【医師監修】生後2ヶ月、寝ない赤ちゃんって普通!? 改善方法はあるの?

【医師監修】生後2ヶ月、寝ない赤ちゃんって普通!? 改善方法はあるの?

出産から丸2ヶ月。授乳やおむつ替えにはだいぶ慣れたけど、全然寝てくれなくて辛い……赤ちゃんと言えばスヤスヤ寝るものと思っていたのに話が違う!と思っている人もいるかもしれません。でも、赤ちゃんが寝ないのは実は普通のことなんです。その理由と改善のヒントについて紹介します。


生後2ヶ月。寝ないのが辛すぎる……

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産後、経験してみて初めてわかるのが、赤ちゃんのお世話の大変さではないでしょうか。妊娠中は「授乳が大変といっても3時間おきだし、その間寝られるよね」と思っていたのに、おむつ替えやら、寝かしつけやらですぐ次の授乳がやってくるのは珍しくありません。

新生児(生後0ヶ月)、生後1ヶ月と、がむしゃらにお世話してきたけれど、そろそろ睡眠不足で疲労困憊……という状態になっても無理はありません。

赤ちゃんはまだ睡眠も成長中

生後2ヶ月ごろの赤ちゃんは、新生児のころとまだあまり変わらず、昼夜問わず、1~2時間起きていて、1~4時間眠るというサイクルを繰り返すことが多いとされています[*1, 2]。これは睡眠に関わる機能が未熟なために、まだ長時間続けて眠ることができないからです。

この細切れの睡眠の合計は1日16~20時間ぐらいで、普通の大人よりだいぶ多いですが、この間起きたり眠ったりを繰り返し、授乳やおむつ替え、あやすなどしなければならないので、それに付き合う大人はヘトヘトになってしまいます。生後2ヶ月の赤ちゃんがなかなか寝ないのは普通のことです。

でも、成長とともに、徐々に自分で上手に眠れるようになってくるものなので、今現在悩まされているママ・パパもあまり悲観しないでください。睡眠の仕方は個人差が大きく、低月齢からスッと寝てくれる子もいれば、逆に上手に眠れるようになるのに人より時間がかかる子もいます。くわしくは下記の記事も参照してください。

そうは言っても、なんとかする方法はないの?

生後2ヶ月の赤ちゃんが細切れにしか寝ないのは、いたって普通というのはおわかりいただけたと思います。でも、それで寝不足の辛さが軽くなるわけではありませんよね。なんとか、もう少し寝てくれないものか……ここでは、そんなママ・パパに試してみて欲しい工夫をいくつか紹介します。

生後2ヶ月でもできる、睡眠改善のポイント

下記に、アメリカ小児科学会が推奨する「子供により良い睡眠習慣をつけるためのヒント」の乳児版を紹介します[*3]。これらを試すことですべての赤ちゃんの眠りが改善されるわけではありませんが、その子に合っていた場合には状態の改善に役立つかもしれません。あまり気負わず、効いたらラッキーという気持ちで試してみてください。

(1)夜中の授乳やおむつ替えの時には、落ち着いて静かにやる
赤ちゃんが目を覚ましたり興奮しないように気をつけましょう。

(2)昼間に赤ちゃんとたっぷりと遊んだり、話しかけたりする
昼間に赤ちゃんとたくさん触れ合うと、赤ちゃんが長く目を覚ましていられるので、夜中に長時間眠りやすくなります。

(3)夜になって赤ちゃんが眠そうなのに起きていたら、ベッドや布団に入れる
こうすることで、赤ちゃんは自分のベッドや布団で、自力で眠ることを学びます。なお、赤ちゃんが完全に眠るまで抱っこしたり揺らしたりしていると、そのように寝かしつけてもらわないと寝つきにくくなります。

(4)赤ちゃんが夜に泣いたら、数分待ってから反応する
自力でまた眠れる場合もあるからです。赤ちゃんが落ち着かなかったり必死な様子をしていたら、空腹ではないか、おむつが汚れていないか、熱の有無、気分が悪そうではないかを確認します。

ちなみに、子供の睡眠に関する悩みを少しでも改善するために「子供自身が自分で眠りに入る力をつける」ことを目指して試されているさまざまな方法を「ネントレ(ねんねトレーニング)」と言います。

ネントレでは生後4~6ヶ月ごろの開始を勧めることが多いようですが、その考え方を事前に知っておくと赤ちゃんの睡眠改善の参考になるかもしれません。「ネントレ」の詳細は以下の記事も参照してみてください。

【医師監修】ネントレはいつから? その方法と工夫のポイント

https://woman.mynavi.jp/kosodate/articles/7953

子供がなかなか寝ないのはよくあることですが、睡眠不足が続くと、どんなママ・パパでもつらくなってしまいます。あまりにも寝ないと、子供自身の健康も心配に。ここでは、そんなママ・パパのために、「ネントレ」とはどんな方法なのか、寝かしつけに役立つヒントなどについて紹介します。

ひとりで頑張りすぎないで

なお、睡眠不足が続くと、心身共に大きなダメージを受けるものです。そうなる前に利用できるサービスは迷わず活用しましょう。最近は地方自治体が主体となって、支援施設への宿泊や自宅へのサポーター訪問などを行う産前・産後の支援サービスなども充実しています。子育てがあまりにも辛くなってしまう前に、こうした支援サービスは積極的に利用しましょう。

専門家に話を聞いてもらうだけでも気持ちが楽になるものです。サービスを受けられる内容は各自治体によって異なるので、詳しくはお住まいの市区町村に問い合わせてみてください。

まとめ

生後2ヶ月の赤ちゃんがなぜ寝ないのか、そんなとき試してみて欲しいポイントをいくつか紹介しました。睡眠の仕方は個人差がとても大きいものですが、それは赤ちゃんも変わりありません。なかなか寝ない赤ちゃんもいれば、とくに苦労なくスヤスヤ寝てくれる赤ちゃんもいて千差万別。でも、その赤ちゃんならではの成長の仕方で、いつか上手に眠れるようになるはずなので、あまり気に病まないようにしてください。ただ、睡眠不足が続いて辛い場合は、我慢しすぎず行政などのサービスを上手に活用して息抜きしましょう。

この記事の監修ドクター
梁 尚弘先生
りょうキッズクリニック(埼玉県所沢市)院長。平成10年順天堂大学卒業後、日本大学小児科研修医、沼津市立病院小児科、横須賀市立市民病院小児科、日本大学小児科助教、瀬戸病院小児科医長を経て現在に至る。小児科専門医。

(文:マイナビウーマン子育て編集部/監修:梁 尚弘先生)

※画像はイメージです

参考文献
[*1]「未就学児の睡眠指針」厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/000375711.pdf
[*2]日本睡眠学会 「6.睡眠の発達」
http://jssr.jp/kiso/hito/hito06.html
[*3]米国小児科学会:Getting Your Baby to Sleep, What's the best way to get my child to go to sleep?
https://www.healthychildren.org/English/ages-stages/baby/sleep/Pages/Getting-Your-Baby-to-Sleep.aspx

※この記事は、マイナビウーマン子育て編集部の企画編集により制作し、医師の監修を経た上で掲載しました

※本記事は子育て中に役立つ情報の提供を目的としているものであり、診療行為ではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当社は責任を負いかねます

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※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
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