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2021年01月12日 08:30 更新

【賛成?反対?】男性の育児休暇、どう思う?

男性の国会議員が育児休暇を取るかどうか、という話題がニュースになったことを覚えていますか? 育児休暇取得は、男性にも女性にも平等に与えられた権利です。とはいえ、日本社会では、男性の育児休暇はまだまだ一般的ではありません。働くママはどのように考えているのでしょうか?

(イラスト:mico Ꮚ•ꈊ•Ꮚ @gogo_aokun

働くママとして、男性育休について賛成ですか?

男性の育児休暇についての賛成かどうかを聞いてみると、「賛成」が74%、「賛成じゃない」が15%、「その他」が11%という結果になりました。賛成派が7割を超え、ママたちの大多数が男性の育児休暇取得について、肯定的に考えているようです。

では、どうしてそういった意見を選択したのか、具体的な意見を見てみましょう。

「賛成」と回答した人の意見

子どもは2人で育てたい!

近年、「ワンオペ育児」の弊害が広く認知されるようになりました。アンケートにも、「子どもはひとりで育てるものではない」「夫婦で子育てをがんばりたい」から賛成、という意見が多く見られました。夫は仕事、妻は家庭、という価値観は古い考え方になりつつあります。育児休暇は、これから20年近く続く子育ての大事なスタートです。協力関係を築くには、はじめが肝心と言えるでしょう。

パパにも、子育ての大変さをわかってほしい

子育ての大変さは、体験してみないとなかなか実感できないものです。また、短い時間しか関わっていない場合、全体像を把握することは難しいでしょう。育児休暇は、24時間、子どもと一緒に暮らし、お世話をするいい機会です。子育てを母親にまかせっきりにさせないためにも、男性の育児休暇取得に賛成、という意見が聞かれました。育児休暇をきっかけに、男性にも「わかるわかる」という共感の気持ちを持ってほしいですね。

パパにも、日々の子どもの成長を感じてほしい

育児は、大変なことばかりではありません。赤ちゃんがはじめて笑ったり、げっぷをしたり、日々の成長を間近で見られることは大きな喜びでもあります。育児休暇は義務ではなく、与えられた権利であり、ごほうびだと考えてもよいのではないでしょうか。子どもは日々成長します。育児休暇は、赤ちゃんを抱っこしたり、写真を撮ってあげたり、楽しい時間を夫婦で共有できる貴重な期間になるでしょう。

「賛成じゃない」と回答した人の意見

Lazy dummy

本当に育児してくれるか不安

一方、男性の育児休暇取得には賛成ではないママもいます。理由は、男性が本気で育児参加してくれるかどうか不安だから。特に、ママと同時に育児休暇を取得すると、気分はゆるみがち。「最後はママが面倒を見てくれる」と思ってしまう男性もいるでしょう。ママの産後8週間以内に育休をとってもらった場合、あとから2回目の育児休暇申請ができるという制度もあります。上手に利用して、ママの職場復帰時にパパに育児を任せてみてはどうでしょうか?

「そのほか」と回答した人の意見

ケースバイケースで判断が必要

完全な育児休暇だけではなく、時短勤務や残業制限など、育児と仕事の両立支援は男性も利用できます。これは法律で認められた権利で、「うちの会社にはそうした制度がない」という場合でも、申請すれば本来は認めてもらうことができます。男性の育児休暇取得率が低い日本社会でも、時短勤務なら抵抗感が薄いかもしれません。パパが積極的に「育児休暇をとりたい!」と考えているご家庭なら、チャレンジする価値はありそうです。

まとめ

令和元年度の厚生労働省の「雇用均等基本調査」によると、女性の8割が育児休暇を取得する一方で、男性の育児休暇取得率は全体の1割にも満たないという調査結果が発表されました。働くママの間でも、賛成派と慎重派にわかれ、さまざまな意見が挙がりました。ただ、取得した男性は「とても貴重な体験だった」として、その後の育児参加にも積極的になる方が多いようです。妊娠中から、育児休暇取得について話し合ってみてはいかがでしょうか?

マイナビ子育て調べ
調査日時:2020年9月8日~9月13日
調査人数:133人(22歳~40代までのプレママ・ママ)

(マイナビ子育て編集部)

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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