料理が映える! スタイリッシュに仕上がるスレートボード
スタイリッシュで洗練されたテーブルコーディネートができると注目されている「スレートボード」。これを使いこなせば、いつもの料理も見栄えが格段に良くなり、ワンランクUPの演出ができます。
こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。
この数年注目されているスレートボードは、落ち着いた色と質感でスタイリッシュにテーブルコーディネートできるアイテムとして人気です。スレートというのは粘板岩を薄板状にはいだ石板のこと。ヨーロッパでは建築素材として屋根や外壁に使われてきた素材。天然の素材を板状にしたものなので、塗装などはしてありませんが、その分安心して食品も乗せることができます。
kurassoのサイトでは使いやすい2つのサイズのスレートボードが取り扱われています。実は今や100均でも入手できるようになったスレートボードですが「素敵だけど、どんな風に使いこなせばいいのか難しそう~」と思っていました。
実際に使ってみると、思っていた以上に取り扱い自体は簡単で、楽しいコーディネートができることがわかりました。そこで今回は、スレートボードの特徴や使い方、コーディネート実例など詳しくレビューしたいと思います。
「スレートボードメイソン」の特徴
kurassoのサイトで注文すると、このような状態で梱包されて届きます。天然スレートは角など欠けることがあるので段ボールでカバーしてあります。
■素材:スレート石(粘板岩)
■サイズ:約W30×D12cm
約W30×D20cm
細めのタイプと、太めのタイプの長方形。どちらも料理など乗せるには使いやすいサイズです。平らな板なので、普通のお皿として使えますが、水分が多いものは直接乗せるよりもほかの器に盛り付けて乗せたりする必要があります。
①1点1点表情が違う
天然の粘板岩から作られたスレートボードは表面や側面の凹凸が1点1点違います。ごつごつした粗っぽさと、落ち着いた色と質感がかもし出す洗練された雰囲気が合わさり、何ともスタイリッシュ。凹凸があるため、黒色ですが光の当たり具合が変化に富み、表情豊か。
②傷がつかない工夫
スレート自体は固く、ごつごつザラザラした面もあるので、欠けたりテーブルを傷つけたりする心配もあります。そこで、接触する場所を傷つけないように、裏側には4隅にスポンジが付いています。
③色が映える
黒は他の色を鮮やかに見せてくれる色。彩り豊かな食材の色が、更においしそうに映ります。また、黒は引き締め効果もあり、全体の色バランスを整えてくれます。
④多種多様な器との相性も抜群
独特の雰囲気を持つスレートボードですが、意外にも他の素材や質感の器と合わせても、すんなりと馴染んでしまうのがいいところ。存在感は消えないのですが、合わせるものを引き立たせてくれる、そんな便利なボードです。
いろいろな形や色の陶器の器を並べてもかわいいですね♪
ガラスの器はキラキラ感が増して見えます。
和でも洋でも使えるのもいいですよね♪
⑤重い
見た目通りなんですが……結構重みを感じます。細い方でも400g越え。ずっしりしています。
太い方は900g越え。スレートボードの厚み自体はそこまでないので、すっきりした印象の見た目ですが、上に料理を乗せると更に重くなるので、持ち運ぶときは気を付けましょう。
「スレートボードメイソン」を使ったアイデア実例
ケーキやフルーツを乗せるプレートとして使うとかなり効果的。スレートボードはハードな格好いい印象ですが、スイーツのかわいさをぎゅっと引き締めて、かわいさをUPさせてくれます。フルーツはより瑞々しく、おいしそうに見えますよ♪
朝ごはんのワンプレートに。直接食材を乗せられるのでちょっとずつ並べることもできます。小鉢なども一緒に乗せられるサイズ感もいいですね。
おにぎりなんかを乗せた和プレートもおすすめ。黒い器は、重箱や塗り物も多い日本の食器に通じるものがあります。落ち着いた雰囲気を出し、料理が引き立ちます。
普段のごはんでも使えますが、お正月などの晴れの日の和食にもおすすめ。握り寿司やちらし寿司、縁起物の食材の色や形が活きてきます。
オムライスのランチプレート。色が映えるので、料理を乗せるのが楽しくなります♪ スープやデザートなども一緒に乗せて。
おかずの大皿に使ったり、ピンチョスなどのフィンガーフードを盛り付けるのも◎。
色鮮やかな野菜がたっぷりの皿を盛り付けるのもおすすめです。ただ乗せただけで彩りよく見えます。
固めに作ったゼリーならボードに乗せても大丈夫。細長い形がちょうどいい♪
ゼリーのキラキラ感も増して見えませんか?
ちょっとカフェ風にクリームソーダを乗せて。スレートボードに乗せただけでなんだか洗練された雰囲気に。
スレートボードはチョークで文字を書き込んでデコレーションするアイデアも見かけますが、粉糖使いも楽しめます。こちらはボードに粉糖をレース模様にデコレーションし、ホットケーキを盛り付けた実例。
レース模様をデコレーションするのは簡単にできます♪
まずはボードにレースペーパーを乗せて、粉糖を振りかけます。レースペーパーを置く位置は、後でホットケーキやほかの食材などを盛り付ける場所をあらかじめイメージして決めると失敗ありません。
そ~っとレースペーパーを外します。この時にレースペーパーの上に乗った粉糖をこぼさないように気を付けましょう。
レース模様の完成です。
レース模様が見えるようにホットケーキはちょっとずらして盛り付けました。
ボードが幅広なので、はちみつのガラスピッチャーも一緒に乗せることができます。
余白(余黒?)にクリームとフルーツも盛り付ければ、華やかでかわいいホットケーキデコレーションが出来上がり♪
「スレートボードメイソン」の取り扱い・お手入れ方法
■オーブン使用不可
■電子レンジ使用不可
■直火使用不可
■食洗器使用不可
固い板ですが、欠けたりすることがあります。スレートボードに乗せて加熱したりすることはできないので、食器として活用してください。洗うときは手洗い推奨です。汚れはササっと落ちるので、手洗いすること自体は簡単です。他の食器同様、食器用洗剤で汚れを落として洗い流します。よく乾燥させてから片付けてください。もちろん、インテリアや雑貨として使用するのは大丈夫です。
スレートボードは1度でも使うとこんな風に油じみができてしまいます。上に料理を乗せてしまえば、空いている部分しか見えないので目立たないといえば目立たないのですが……やっぱり気になりますよね。実はこのシミをあらかじめ防ぐ方法があるんです!
その方法は……植物油を塗る! それだけです。
今回は油シミが目立つようになって、慌ててオリーブ油を塗りこんでみました。こんなに濃淡がすでにできてしまっているけど大丈夫かちょっと心配……。
全体に塗りこみました。
薄く塗って、更に布巾で表面を抜き取りましたが、触ると油でテカテカします。このままだとスレートボードを触るたびに油が手についてしまいそうと思いましたが……。
時間が経ったら馴染んでこの通り♪ 艶やかな黒いスレートボードになりました。パッケージには記載されていませんが、メーカーのサイトではこの方法が紹介されています。できれば最初に使う前にこのひと手間をするのがおすすめです。使っていくうちにまたシミができてきたら植物油を塗ってメンテナンスしてください。
まとめ
スタイリッシュなテーブルコーディネートができるスレートボードは粘板岩から作られた石板です。天然素材のままで使用するため、食器として食材を直接盛り付けることができます。1枚1枚異なる表情を見せてくれるスレートは、独特の雰囲気と質感で、落ち着いた高級感と洗練された雰囲気を演出してくれます。
スレートは黒色なので、食材の色や形を引き立たせてくれ、よりおいしそうにも見せてくれます。他の素材の器との相性も良いので、組み合わせて使ったり、盛り付け方もアイデア次第です。
油じみができやすいですが、定期的に植物油を塗ることで、きれいな状態を保つことができます。重かったり、欠けたり、電子レンジなど使用不可だったりしますが、普通の食器用洗剤で手洗いするのは簡単にできるので、普段使いもOK。意外と手軽に使えるのに、その使用効果抜群! おうちのテーブルコーディネートアイテムとして取り入れてみてはどうでしょうか?