【医師監修】生後5ヶ月の睡眠時間はどのくらい? このころの睡眠の特徴と対策

【医師監修】生後5ヶ月の睡眠時間はどのくらい? このころの睡眠の特徴と対策

もうすぐ生まれて半年になる生後5ヶ月のころ。日々すくすくと成長し、体重は生まれたときの倍近くまで重くなっていることでしょう。ここでは、そんな生後5ヶ月の赤ちゃんの睡眠時間などについて紹介します。


生後5ヶ月の睡眠時間って普通はどのくらい?

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多くの赤ちゃんで首がすわり、もうそろそろ離乳食も始めようかという生後5ヶ月。このころの睡眠時間はだいたいどのくらいになっているのでしょうか。

合計13~14時間くらい

生後3ヶ月~5ヶ月ごろの1日の睡眠時間は合計でだいたい「13~14時間」程度。生後2ヶ月くらいまでは、短い場合は1時間くらいしか続けて眠れなかったのが、このころになると3~4時間くらいは続けて眠れるようになってきます[*1, 2]。

ただし、睡眠の仕方は個人差が大きいもの。生後6ヶ月ごろには6~8時間続けて眠れるようになるとされていますが[*1, 2]、生後5ヶ月ごろにすでにそのくらい眠れるようになっている赤ちゃんもなかにはいるでしょう。

「夜泣き」が始まる子も

生後2ヶ月くらいまでは、小刻みに寝ては起きるを繰り返すのが普通でした。それが生後5ヶ月になるともう少し続けて眠れるようになり、お世話する方もだんだんラクになることが多いのですが、実はこのころ以降、「夜泣き」するようになる子も増えてきます。

「夜泣き」とは

「夜泣き」は病気ではなくはっきりとした定義はありませんが、一般的に「赤ちゃんが寝ないで夜泣くこと」という意味で普通使われます。

生後6~11ヶ月ごろに起こりやすく、生後3~12ヶ月の赤ちゃんの約20%が1週間に3日以上夜泣きをするといわれています。なお、1歳を過ぎると急激に少なくなり、3歳過ぎるとほとんどの子が夜泣きをしなくなります[*3]。

このころの夜泣き対策

0歳代はまだまだ睡眠のペースが定まらないころ。「夜泣き」もはっきりとした原因はわかっていませんが、睡眠のための体の機能が成長過程にあることが一因とも考えられています。

原因がよくわからないため、これをすれば夜泣きが改善するという方法があるわけではありませんが、夜泣き対策では「規則正しい生活リズムを意識する」ことがよく勧められています。起床、就寝、授乳の時間をだいたい決め、毎日できるだけ同じ時間帯に行うのです。ただし、無理はしないで大丈夫。その子のペースに合わせて、徐々に整えていくようにしましょう。

その他、「夜泣き」については、下記の記事も参考にしてみてください。

【医師監修】夜泣きの原因は? 月齢・年齢別の考えられる主な要因と対処法

https://woman.mynavi.jp/kosodate/articles/7782

夜中の授乳が減ってきて、やっとゆっくり眠れるようになったと思ったら今度は夜泣きが始まった! そんなママ・パパも多いのではないでしょうか。夜泣きに悩むママ・パパのために、今回は夜泣きの原因と対処法について詳しく説明します。

「ネントレ」を試してみても

なお、本や雑誌などで目にしたことがあるかもしれませんが、「子供自身が自分で眠りに入る力をつける」ことを目指して行ういろいろな方法があり、「ネントレ(ねんねトレーニング)」と呼ばれています。「ネントレ」はいろいろな人がさまざまなやり方を提唱していますが、「生後4~6ヶ月ごろ」に始めると良いと言われることが多いようです。

「ネントレ」について興味がある人は、下記の記事も参照してみてください。

【医師監修】ネントレはいつから? その方法と工夫のポイント

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子供がなかなか寝ないのはよくあることですが、睡眠不足が続くと、どんなママ・パパでもつらくなってしまいます。あまりにも寝ないと、子供自身の健康も心配に。ここでは、そんなママ・パパのために、「ネントレ」とはどんな方法なのか、寝かしつけに役立つヒントなどについて紹介します。

まとめ

生後5ヶ月の赤ちゃんの睡眠時間とこのころ始まる子もいる「夜泣き」についてまとめました。ほとんど手がかからず寝てくれる子もいれば、毎日寝かしつけが大変でママ・パパがヘトヘトになってしまう赤ちゃんもいます。

残念ながら、これをすればよく眠るようになるという特効薬はないので、生活習慣を整えるなど赤ちゃんのためにできることをしたら、成長とともに眠るのが上手になるのを気長に待つスタンスでいるほうが良いかもしれません。

ただ、その間、ママ・パパが体調を崩さないようにはくれぐれも注意して。身近に手助けしてくれる人がいなくても、行政や民間の託児サービスなどを上手に活用すれば、休息の時間を確保できることも忘れないでくださいね。

この記事の監修ドクター
梁 尚弘先生
りょうキッズクリニック(埼玉県所沢市)院長。平成10年順天堂大学卒業後、日本大学小児科研修医、沼津市立病院小児科、横須賀市立市民病院小児科、日本大学小児科助教、瀬戸病院小児科医長を経て現在に至る。小児科専門医。

(文:マイナビウーマン子育て編集部/監修:梁 尚弘先生)

※画像はイメージです

参考文献
[*1]「未就学児の睡眠指針」厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/000375711.pdf
[*2]日本睡眠学会 「6.睡眠の発達」
http://jssr.jp/kiso/hito/hito06.html
[*3]厚生労働省:子どもの心の健康問題 ハンドブック, 124p
http://rhino.med.yamanashi.ac.jp/sukoyaka/pdf/sinsin.pdf

※この記事は、マイナビウーマン子育て編集部の企画編集により制作し、医師の監修を経た上で掲載しました

※本記事は子育て中に役立つ情報の提供を目的としているものであり、診療行為ではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当社は責任を負いかねます

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※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
※新型コロナウイルス感染症についての最新情報は、[内閣官房][厚生労働省]妊婦に関する情報[日本小児科学会]幼児に関する情報など公的機関等で発表されている情報をご確認ください。

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