【洗面所DIY】狭くて使いづらい洗面所を壁面収納で解決! 専門家テクニック
うがい・手洗い、歯磨き、ヘアセットに化粧と、1日に何度も使う洗面所。狭くて使いづらかったので、壁面を活用したところ、ぐっと使いやすくなりました。今回は、準備したことや使用したモノについて、ご紹介いたします。
家族みんなが使いやすい洗面スペースを作ろう!
こんにちは。ライフオーガナイザー(R)の佐藤美香です。
3姉妹のいるわが家では、上の子2人が高校生と中学生になり、洗面台の占有時間が増えました。朝の身支度や、お風呂上がり、寝る前など、娘たちと洗面台を使いたい時間帯が重なり、狭い洗面スペースは大渋滞……。とはいえ、お年頃の娘たちに、「早く切り上げて」というのも難しい……。できるだけストレスなく、一緒に使うことができるように洗面スペースを見直すこととしました。
①まずは、不満と希望の洗い出し
洗面スペースに限ったことではありませんが、どこか使いづらいと感じたときは、家族に「不満」と「希望」を聞くようにしています。一見、手間がかかる面倒な作業ですが、先に家族の意見を聞いておくことで、変更後の失敗がなく、結果的に使いやすい空間への近道になります。
特に不満が大きかったのは、ドライヤーの収納場所と収納方法でした。ドライヤーをサイズが大きいものに買い替えたため、ドライヤーの口部分を外さないと元の収納場所に収まらなくなっていたのです。
夫から「こうやれば入るよ」と提案をうけた収納方法ですが、夫以外(私と娘たち)は写真のように綺麗に戻すことができません(汗)。毎回コードを巻いて、小さく納める必要があるのか?とさえ思ってしまいます。ムリに戻そうとするよりも、ラクに戻せる収納方法を考えた方が良さそうです。
その他の不満、化粧水の出しっぱなしや、へスプレーの出し入れについては、洗面台の鏡裏収納を見直すことで、改善することができそうでしたし、まずはドライヤーをどんな収納方法にしたら良いか?を考えました。
②必要なものの準備と物の見直し
もともと狭い洗面所に、新たに収納家具を増やしたりするのは難しいため、壁面にバーのようなものを取り付け、収納したいと考えました。
候補となったのは3つ。
幅45㎝・奥行き12㎝とコンパクトながら、化粧水などを置いたり、細々した物をぶら下げたりできるので、とても便利そうです。木材・石膏ボードの両方どちらにも取り付け可能。
無印良品のこちらの商品は、細々したものをバーに引っかけることができ、フェイスケアマスクなど薄いものならのせて収納することも可能。幅44cmと88cmの2サイズあります。
そして、今回実際に購入したのは、こちら!
1度に洗面スペースを何人かで使うことがあるため、できるだけ奥行を短くしたかったことと、壁面の幅ピッタリのサイズが欲しかったので、バーを取り付けるための取付セットだけを購入しました。そのためバーの素材は別で探すことに。
イメージを伝え、家族のOKを得たところで、実際のネット購入は、夫にお願いしました。
夫は、同じものを購入する場合でも、ポイントや送料のチェックを怠りません。一方私は、この手の作業が面倒でたまりません……。餅は餅屋、得意な人にお願いした方が安心です。合わせて、バーの板も、「家にあるものを利用できないか?」「ネットで購入できないか?」と確認してくれるようお願いしました。すると、近所にあるホームセンターから、ちょうどよい端材を無料で頂いてきました。思わぬところで調達でき、とても助かりました。
この後、白いペンキを塗るのは私の担当。夫は機能優先で、見た目はあまり気にならないのです……。
③得意分野を活かしつつ、家族が揃う日に作業!
実際の取り付けや収納場所の移動などは、家族が揃う日に一気に進めました。
私は収納方法を考えたり、物を移動するのは、あまり苦になりません。けれども、説明書を読んで取り付けるなどの作業は面倒に感じます。一方、夫と次女は、説明書を読むのが苦にならず、きちんと順序通り進めてくれます。そこで、夫と次女に取り付け作業をお願いしました。
壁面にバーを受けるための金具を取り付け、バーにはペアとなる金具を取り付けます。
バーを上から下におろすと、金具同士がカチッとはまります。しっかり計ってから取り付けないと、ペアの金具が合わなくなってしまうので、ここは慎重さが必要ですが、金具の取り付け自体は数分で終わりました。バーのサイズや位置を自分で調整できたことで、汚れていた備え付けのタオル掛けを外した後の穴も、しっかり隠すことができました。(写真赤枠)
取り付けている間、小さな三女が邪魔に入らないようにするのは長女。私は、家族に確認しながら、収納内部を整えました。予め、互いの得意なことを担当するようにしたので、スムーズに進みました。
バーには、ドライヤースタンド(一番右)、ダブルフック(右から2番目)、クリップ(左2つ)をつけました。
ドライヤーは、コードを巻かずにスタントに引っかけるだけになり、すぐ使え、すぐ戻せるようになりました。
タオルも、汚れていた備え付けのタオル掛けから、ダブルフックに引っかけるだけに変更。歯磨き粉と洗顔フォームもぶら下げ方式に変更しました。今まで、洗面台に立てていましたが、すぐに倒れてしまうことや、掃除する際にどけるのが面倒だったので、ぶら下げたことで、これらの面倒も解消。スタンドやフックは、全てキャン★ドゥで調達。かなりお手頃に揃えることもできました。
まとめ
家族に聞き取りしたり、家族全員が揃う日に作業したりと、少し時間はかかりました。けれども、一緒に考えたことで、その後も乱れにくく、新たな意見が出やすくなるなどの嬉しい経過をたどっています。どこか不便を感じたときに、この記事が参考となれば嬉しいです。