「つわりがしんどい……」こんなときどう伝える? 助産師&先輩ママに聞く! 初マタさんの夫婦コミュニケーション

「つわりがしんどい……」こんなときどう伝える? 助産師&先輩ママに聞く! 初マタさんの夫婦コミュニケーション

妊娠すると、心身ともにさまざまな変化が起こるもの。それにともなって、夫婦間のコミュニケーションについても、いろいろと変わってくることや工夫が必要なシーンが増えるかもしれません。そこで今回は、先輩ママへのアンケートと専門家への取材を実施! 妊娠中の夫婦のコミュニケーションについて聞いてみました。


清水茜 さん 助産師
<監修者プロフィール>
清水茜 さん 助産師
以前は、東京慈恵会医科大学付属病院の産科とNICUに勤務。また、地域の産婦人科病院にて、妊娠、出産、母乳育児相談、NICUにおける母乳育児指導などに携わった経験をもつ。現在は保健センターで妊婦向けの保健指導を担当。ふたりの男児のママ。

妊娠中、気持ちが不安定になるのはホルモンバランスのせい
だからこそ周囲の理解と協力が必要!

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妊娠すると女性は気持ちが不安定になることがあると思います。これは、体内のホルモンバランスが変化することが影響しているんです。

ホルモンの影響は精神面だけではありません。妊娠初期に多く分泌されるホルモンなどの影響で、「気持ち悪い」「吐いてしまう」といった“つわり”の症状に悩まされ、同時に疲れやすさや強い眠気を感じることも少なくありません。こういった体調不良によって、さらに心が落ち込みやすい状況になりがちです。

これらの体調の移り変わりは、初めて味わうものばかりで、急激な変化についていけず戸惑う人も多いでしょう。ですから、妊娠したらできるだけ早い段階で、旦那さんに「妊婦はホルモンバランスの変化で、メンタルが揺れやすい」と伝えるといいと思います。
個人差はありますが多くの人が経験するものですから、不安な気持ちをひとりで抱え込まず、周囲の人とうまく協力しあっていけるとよいですね。(清水先生)

みんなはこういうとき、どう伝えていた?
先輩ママ・パパのコミュニケーション体験談

妊娠中に訪れるさまざまなシーンで、先輩ママ・パパたちはどんなコミュニケーションを取っていたのでしょう? 99名の先輩ママへのアンケートを参考に、清水先生からアドバイスをいただきました。

つわりがしんどい......この気持ちをパパに分かってもらうには?

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【先輩たちのエピソード】

  • つわりというのは、「お酒を飲みすぎて歯も磨かずに寝た翌朝、気持ち悪さがなくならずにずっと続いてる感じ」と言ったら、「それめっちゃつらいじゃん!」と共感(?)してくれた(35歳/2歳のママさん)
  • 妊娠出産に関する本を渡して読ませた(35歳/0歳のママさん)
  • 目に見えないものの変化は伝えづらく、体調が常に悪いとき理解しようとしてくれてはいたが、なかなか難しかった(32歳/0歳のママさん)
  • 100%わかってもらえるとは思っていないので、とにかく体調や気持ちなど具体的にどうつらいか説明したうえで、何をしてほしいかはっきりとお願いした(40歳/6歳のママさん)

【清水先生のアドバイス】

どうしても男性は経験できないことなので、つわりのつらさを理解してもらうのはなかなか難しいですよね。でも、妊娠期間はできるだけストレスなく送ってほしいので、ひとりで我慢するのはよくありません。

たとえば「ぐったりするときがあるから、その場合はひとりでそっとしておいてほしい」「すごくワガママになることがあるけど、呆れずに受け止めてほしい」「自分ではなかなか言い出せないから、1日に1回は『大丈夫?』と聞いてほしい」など、状況と希望する対処を事前に伝えておくのはどうでしょうか。そうやって具体的なお願いを聞いておくと、実践しやすい男性は多いと思います。

また、妊娠すると産科や保健センターなどで妊娠や出産に関するリーフレットなどをもらうことが多いので、アンケートのコメントでもあるように、「とりあえず読んでみて」と言って渡すのもおすすめです。自分で「これだ!」と思ったWeb情報のURLを送るという人もいます。
それから、日々の状態を記録できるアプリを使って夫婦で情報共有するのもよいでしょう。妊娠出産に対する知識が旦那さん側にも増えますし、その後話をする際に、「あの冊子に書いてあったことだけど……」と伝えやすくなります。

メンタルの不調のせいで、つわりの症状を強く感じてしまうケースもあります。ちょっとした工夫で気持ちを楽にできるとよいですね。

関連リンク

≫ がんばらない、マイペースな子育て日誌「“つわり”は家族の始まり」

≫ なんとなくおかあさん「妊娠中の変化を楽しもう~前編~」

身の回りのことを手伝ってほしいとき、どのように伝える?

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【先輩たちのエピソード】

  • 察してもらおうと待つのではなく、こちらが出来る事・出来ない事を分かりやすく伝えた(34歳/0歳のママ)
  • こうしてもらえると助かると、頼りにしていることを伝えた(37歳/2歳のママ)
  • なぜそれをお願いするのか、理由もわかりやすく付けて説明した。たとえば、「おなかが重くてかがめないから、お風呂掃除をやって」など(34歳/0歳のママ)
  • やってほしいことを紙に箇条書きにして渡した(33歳/1歳のママ)

【清水先生のアドバイス】

気持ちが不安定な時は、コミュニケーションも普段よりうまくいかないものですが、そんな時こそすべてを察してもらうのではなく、「自分はどういうことに困っていて、何を助けてほしいのか」を具体的に伝えられるとベストでしょう。

女性は妊娠中、「自分の巣作り」の意識が高まり、気持ちをシャットダウンしてしまう人も少なくありません。旦那さんに直接言い出しづらい人は、前述のようにリーフレットやWebページなどを共有して理解を促してみるのがおすすめです。明確に伝える場合には、旦那さんの考えも聞いてみる、ということを意識できるとよいかもしれませんね。

コミュニケーションに正解はないですが、お互いに思いやりをもっていれば、きっとうまくいくと思います。

関連リンク

≫ 産前にパパと話しておきたい! 生まれた後の「育児」と「家事」を「見える化」しよう!

≫ なぜ言えないの? やって欲しいことをきちんと伝えた方がいい。「育児イマLABO」第3回・秋定麻紀さん

アンケート出典|2020年7月|マイナビウーマン会員にwebアンケートを実施|妊娠中・出産を経験した22~40歳の女性対象|有効回答数99件

良好な夫婦関係は育児にも影響!
お互いの信頼を深めるコミュニケーションを

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妊娠して子どもができると、ふたりだけで暮らしていたときとは違って、これからの生活を協力して作り上げていく必要が出てきます。共同作業が増えるので、情報を共有したうえで自分の意見を伝えて、相手がどう思っているかについても聞いておきたいですね。こちらの考えを言いっぱなしにするのではなく、旦那さんの考えも聞いて理解を深めることが大切です。
妊娠中にサポートしてくれた、気持ちを聞いてくれたという経験をすると、「自分にとって夫は信頼できるパートナーだ」という意識が強まるので、その後の育児もスムーズに協力しあえると思います。

妊娠中のつらいことはひとりきりで抱えずに、旦那さんに限らず友達や兄弟姉妹、親御さんなどに助けてもらいましょう。ぜひ、助産師や保健師が常駐している保健センターも頼ってくださいね。(清水先生)

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