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2021年02月19日 16:00 更新

ダイソーのパーツで、キャスター付きジョイントラックを作ってみよう!

ダイソーには、自由に組み合わせて簡単にラックが作れるパーツがそろっています。どんなパーツがあって、どんなものが作れるのか、実際に作ってみました。想像以上に手軽で、短時間に完成してしまうので、DIY初心者でも大丈夫!

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

家の中を片付けるうえで重要な、収納。どこにどれだけ、どんなふうに片付けるかは、常に大きなミッションとなります。家族の人数が増えればそれだけものも増え、収納スペースを確保することは大変になってきます。

「この場所に、このサイズの収納アイテムがあったらちょうどいいのだけれど、なかなか見つからない」。そんなことはよくありますよね。その収納を探すために費やす時間や労力は、かなりのもの。それならば、欲しいサイズの収納アイテムを自作したほうが早いかもしれません。

でも、「費用もスキルも大丈夫かしら?」と思ったら、ダイソーの「ジョイントラック」のパーツを組み合わせて作ってみてはどうでしょうか? 想像以上に簡単に収納アイテムを作ることができるので、初心者でも心配ありません♪

ダイソー「ジョイントラック」のパーツの種類

ダイソー ジョイントラック

ダイソーのジョイントラック用のパーツは、必要なものがそろっています。サイズも選べるので、組み合わせ次第でさまざまな形に作ることができます。このスペースにこんなラックが欲しい、という希望に合ったものを、自分の手で組み立てることが可能に。

ではどんなパーツがあるのか、順に紹介していきましょう!

ダイソー ジョイントラック

ジョイントラック用の棚は、フラット状になるものとバスケット状のもの、そして乗せたものが落ちないように転び止めがある棚があります。

■フラット棚
30cm×15cm 100円
30cm×30cm 300円
40cm×25cm 300円
45cm×20cm 300円
45cm×25cm 300円

■転び止め棚
40cm×25cm×2.3cm 300円
45cm×25cm×2.3cm 300円

■バスケット棚
40cm×25cm×6.5cm 300円
45cm×20cm×6.5cm 300円
45cm×25cm×6.5cm 300円

一番小さな棚以外は、300円商品となっています。さすがに100円ではありませんが、しっかりした作りで安心感があります。素材は鉄(クロームメッキ)なので、硬く強度があります。クロームメッキ加工されているため、錆にくく、扱いやすい素材となっています。あとは、持ってみるとわかるのですが、見た目以上に軽いんです。扱いやすく、特に女性でも簡単に持ち運びできるので、手軽に取り入れることができる大きな理由となっているのではないでしょうか。

ダイソー ジョイントラック

どの棚も格子状で、角にはポールを通すための穴があります。どんなふうに組み立てられるのか、DIY初心者には想像しにくいですが、ひと目でわかるように使用例がプリントされています。これでぐっとイメージしやすくなりますよね。

ダイソー ジョイントラック

さらに親切なことに、プリントされているイラスト例を作るために必要なパーツの量や道具も! すごくわかりやすい!

ポール

ダイソー ジョイントラック

棚はポールに取り付けます。このポールも、素材は鉄(クロームメッキ)。硬くてしっかりしています。

25cm(短) 100円
39cm(中) 100円
47cm(長) 100円

長さは3種類あります。

ダイソー ジョイントラック

ポールの下になる部分には、アジャスターが付いています。ねじの部分を回して、高さの微調整が可能。置く場所によっては、少しの段差がある場合もあります。そんな時はこのアジャスターが力を発揮!

延長ポール

ダイソー ジョイントラック

ポールで一番長いサイズでも、47㎝しかありません。それ以上、背の高いラックを作りたいときには、この延長ポールを使用します。素材は同じ鉄(クロームメッキ)です。

24cm 100円
38cm 100円

サイズはこちらの2種類ですが、ポールが3種類あるので、組み合わせ次第で49cm、63cm、71cm、77cm、85cmの高さにすることができます。

ダイソー ジョイントラック

ポールか延長ポールか、長さも間違えないように確認して購入してくださいね。

ダイソー ジョイントラック

右がポール、左が延長ポールです。組み立て時にはこちらの端同士を接続します。

固定部品

ダイソー ジョイントラック

棚とポールを固定するのが、こちらのパーツです。これがないと棚を固定できず、下に落ちてしまいます。すべての棚のポールが入る角で必要になるので、1段で4個必要。1袋で棚1枚分と考えればわかりやすいです。

専用キャスター

ダイソー ジョイントラック キャスター

ラックを簡単に動かせるようにしたい場合は、この専用キャスターを取り付けます。ポール1本につき1個必要なので、2袋用意します。

ジョイントラックを作る準備

ダイソー ジョイントラック

①デザインを決め、材料を揃える

いざ、ジョイントラックを作ろうと思っても、行き当たりばったりでは失敗することも。まずはどんなラックを作りたいのか、具体的にイメージすることからはじめます。置きたい場所や用途に合わせて、全体のサイズや何段にするかどうかなど決めていきます。棚と棚の間隔も決めないと、ポールのサイズも決まりません。どのサイズがどれくらい必要になるのかはっきりさせることで、材料をそろえるのもスムーズに。

材料に漏れがないか確認し、道具も用意しましょう。といっても道具はゴムか木製のハンマー、薄型スパナ(12㎜)の2点のみ。木製のハンマーがなければ、普通のハンマーにタオルを巻いて代用できます。スパナはなくても取り付けはできたので、なくてもいいくらい。

②作り方を確認しておく

次に、組み立て方の説明をひと通り読んで確認すると、作業がスムーズにできます。基本的な組み立て方は簡単ですが、初めてのときはよくわからないものです。間違えて取り付けたものを外して作り直すのはとても面倒な作業なので、作りはじめる前に手順をイメージできるようにすると、効率よく組み立てることができます。一度作ってみると、とっても簡単にできるようになりますよ。

キャスター付きジョイントラックを作ってみよう!

ダイソー ジョイントラック

今回作ることにしたのは、棚が4枚付いたちょっと背の高めのラック。1番上だけバスケット棚にし、移動できるようにキャスター付きに。


■フラットな棚 45cm×25cm×3枚
■バスケット棚 45cm×25cm×1枚
■ポール(中) 39cm×4本
■延長ポール  38cm×4本
■固定部品(4個入り)×4袋
■専用キャスター(2個入り)100円×2袋

棚は300円、そのほかは100円なので、合計2600円の材料費となりました。

①固定部品を取り付ける

ダイソー ジョイントラック

組み立て最初の作業は、固定部品を取り付けること。組み立ては下から上に向かって進めていくので、一番下の棚を付ける位置に固定部品を取り付けます。

固定部品はパカッと2つにわかれます。上の方向がわかるよう「TOP↑」の印があるので、向きを間違えないように確認し、ポールを挟みます。ポールにはよく見ると筋がついていて、固定部品の内側にはその筋にはまるようでっぱりが付けられています。

挟むときにズレていても、閉じてから上下に動かしてみれば、カチッと音が鳴ってはまり、しっかり固定されます。これがちゃんとはまっていないと動いてしまうので、固定できたかどうか1つひとつ確認してから次の作業に移りましょう。

②棚を取り付ける

ダイソー ジョイントラック

次は棚を取り付けます。棚の四隅に付いた穴は、横から見ると幅が上下で少し違っています。広い方を下に向けてポールを通していきます。

ダイソー ジョイントラック

固定部品のところまでいれていきます。

ダイソー ジョイントラック

4本とも入りました! ぐっと力を入れて取り付けました。しっかり固定されて動かない様子です。

③ハンマーで叩く

ダイソー ジョイントラック

「大丈夫そう」と思っても、よりしっかり固定するためにハンマーで軽く叩いていきます。このとき、メッキが剥がれてしまったり、傷がついたりしてはいけません。当たりの優しいゴム製や木製のハンマーで四隅周辺を優しく叩くのがベスト。とはいえ、どこのお宅にもあるわけではありませんよね。我が家では金属の普通のハンマーしか見当たらなかったので、タオルを被せて叩きました。ハンマーがない場合も、代用できるものにタオルを巻いたりして叩いてみてください。

ダイソー ジョイントラック

これが叩く前。ズレたりしないように感じますが、固定部品が下から少し見えています。

ダイソー ジョイントラック

叩いたあと。しっかりハマっていて、固定部品の頭が少し見えるくらいになっています。

④2段目も同じように取り付ける

ダイソー ジョイントラック

棚の取り付け方は、以後同じです。2段目の棚を取り付けたい高さを計って、固定部品を付けていきます。

ダイソー ジョイントラック

同じ高さに固定部品を付けなくてはいけませんが、1本1本メジャーで計るのは面倒ですよね。ポールの溝は同じ間隔で付いているので、それを数えた方が簡単です。よく見ると溝の幅が狭く二重線になっている位置があります。これを目安にすると、もっと早く同じ位置がわかります。

ダイソー ジョイントラック

4カ所に固定部品を付けることができました。

ダイソー ジョイントラック

2段目も棚の取り付けができました!

⑤延長ポールを取り付ける

ダイソー ジョイントラック

3段目はポールの長さが足りないので、延長ポールを取り付けてからになります。まずはポールの端のキャップを取ります。ここに接合することができるようになっています。

ダイソー ジョイントラック

ポールの端に、延長ポールのねじを時計回りに回して取り付けます。簡単に手で回して締めることができます。

ダイソー ジョイントラック

取り付けができました。延長すると、その分不安定になって強度は弱くなるのですが、だからといってポール自体がぐらぐら緩むような感じはありません。

⑥3、4段目も同様に取り付ける

ダイソー ジョイントラック

3段目の棚、4段目のバスケット棚も同じように取り付けます。初心者でもこのくらい進むと、かなりスムーズ。

ダイソー ジョイントラック

一番上のポールの先はこのようになります。

⑦キャスターを取り付ける

ダイソー ジョイントラック

最後にキャスターを取り付けます。ポールの下部分のアジャスターを、外れるまでひたすら回します。

ダイソー ジョイントラック キャスター

けっこう長いです!

ダイソー ジョイントラック キャスター

アジャスターの代わりにキャスターを回して取り付けます。

ダイソー ジョイントラック

スパナがなくても手でできました。

ダイソー ジョイントラック

完成です~!

作業はあっという間に終わり、初めてでも30分あれば完成できるのではないでしょうか。棚の数がもっと少なければ、本当にあっという間にできあがってしまいます。

仕上がりや使用感は?

ダイソー ジョイントラック

ジョイントラックは、キャスター分の高さも合わせると約80cmの高さに仕上がりました。

ダイソー ジョイントラック

強度は思ったよりもありそうで、しっかりしています。ちなみに、組み立てた際に全体にかかる耐荷重は10kgとなっています。

ダイソー ジョイントラック

キャスターの動きはとってもスムーズで、小回りが利いて軽やか。ジョイントラック全体も軽くて、驚くほど動かしやすいです。残念ながらストッパー機能はないので、ちょっと押しただけで動いてしまうというマイナス面も。

ダイソー ジョイントラック

コスパはとっても高いのですが、棚の端部分の角の落とし方が控え目なのか、ちょっと指先に引っかかります。痛いというほどではありませんが、薄手の布など気を付けた方がいいかもしれません。

ダイソー ジョイントラック

棚の間隔と高さは、ダイソーのふた付き収納ケースとkurassoネットショップのブレッドケースを乗せたくて決めたのですが、ぴったりに仕上がりました! 特にブレッドケースは、子どもが自分で出し入れがしやすいような定位置が欲しかったので、いい感じです。軽いので、子どもが押して移動もできます。おもちゃ収納ラックとして作ってもいいですね。出したおもちゃの場所までラックを移動し、片付けることができます。

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ダイソー ジョイントラック

ダイソーのケースは、お菓子の材料や道具を入れていたのですが、スタッキングできるのがいいと思っていたら、だんだんこれが面倒になってきまして。それぞれのケースを出してすぐに開けられるようにしたいと思いましたが、このケースにぴったりの高さ、間隔のラックがちょうどあるわけでもなく……。「それなら自作しよう!」と思っても、DIY初心者にそんなものが作れるか疑問ですよね。

できます! ダイソーのジョイントラックなら。もちろんサイズの種類は限られているので、組み合わせて作れる範囲ですが、小学生でも簡単に作れる作業で、そこそこしっかりしたラックができました。

ダイソー ジョイントラック

このラックが欲しかったもうひとつの理由は、掃除のしやすさ。3つのケースを運んで掃除機をかけるのが手間だったんです。我が家では猫を2匹飼っていることもあり、隙間には埃がすぐに入り込んでしまいます。そのため、キャスター付きのラックが作れることも高ポイントでした。これで掃除の面倒がひとつ解消しました。

ダイソー ジョイントラック

ルンバを起動させるときは、ほかの場所にササ~っと移動させておけば大丈夫! お掃除のストレスが、もうひとつ解消しました。

ダイソー ジョイントラック

オープンな棚なので、ケースを使用せず、ティータイムグッズをまとめたり、湿気が苦手な木製品などを収納したりするのにもいいですね。赤ちゃんがいるご家庭では、授乳グッズやおむつなどをまとめておけば、片手しか空かなくてもキャスターがあればサッと引き寄せて取り出すことができます。ケースの代わりに、ナチュラル素材のバスケットやウッドケースでまとめるとカフェ風にも。合わせる素材を選ばないので、自由な好みで活用できるのも魅力です。

まとめ

ダイソーのジョイントラックは、種類も豊富で、作り方もとっても簡単。組み合わせ次第で、自分が作りたいサイズやデザインのラックを完成させることができます。1つひとつのパーツは大きさによって100円、300円と違いますが、しっかりして強度もあるので、かなりの高コスパ。用途や好みに合わせて作ってみてくださいね♪

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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