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2020年11月17日 17:00 更新

【働くママ調査】夫婦一緒に子育てできてると思う? ママの本音とは

「子育ては女性の仕事」という価値観は、とうの昔! 女性も働くのが当たり前の時代、「夫婦で子育て」はスタンダードな考え方です。子育て中の共働き家庭で、この新常識はどのくらい浸透しているのでしょうか。ママの生活実感をアンケート結果から探ってみましょう。

(イラスト:まちこ @achiachiachico

「夫婦一緒に子育てができている」と感じていますか?

働くママたちに、「夫婦一緒に子育てができていると感じるか」を尋ねたところ、約6割が「感じている」、約4割が「感じていない」という結果になりました。半数以上が、パパと協力して子育てをしている実感があるようですが、「まだまだワンオペ……」と感じているママも少なくないようです。

では実際に、ママたちがその回答を選択した理由を見ていきましょう。

「感じている」と回答した人の意見

夫が育児に参加してくれるから

完璧とはいかないまでも、主体的に育児参加してくれるパパが増えてきているようです。パパが日常的なお世話を担当してくれると、「夫婦で一緒に子育てしている」という実感がわきますね。単なる「お手伝い」ではなく、子どもの生活に責任を持って参加してくれるパパが増えていくと、ママの負担も軽くなります。日ごろの苦労をともにすることで、夫婦の絆も深まってくるのではないでしょうか。

夫が子どもとよく遊んでくれるから

パパが子どもといっしょに遊んでくれることも、「一緒に育児をしている」実感が強くなる要因のひとつです。ポイントはやはり、「主体的に動いてくれるかどうか」という点。はじめはママに頼まれて子どもと遊んでくれていたパパも、子どもがなついてくれたり、笑顔をみせてくれたり、楽しい時間を過ごしたりすることで、だんだんと愛着が深まっていきます。「何をしていいかわからない」というパパは、まず子どもと一緒にお散歩に行くなど、ママ抜きで子どもと過ごす時間を作ってみてほしいですね。

自分の気持ちをしっかり伝えているから

仕事が忙しかったり、単身赴任だったり、日常的に育児にかかわることが難しいパパもいるかと思います。そんなときでも、育児の悩みや喜びを共有できていれば、「夫婦で子育て」の感覚を持つことができるようです。習い事の選択や、育児の方針など、子どもの成長にかかわることについては、夫婦で相談して決めたいですね。親の責任を一緒に担ってくれるように、まずは自分の気持ちを伝えることが「夫婦で育児」の第一歩なのかもしれません。パパもなるべくママの話を聞いてほしいですね。

「感じていない」と回答した人の意見

夫の仕事が忙しすぎるから

夫婦で子育てしていると感じられない主な原因は、「夫の不在」です。仕事が忙しすぎて家にいる時間が物理的に少ない場合、どうしても一体感は薄れがちになります。子どもが起きる前に出社、寝てから帰宅という毎日では、「夫婦で育児」を実践するのは難しいでしょう。絶対的に時間が足りない場合は、“関わりの質”を上げていくしかありません。子育てにはお金も必要なので、仕事をおろそかにするわけにもいかず、悩ましい問題です。

夫の育児参加意識が低いから

そもそも育児に対するパパの意識が低いと、ワンオペ育児になってしまいます。ひとりで育児をしなければならないというプレッシャーや孤独感は、ママにとってとても辛いことです。子どもを持つという選択は、夫婦2人で決めたことのはず。パパにも育児を自分ごととしてとらえてほしいですね。まずは、ママが今どんなことがつらくて、何に困っているか、どうしてほしいかを共有したり、「お皿を洗う間、子どもに絵本を読んでもらえる?」といった具体的で小さなお願いからはじめたりして、どんどんパパも育児に巻き込んでいきましょう。

まとめ

夫婦一緒に子育てできているかどうかは、外部の人には判断できません。客観的にできているかどうかが問題ではなく、大事なのはお互いの体感です。人から見て、ほんのすこしの参加だったとしても、お互いが納得して満足していれば、ママの気持ちも安らぎます。パパに何を期待しているのか、具体的に言葉にしたほうが、理解してもらいやすいかもしれません。

マイナビ子育て調べ
調査日時:2020年9月8日~9月13日
調査人数:133人(22歳~40代までのプレママ・ママ)

(マイナビ子育て編集部)

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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