深まるのは愛か溝か? コロナで変わった夫婦関係
コロナの影響で、夫婦関係に多かれ少なかれ変化があったご家庭が多くなっています。それぞれプラスの影響もあれば、マイナスの影響もあり、悲喜こもごもといったところです。どのような変化があったのか、アンケート結果から夫婦関係の現状を紐解いていきます。
コロナ禍で、夫婦の関係が変わりましたか?
コロナ禍で夫婦の関係が変わったと答えていた人は64%、変わらなかったと答えた人は36%という結果になりました。変化の方向は、プラスとマイナス、両方のベクトルがあります。夫婦間で新たな気づきがあった場合、それをパートナーと共有していく必要がありそうです。
それぞれの変化の内容を、詳しく読み込んでみましょう。
変わったと答えた方の意見
家事・育児の参加意識が高まった
パートナーが在宅勤務になったことで、子育てや家事に強力的になったという声が多く見られました。共働きとはいえ、家事育児は女性の負担が大きくなりがちです。在宅時間が増えることで、普段は意識していなかった家庭内労働が可視化されたことは、不幸中の幸いかもしれません。
イライラすることが増えた
一緒に過ごす時間が増えることで、今までは気にとめていなかった相手の嫌な部分が見えてきます。コロナ禍でストレスがたまっていることもあり、お互いに配慮する心の余裕がなくなってしまったことも原因と言えそうです。ワンオペが加速したという意見もあり、つらい状況がうかがえます。
夫婦関係がよくなった
思わぬトラブルに直面したとき、人としての真価が問われます。パートナーの立場を思いやってお互いに歩みよることで、夫婦関係がよくなったという声も挙がりました。
「変わらなかった」と答えた人の意見
もともとよい関係を維持している
コロナ禍に陥る前から、夫婦関係が安定していたご家庭は、特に変化がなかったという結果です。うらやましいですね。
パートナーの仕事に変化がなかった
パートナーの働き方に変化がない家庭は、夫婦の関係が変わないという回答が目立ちました。夫婦関係の変化には、働き方が影響していることがわかります。
環境は変化したが、関係は変わらない
在宅時間が増えても、特に気にせず現状維持をしている人もいました。ただ、コロナ禍はいっときの災害ではなく、今後もこうした状況が長く続けば、夫婦間に何らかの変化が起こる可能性があるかもしれません。
まとめ
コロナ禍によって、夫婦関係がよくなったご家庭と悪くなったご家庭、特に変化のないご家庭と、三者三様の結果になりました。この先、コロナの影響はまだまだ続くことが予測されます。ストレスの多い環境で苦労はありますが、夫婦関係を見直して、必要であれば軌道修正する時期であることは間違いないでしょう。できれば、夫婦間の理解や愛が深まる方向に進みたいですね。
マイナビ子育て調べ
調査日時:2020年7月1日~9日
調査人数:138人(22歳~40代までのプレママ・ママ)
(マイナビ子育て編集部)