いつも頑張らなくても大丈夫! 専門家が勧めるハードル低めな玄関掃除
お客さまをお迎えする玄関は、「家の顔」とよく言われますね。いつもピカピカですっきりと気持ちがよい玄関でお客さまを迎えるのは確かに理想ですが、毎日しっかりと隅から隅まで掃除を行き届かせるのはなかなか難しいものです。そこで年間を通して気張らずに行える、玄関掃除のタイミングとタイル床掃除のポイントをお伝えいたします。
ご覧いただきありがとうございます。南の島でお片づけ 沖縄宮古島の整理収納アドバイザー川根礼子です。
「ただいまー!」と、自分や家族が帰ってくるとき。「いらっしゃい」と、玄関ドアを開けてお客さまをお迎えするとき。どんな玄関だったら、気持ちよく迎えることができますか?
もちろん掃除がすべて行き届いたピカピカの玄関は理想ですが、「どこもいつもちゃんとキレイ」はなかなかハードルが高くて難しいものです。
特に玄関は、毎日家族の出入りがあり、土やホコリそして手垢などで汚れが溜まりやすく、かつ面積の大きい床のタイルは汚れが目立ちやすい……。
毎日100%完璧な玄関掃除は無理でも、一年を通しての4段階の掃除法で、ほどほどキレイを保ってみましょう!
今回は、我が家で実践している玄関掃除のタイミングをお伝えいたしますね♪
ご選考になれば幸いです。
①年1回の大掃除
年1回行う大掃除のときには、玄関タイル床を徹底的に綺麗にするため、玄関の物をすべて外に出して掃除をするようにしています。最低年1回は、隅から隅までリセットしてきれいにしておくことで、そのあとも「玄関のきれいをキープし続けよう」という気持ちがわいてくる効果もあります。
玄関タイルの掃除のほかにも、靴箱から靴を出して棚板を拭いておくことも忘れずに。
どちらもなかなか頻繁にはできない場所だからこそ、時間をかけてきれいに掃除をしておきます。
こちらの地域は真冬でもそれほど寒くはないので、12月の大掃除のときにやってしまいますが、冬の玄関掃除は寒いので、気候のいい季節を選んで取り掛かってもいいですね!
家族みんなが使う玄関。ひとりで大変なときは、「大掃除」という名目で家族に協力してもらいましょう!
タイル床の掃除ポイント
タイル床は、デッキブラシなどを使わずメラミンスポンジで汚れをとっています。大き目のメラミンスポンジを水で濡らしてこするだけなので、玄関が水浸しにはならず比較的簡単です。
しつこい汚れがあるときは、中性洗剤を吹き付けたあと、メラミンスポンジでこすれば大抵のタイル汚れは落ちてくれますよ。
メラミンスポンジを使ったタイル掃除のポイント
メラミンスポンジは手軽に使えて便利なのですが、拭きあとが残りやすいのがデメリット。
それを防ぐために、メラミンスポンジで拭いたそばから吸い取りのいいマイクロファイバー製の雑巾で拭き上げ、拭きあとが残らないようにしています。
またメラミンスポンジが汚れて真っ黒のままだと、それだけ拭きあとも濃く残ってしまうので、水をいれたバケツを近くに置いておき、できるだけメラミンスポンジが白い状態で拭けるようにしておくのもポイントです。
②2~3ヶ月に一度の中掃除
年1回ベースできれいにしたあとは、できるだけそのきれいをキープするようにしていきます。
汚れに気が付いたらあと回しにせず、玄関に置いてあるウェットティッシュでサッと拭けるように、玄関のカゴの中にウェットティッシュをスタンバイ。
タイル床のほかにも、窓サッシや巾木(はばき)、靴箱の平面の上などはホコリ汚れが溜まりやすいので、手近に掃除道具があると便利です。
タイルの日々の汚れが積もって気になるころを見計らって、2~3ヶ月に一度はタイル全体をメラミンスポンジで掃除するようにしています。
③毎日の小掃除
玄関の掃除は年1回に徹底的に。
そして2、3ヶ月に一度、全体をざっくりと。
そして(できるだけ)毎日する掃除として、掃き掃除を取り入れています。
朝、靴をはいて出かける前に、サッとほうきで掃くだけの簡単掃除なので1~2分で完了!
それだけで前日の土汚れやホコリは取り除くことはできるので、帰ってきたときに気持ちよく「ただいま!」と帰ってくることができます。
毎日の掃き掃除を楽にするために、ほうきとちり取りは玄関に出しっぱなし収納がベスト。
お気に入りのアイテムを置いておけば、モチベーションがUPしますし、インテリアとして玄関のアクセントにもなりますよね♪
④時間がないときの都度掃除
どうしても掃除している時間がない! でも、もうすぐお客さまがいらっしゃる……。
そんなときは、お客さま目線での玄関掃除をおすすめします。
それは、お客さまが我が家にいらっしゃったとき、どこが目に付くのかを想像しながらの掃除法です。
たとえば「インターホン」。
そしてドアの前に立ち、視線が落とされる玄関ドアのノブ。
さらに玄関にお客さまが入られたとき、目線を「フォーカルポイント」(目を引く場所)に導けるように、好きなグリーンや雑貨などを飾る場所を設けておくと、そちらに注意が行くことになりますし、話のきっかけにもなります。
普段から、我が家に入ってくるお客さまの目線を知り、そのポイントだけをサッと掃除しておく。
ご自分がお友だちのおうちに訪問するとき、どこが目に付くのかを参考にするのもいいですね。
時間がないときの、いざという奥の手としてお役立てください。
まとめ
年間を通しての玄関掃除のタイミングをお伝えいたしましたが、いかがでしたでしょうか?
もし「毎日の掃き掃除も面倒!」と感じている方がいらっしゃったら、掃除よりも先に玄関の「お片づけ」が先かもしれません。
床に直置きしてある物が多いと、物をわざわざどかして掃除をするのも大変ですし、隙間にホコリもたまりやすくなります。「散らかっているな」「面倒だな」と感じていたら、まずはお片づけから!
そのあとは、汚れを溜め込まないよう予防掃除を心掛けて、きれいをキープしていきましょう。
今回も、最後までお読みいただきありがとうございました!