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2020年11月03日 07:07 更新

気になる部屋のニオイを何とかしたい! 原因に合ったポイント対策

部屋にこもったさまざまなニオイが気になる季節。不快なニオイは、原因に合った対策をすることで改善します。手軽に取り入れられるニオイ対策から試して、気持ちのいい空間を手に入れてみませんか?

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

年中...さまざまな生活臭がいつもよりも気になりだします。冷房や暖房を付けると部屋を閉め切るので、なおさらニオイがこもってしまいますよね。不快と感じる要因のなかでも、ニオイというものは、思っている以上にストレスを感じるものです。少しでも快適に過ごせるよう、ニオイの原因と、それに合わせた対策方法をご紹介します。

気になるニオイ問題

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家の中ではさまざまな原因で不快なニオイが発生しますが、みなさんのお宅ではどんなニオイ問題にお悩みでしょうか? おそらく、家族構成や生活スタイルによって、気になるニオイは変わってきますよね。まずはどんな場所で、どんな原因のニオイ問題が起こってくるかみてみましょう。

玄関

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玄関は、その家の第一印象を決めてしまうかもしれない重要な場所。ドアを開けたときにふわっと漂う香りは、よくも悪くもその家のイメージを固めてしまいます。

玄関のニオイ問題の多くは、靴が原因。その元になっているのは、汗や皮脂汚れ。足裏は意外に汗をよくかきます。汗自体は無臭ですが、汗によって多湿となり、密閉された靴の中で雑菌が繁殖するのが不快なニオイとなります。そこに気温の上昇で高温という条件が加わると、さらに雑菌の繁殖が活発になるため、高温多湿の季節はニオイが強くなるというわけです。

また、玄関は他の場所よりも狭い空間で、靴を保管する場所も狭いので、ニオイがこもりがちになってしまいます。

お風呂・トイレ

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お風呂やトイレも高温多湿になる場所。しかも汚れが付きやすく、狭い空間なのでなかなか取れません。ニオイの原因は皮脂汚れや石鹸カス、そして尿石など、どれもしつこい汚れとなります。また排水管にたまるヘドロなどによる悪臭が発生することもあります。

キッチン

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キッチンは食べ物を調理する際に飛び散った油や食材のカスがこびりつき、さらにホコリも混ざってしつこい汚れになりがち。また、水垢やカルキの固い汚れもつきます。生ごみもあるので、その腐敗臭もキッチンでは悩みとなります。油汚れが排水溝について取れにくくなって、詰まりや悪臭の原因となることも。

リビング

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リビングの主なニオイの原因は、汗や皮脂汚れがソファーやカーペット、床につくことで起こります。布製品に付いた汚れやニオイはなかなか消えず、積み重なっていきます。知らず知らずのうちに部屋の中に漂っているかもしれません。

洗濯物

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「ちゃんと洗ったのになんだか臭い」「部屋干しでなかなか乾かず、生乾きのニオイが付いた」「あ洗濯機が匂う」などなど、洗濯に関連するニオイ問題も見過ごせません。特に衣類は、身に着けている間中イヤなニオイが漂うことになるので、ストレスも大きくなりますよね。原因は、汗や皮脂汚れなどが濡れた状態で長く置かれることで、雑菌が繁殖してしまうから。干している間に雑菌が増え、完全に乾かずにいることでニオイが残ってしまいます。

ペット

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ペットはかわいいですが、ニオイ問題は切っても切り離せません。どの動物を飼っているかにもよりますが、ペットのニオイ問題はさまざま。なかでも一番の悩みは、トイレのニオイではないでしょうか。ペットがヒトのトイレを使ってくれればいいのですが、そうはいきません。我が家も、猫を飼い始めた梅雨明け直後の暑い時期、すぐにこのトイレ問題に直面しました。家族が行き来する場所にトイレスペースを設けた場合は、さらに対策が必要となります。

ニオイ対策アイデア

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場所によってニオイの原因は異なるもの。その原因に合わせた方法で対処すれば、完全になくすことは難しいかもしれませんが、暑い季節でもそこまで気にならずに過ごせるようになります。

①換気をする

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まずは一番簡単で、一番効果があるのは換気することです。冷暖房のために締め切った部屋は空気がこもってしまいます。窓を開けて、新鮮な空気と入れ替えましょう。雨の日や、暑さ寒さで窓を閉め切っているときでも、定期的に換気することは大切です。短時間ずつでも構わないので、意識的に行いましょう。これだけでかなり違います。

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ニオイと湿気をため込まないように、換気扇を活用するのもおすすめ。窓を1か所しか開けられない場合も、換気扇と合わせて使うことによって空気の流れが生まれます。

②ニオイのもとを取り除く

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次に即効性の高い方法は、ニオイのもとになっているものを取り除くことです。高温多湿の状況では、汚れやゴミの雑菌が瞬く間に増え、悪臭となります。特に生ごみは、水分が多く腐敗も早いので注意。汚れはどんな汚れなのかを把握すると、それに適した方法がわかるのでより取りやすくなります。

酸性汚れ(皮脂、汗、食べカス)はアルカリ性で

消臭 調湿 重曹 

キッチンのニオイのもとは油汚れや食べ物のカス、リビングや玄関は汗や皮脂汚れが原因です。これはどちらも酸性の汚れ。酸性のものは、アルカリ性のものと中和させると落としやすくなります。アルカリ性洗剤や、弱アルカリ性の重曹も適しています。

アルカリ性汚れ(尿石、石鹸カス)は酸性で

クエン酸

トイレのカルキや尿石、お風呂の石鹸カスなどの汚れはアルカリ性。こちらは酸性のもので中和させると落としやすくなります。市販の酸性洗剤、クエン酸や酢、レモンなどを使ってもお掃除できます。

布製品は洗濯

昼寝

リビングのニオイの大きな原因は、皮脂汚れや汗が布製品や床について起こります。特に小さな子どもは、ソファーやカーペットの上でもお構いなしで、眠くなればどこでもパタッと寝てしまいますよね。夏場はお昼寝中に汗をよくかくので、そっと下にタオルや洗濯しやすいカバーなどを敷いてあげると、汗や皮脂汚れをそのままにしなくて済みます。

裸足が気持ちいい夏場は、床もすぐに汚れがち。ときどき拭き掃除するとサラっと気持ちよくなるので、時間のあるときにしてみてください。

消臭袋

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ゴミはできるだけこまめに捨て、ゴミの日までは臭いが漏れないように、袋に詰めるなどの工夫が必要です。生ごみは水分をできるだけ切るのも大切。

ペットのトイレ掃除をする際におすすめなのが、こちらの消臭袋です。サイズはいろいろありますが、我が家では一番小さいSSサイズを使用。猫用トイレのお掃除のときに排泄物を入れて縛り、蓋付き容器に入れています。医療向け開発から生まれた消臭袋なのですが、これが本当にすごいんです。

猫を迎えてすぐに発生したニオイ問題。猫自身は自分のニオイを消そうとする習性があるため、大きくなるにつれてグルーミングが上手になって、自然に不快なニオイはしなくなりました。トイレはいろいろ調べたり試したりした結果、消臭効果の高い猫砂を使用し、排泄物をこの消臭袋に入れることで、ほぼ問題は解消しました。袋の口を縛れば、近くに置いてあってもまったく気にならないくらいニオイを閉じ込めてくれます。

オムツを使用しているお宅にも、とってもおすすめですよ♪ ニオイが強くなる生ごみにも、ぜひ使ってみてください。

③除湿

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嫌なニオイのもとを取り除いたら、今度は増やさない工夫が効果を発揮します。雑菌は高温多湿の環境で増えるので、温度と湿度のコントロールをすればいいわけです。とはいえ、夏場は気温が上がるので温度を抑えるのは簡単ではありません。比較的工夫できるのは、湿気をためないことや除湿すること。エアコンは温度も湿度も抑えられるので上手に取り入れましょう。

空気の流れを作る

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お天気が悪いときや、夜間に干したいときなどは部屋干ししますよね。天日干しできないぶん、紫外線による除菌ができないうえに、乾くのにも時間がかり、雑菌が繁殖しやすくなります。生乾きのニオイが付かないようにするためには、なんといっても早く乾かす! これに尽きます。ポイントは、湿気が抜けやすいように間隔を開けて空気の流れを作ることです。エアコンの除湿機能を活用し、扇風機で風を送るとかなり違います。我が家は洗濯物の量が多いですが、この方法でほとんどその日に乾かすことができます。もちろん、除菌・抗菌効果の高い洗剤を活用したりするのもおすすめ。

珪藻土アイテム

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珪藻土は、藻類の一種である珪藻の殻が化石になってできた堆積物。この珪藻土は、穴がたくさんあるため、水分を吸いやすく、ある一定の量を吸ったら、今度は放出する性質があります。また臭いの成分は湿気に溶け込んで漂うため、湿気を吸い取ることは臭いを吸い取ることにもなります。

珪藻土スティック 除湿消臭

こちらのスティックは小さなサイズなので。靴に直接入れて脱臭したり、玄関やトイレなどのちょっとしたすき間に置いたりすることができます。広範囲では効果を感じにくいので、限られた狭い空間でピンポイントに使うのがおすすめ。置くだけなのでとっても手軽です。

重曹

脱臭 調湿 重曹 アロマ

重曹は湿気を吸収しやすい素材。置いておくと湿気を吸って固まります。こちらも広範囲では効果を実感しにくいですが、狭い範囲での活用にはおすすめです。靴入れやトイレなど、気になる場所に容器に入れて置いておくだけ。殺菌・抗菌作用のあるエッセンシャルオイル(精油)をたらせば、雑菌の繁殖を抑えつつ、芳香もできます。

④消臭

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次は消臭。雑菌を抑えるよう工夫しても、まだ気になるニオイが残っているときはニオイを消す方法も試してみましょう。市販の消臭剤は短時間に効果を発揮してくれます。お好みで芳香タイプと無効タイプが選べるのもいいですよね。急な来客時などに便利です。

消臭剤

消臭 芳香

先に紹介したように、重曹を使って消臭アイテムを作ることができます。同じように保冷剤の中身や、水で膨らむビーズを容器に入れてエッセンシャルオイル(精油)をたらして使うこともできます。

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炭を使って消臭する方法もあります。炭も珪藻土と同じく、表面に目には見えないミクロの穴が無数に空いており、その穴が湿気とともにニオイを強力に吸着することによって脱臭します。このままだと手や置いた場所が黒くなってしまうので、空気を通せるようなガーゼや不織布にくるんで下駄箱やトイレなどに置くと効果を発揮してくれます。

⑤殺菌

アルコール消毒 消臭

最後に紹介するのは殺菌。菌を消してしまえばニオイも消えてしまいます。アルコールなど口に入っても大丈夫な品質のものもあるので、直接食品を置くような場所のお掃除や殺菌にも使えます。

手作りスプレー

精油 エッセンシャルオイル スプレー 消臭

殺菌・抗菌作用の高いエッセンシャルオイル(精油)は、芳香効果もあるのでお好みの香りで選んで活用してみるのもいいですよ。重曹や保冷材で作った消臭剤以外にも、スプレーを作ったり、拭き掃除にプラスしたり、ごみ箱に垂らして使ったりすることもできて、意外と手軽に活用できます。

■殺菌・消臭・芳香スプレー
【 50mlくらいの容器分 】
・水 45ml
・無水エタノール 5ml
・エッセンシャルオイル(精油) 10滴

我が家では、柑橘系やミントなどのエッセンシャルオイルを玄関やトイレに活用しています。猫や鳥など、エッセンシャルオイルの成分を分解できないペットがいるお宅は、ペットが行かない場所に取り入れてください。

煮洗い

煮洗い 煮沸消毒 消臭

布巾やなどの布物は煮洗いをしてみると、洗濯しても取れなかった黄ばみやニオイが取れて、殺菌もできるのでたまにしてみるのもいいですね。やり方は、お鍋にお湯を沸かして布巾を煮る、といったシンプルな方法なので、手軽に試すことができます。乳幼児の肌着の黄ばみやニオイにもおすすめの方法です。

まとめ

部屋にこもった嫌なニオイは、まずは換気すること、ニオイのもとを取り除くことでかなり改善されます。それでも気になる場合は、普段から雑菌が増えない工夫を試してみてください。湿気がたまらないようにしてみたり、除湿や消臭するアイテムを置いたり、ごみや洗濯物をためないようにしたりするなど、気になるニオイに合わせた対策で気持ちよく過ごしてくださいね♪

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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