろ)の進め方は?モグモグ期(離乳中期)の量とかたさ
▶離乳食後期(生後9ヶ月・10ヶ月・11ヶ月ごろ)の進め方は?カミカミ期の量とかたさ
▶離乳食完了期の進め方は?開始の目安・食材ごとの調理法

まとめ

「時間があるときに作り置きをする」「大人の分から取り分けながら作る」など、離乳食の作り方は家庭によってさまざま。また、「便利なものならぜひ使いたい」「なるべく今あるもので済ませたい」などアイテムへの考え方もそれぞれでしょう。

現在、キッチンにどのぐらいの調理アイテムがあるかによっても必要なものが変わってきます。先輩ママ・パパなどのアドバイスも受けながら、自分のスタイルに合うようにそろえましょう。

裏ごし、すり潰すという手間がかかりますし、一時的だけではなく、すりごまにして豆腐を裏ごして白和えにするなど、習慣づければ、意外とその後も使うことができたりもします。使い勝手がいいものを選んで離乳食作りを楽しんでくださいね。

(文:佐藤華奈子、監修:川口由美子 先生)

※画像はイメージです

ママ編集者オススメ! 離乳食アイテム7選

ここからは、マイナビ子育て編集部のママ編集者が選んだ「オススメ離乳食アイテム」をご紹介します。

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