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2020年07月22日 10:00 更新

【医師監修】「妊娠中のママの好みは子どもに影響する?」妊娠都市伝説のウソホントを一刀両断! 〜初めての妊娠出産・後編~

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“妊娠にまつわるうわさや疑問”の真偽を、産婦人科の医師に回答してもらう連載の後編! 「初めての妊娠」ではさまざまなうわさや疑問が浮かび、不安を抱くことも少なくないかもしれませんが、専門医お墨付きの正しい情報を知り、ストレスフリー&安心のマタニティライフを過ごしましょう。

「妊娠中に好んで食べていた物が子どもの好物になる」ってホント?

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体験談としてよく言われることですが、残念ながら、医学的な根拠はありません。お腹の中の赤ちゃんの口に入るのは「羊水」だけで、ママが食べた物が何であれ、赤ちゃんが食べることはできないからです。

ただし、ママが母子のつながりを感じるエピソードとしてそのように思う気持ちは分かりますし、ママが好きな物をおいしく食べて、ハッピーでいることは、赤ちゃんにも伝わるので、赤ちゃんもママのハッピーを感じてくれるでしょう。
バランスの良い食事が理想的ですが、つわりの時期は「食べられるものを、食べられるときに、食べられる分だけ」でOKです。無理はせずに、食生活を楽しみましょう。

ちなみに、「妊娠中は赤ちゃんの分も合わせて2人分を食べて!」などと聞くこともあるかもしれないですが、それも誤りです。妊娠中に体重が増えすぎると妊娠糖尿病、妊娠高血圧症候群、巨大児といったリスクが高くなってしまいます。一方で、体重を増やさなければそれで良いというわけではありません。妊婦さんにとって望ましい体重増加量は「妊娠前の体型」によって違ってきますので、妊婦健診で主治医や助産師さんから、「自分の体重増加量」をアドバイスしてもらって、食生活と体重をコントロールしていきましょう。

ママが妊娠中にどのような食べ物を好んでも、お腹の中の赤ちゃんの食の好みは未知数。できるだけバランス良く多彩に食べることが大切!

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「妊婦は温泉に入っちゃダメ」ってホント?

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入ってはいけない、ということはありません。以前、妊娠初期や後期の「温泉浴は禁忌」とされていた時代もありましたが、2014年に温泉法が改正され、その記載がなくなりました。健康状態を最優先に考慮したうえで、温泉浴を楽しむことができます。

もし温泉地に移動してから体調が悪い場合は、「せっかく来たから……」と無理はせず、回復するまで休みましょう。温泉地によっては湯の温度が高い場所もあるので、湯あたりしないよう、長湯をしすぎないように気をつけて。なお、衛生状態の良くなった現在では報告が少なくなりましたが、前提として腟トリコモナス症、淋菌性頸管炎などの感染症は、浴場やタオルでの感染も報告があるので、気をつけるのが安心です。

温泉の成分によっては、床などがぬめり、滑りやすくなる場合もあるので、転ばない用心も。時間貸しの家族風呂や部屋付きの温泉などでは家族のサポートがあって安心かもしれません。
温泉浴はリラックスできるうえ、全身の血行も良くなって、心身の疲労がとれるでしょう。安全に入浴を楽しんで、リフレッシュできるといいですね。

温泉で心身のリラックス&リフレッシュはOK! ただし体調が安定しているときに。湯あたりと転倒に注意を。

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「妊娠すると虫歯になりやすくなる」ってホント?

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これは本当です。妊娠中には、女性ホルモンの影響や食生活の変化などが口腔環境に影響し、虫歯や歯周病などのお口のトラブルを起こしやすくなります。歯の痛みはストレスになりますし、歯周病は早産、低体重児出産のリスクとなる可能性があることも近年分かってきました。ですから毎日の口腔ケア&歯科健診を心がけましょう。

普段より念入りに口腔ケアしたいところですが、特につわりの時期などは、十分な歯磨きや歯垢除去、歯肉ケアができなくなる人も少なくありません。口に歯ブラシを入れるのが辛いときは、ぶくぶくうがいや、マウスウォッシュだけでもこまめにするなど工夫をして、お口の衛生を保ちましょう。

歯科健診でトラブルの種やトラブルが見つかったら、歯科で口腔ケアや治療を受けることが大切です。妊娠していることを伝えれば、適切なタイミングでママと赤ちゃんに配慮してケアや治療が行われるので、安心して受診してください。

妊娠中は口腔ケアが不十分になりやすいことから、虫歯や歯周病になりやすいと考えて。歯科健診で口腔ケアのアドバイスももらおう!

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妊娠・出産は十人十色
人と違うことを心配しすぎないで

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都市伝説や体験談の多くは、ママと赤ちゃんが健やかであるようにという願いが背景にあるのだとはとは思いますが、医学的には根拠のないものも多く含まれています。
そして妊娠・出産に関する医学は日々進歩しているので、中には「昔はそう信じられていたけれど、今は否定されている」というものもあります。先輩ママが話す数年前の情報も、今は更新されていることがあるので、疑問や不安を解消するための最新の情報は主治医や助産師さんから入手しましょう。

そもそも妊娠・出産体験は十人十色で、人と違って当たり前です。ママが元気で、赤ちゃんが無事に生まれてきてくれた。それだけで満点! だれもが唯一無二の体験となるので、人と違うことを心配することはないのです。ジンクスや体験談を、安心や楽しみのエッセンスとして利用するのはいいですが、他人と比較して悩むことは何もありません。

それでも心配なときは主治医や助産師さんとのコミュニケーションを! どんなことでも気軽に尋ねてみましょう。不安を1人で抱えず、主治医や助産師さんからアドバイスをもらい、ママがリラックスをしてマタニティライフを過ごすことが何より大切です。

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