ブーツのニオイ問題は解決できる!? 原因を知って徹底対策
寒い季節に履く機会の増えるブーツ。心配なニオイ対策、みなさんはされていますか? ニオイの発生する原因と、その解決方法をピックアップしました。
こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。
寒い季節には防寒に優れたブーツが強い味方。防水加工をしてある商品も多く、雨や雪の多い地域ではないと困りますよね。ファッション性の高いものも多いので、この季節にできるファッションとしても楽しみです。
暖かく、防寒、防水などに優れた便利なブーツですが、気になることがニオイについて。特に、ブーツを脱ぐような場所に急に行くことになったりすると心配になりますよね。ブーツには切っても切り離せないニオイ問題、どうして起こるのでしょうか?
ブーツのニオイの原因は?
ブーツのニオイの原因となっているのは、雑菌。この雑菌が増えることでニオイが発生してしまいます。ブーツは、ニオイの原因となる雑菌が増殖する条件が揃ってしまうため、悪臭が発生しやすい場所となります。
雑菌が増える条件1 高温
雑菌は温かい場所が好き。寒いところではあまり増えませんが、冬でも密閉性が高いブーツは足の体温で温かい場所となってしまいます。しかも密閉性が高いということは通気性もない状態なので、温められた空気が逃げず、履いている間はそのような状態がずっと続きます。防寒の面では優れている特性ですが、雑菌にとっては繁殖しやすい状況になってしまいます。
雑菌が増える条件2 多湿
雑菌が増える2つ目の条件は、湿度。乾燥している状態よりも、多湿の状態の方を好み、より増殖します。防寒に優れたブーツは熱も逃げないため、履き続けていると汗をかきますよね。普段でも足裏は意外と汗をかく場所なのですが、ブーツを履いているときは冬でもたくさんの汗をかく状況に。また、雨や雪の多い地域はブーツ自体が濡れて湿っぽくなってしまいがちです。
雑菌が増える条件3 雑菌のエサ
雑菌が増えるためには、エサとなるものが必要です。実は足裏の汗や皮脂はもちろん、角質までもが雑菌のエサとなってしまいます。
このように雑菌が増殖する3つの条件が揃うブーツは、ニオイが発生するのは仕方がない場所と言えます。このままでは心配でブーツを履けなくなってしまうかも!? 安心して楽しめるように、対策をしてみましょう。
ブーツのニオイ対策1 除湿&脱臭
陰干し
まずは、湿度を下げるのが簡単な方法です。使用後は、湿気の多い場所に置かないようにすることも意識するといいかもしれません。使わないときは、陰干しして湿気を飛ばしましょう。ニオイ成分は水に溶け込んで漂うため、湿気を抑えることで脱臭効果も期待できます。
ドライヤー
急いでいるときは、ドライヤーの風を当てて乾燥させることもできます。ブーツの素材によっては熱風を当てると痛む場合もあるので、冷風を当てるようにしましょう。
新聞紙
新聞紙は普通の紙より表面がざらざらしているため、湿気を吸いやすい素材です。お掃除や湿気取りとして、押し入れや棚に敷いている方もいるのではないでしょうか。
ぐしゃぐしゃっと丸めてブーツの中に入れれば、中の湿気を吸ってくれます。また、新聞のインクは殺菌効果もあると言われているので一石二鳥。脱臭効果も期待できますよ。
乾燥材
市販の乾燥剤などが手軽でおすすめ。ブーツに入れやすいコンパクトなものも多く、使いやすいですよ。
木炭
湿度の調整剤としても活用される、木炭。湿気の多い水回りや玄関に置いて。活用されている方もいますよね。ブーツの湿気取りにも、もちろん活用できます。玄関や下駄箱に置いて湿度コントロールしたり、ブーツの中に差し込んで直接湿気を取ったりすることもできます。
珪藻土アイテム
吸水性の高さで注目される珪藻土。バスマットが有名ですが、ブーツのニオイ対策にもおすすめ。靴に使うための商品もあるので、便利です。
ブーツのニオイ対策2 除菌&抗菌
除菌スプレー
次は雑菌が増えるのを抑えたり、除菌したりする方法です。さまざまなメーカーから除菌スプレーが販売されているので、それを夜のうちにかけておけば朝にはスッキリ。手早く除菌できるので、外出時でも使えます。ブーツを履く季節には、カバンにひとつ入れておくといいかもしれませんね。
エッセンシャルオイル(精油)
エッセンシャルオイル(精油)は天然100%の油ですが、植物が生きていくうえで自分を守るために殺菌作用や抗菌作用のある成分が含まれていることがあります。そのため、菌を抑えたり、殺菌作用ができたりするものも多いので、活用できます。エッセンシャルオイルをたらした新聞紙やティッシュをブーツの中に入れて置いたり、スプレーにして吹きかけたりして使えます。香りももちろん楽しめるので、好きな香りのエッセンシャルオイルを選んでください。
天然100%ではない、香りを楽しむだけのアロマオイルにはこの有効成分が含まれていないので、殺菌や抗菌はできません。香りをつけることはできますが、悪臭のもとが残ったままの状態で香りをつけることになるので注意。
ブーツのニオイ対策3 中和&分解
重曹
吸湿効果がある重曹は、湿気取りの効果もありますがそれだけではありません。雑菌のエサとなる汗や皮脂、角質などは酸性のものですが、アルカリ性の重曹によって中和することができます。汚れが落としやすくなったり、酸性のニオイ自体が中和して消臭できたりします。容器に重曹を入れて下駄箱やブーツの近くに置いたり、使わなくなった靴下に重曹を入れてシューキーパーを作ったりしても◎。重曹スプレーを作って吹きかける方法もできます。
十円玉
10円玉は銅で作られていますが、銅は水と反応して銅イオンが発生します。この銅イオンが雑菌を分解する働きがあるのでニオイが減るというわけです。湿気の多いブーツでは銅イオンが発生しやすい環境でもあるので、使用後すぐに入れると効果的。
ブーツのニオイ対策4 ブーツの手入れ
続けて履かない
ブーツを続けて履くと、それだけ雑菌の繁殖がどんどん進んでしまいます。毎日同じブーツを履かないようにし、数日置くのが理想的。
汚れを落とす
汚れがついたままだと、やはり雑菌が繁殖しやすくなります。定期的にお手入れをして清潔にしましょう。
インソールを交換する
ブーツの素材はスニーカーのようにじゃぶじゃぶ洗うのが難しいことも多いので、どうやってきれいにしたらいいの?と疑問に思いますよね。特に内側に雑菌が増えてくるので、水洗いしにくいブーツは困ります。簡単で効果的な方法は中のインソールを交換すること。特にこの部分に雑菌が付きやすいので、定期的に交換することでリセットできます。また、インソールだけなら洗いやすいので、洗い代え用にあるといいですね。
ブーツのニオイ対策5 足のケア
足の手入れ
根本的なニオイ対策は、足自体を清潔にすることです。入浴時は指の間もしっかり洗うようにしましょう。また意外と臭いが発生しやすいのが、爪のすき間にたまった汚れ。こまめに爪を切って、ニオイを元から減らします。
通気性のいい履物に代える
どんなに足をきれいにしても、蒸れた状態に長時間置けば汗もかくのでニオイは発生してしまいます。仕事中にオフィスで過ごすときは通気性のいいサンダルに履き替えるなどして、蒸れた状態に長時間しないことも大切です。
靴下
通気性の低い厚手のタイツを履く機会の多い冬場ですが、そこにブーツを履くと二重に蒸れる状況となります。ニオイを減らしたいなら、吸水性のある靴下を履く方がニオイは抑えられます。特に、5本指の靴下は指の間まで蒸れるのを防いでくれるので、さらに防臭効果は高くなります。タイツを履くなら、抗菌加工をしてあるものだと雑菌の繁殖を抑えてくれるのでおすすめです。
まとめ
寒い季節は温かいブーツを履く機会も増えますが、ブーツを脱ぐときにニオイが心配ですよね。ニオイの原因は雑菌の繁殖なので、ブーツをそのまま履いていると雑菌が喜ぶ環境ができてしまいます。ブーツが湿気を含んだままにならないように乾燥させ、除菌や殺菌、抗菌効果の高いアイテムを活用することでニオイは軽減します。また、ブーツや足を清潔にすることなど、できる対策はたくさんあるので試してみてください。