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2020年10月23日 20:30 更新

お気に入りの洋服を長く着るために! 衣替え前にしておきたい洗濯のひと手間

季節の変わり目になると洋服の衣替えのタイミングです。大切な洋服、お気に入りの洋服は少しでも長く着たいですよね。けれど、衣替えをして洋服を衣装ケースなどにしまっておく間には、実は洋服をダメにしてしまう要素がいっぱい! そんな不安要素を少しでも取り除くために、衣替え前にしておきたいひと手間をまとめてみました。

ご覧いただきありがとうございます。
南の島でお片づけ 沖縄宮古島の整理収納アドバイザー川根礼子です。

日本の四季はそれぞれの風情があり、私たちを季節ごとに楽しませてくれますが、少し面倒なのが洋服の管理。季節にあった服を着るために、日本の習慣として昔からあるのが「衣替え」という作業になります。古くは平安時代からあった衣替え。今や私たちの暮らしにすっかり根付いているのでは?

最近では衣替えの時、シーズンオフの服はクリーニングに出し、そのまま次のシーズンまで保管してもらう……というサービスもありますが、ご自宅で保管している方もまだまだ多いと思います。

そんな衣替えですが、ただ洋服をチェンジするだけではなく、衣替えの前にやっておいた方が良いことがあるのをご存じでしょうか?

しまっておく間に洋服が傷んでしまうのを出来るだけ防ぐため、やっておくといいちょっとしたひと手間をご紹介します。

①しまい洗い

しまい洗いとは?

Lazy dummy

今まで着ていた洋服を衣替えでしまう前に、もう一度洗っておくことを「しまい(仕舞い)洗い」といいます。

ほとんどの服は洗ってあるとは思いますが、例えばカーディガンなどの羽織物、冬のセーターなどは毎回毎回洗濯をしないものもありますよね。

そういった服はもちろん、洗ってある服もしまう前にもう一度洗っておく「しまい洗い」をしておくことが、次のシーズンまで衣類をきれいにしまっておけるコツなんです。

しまい洗いをした方が良い理由とは?

Lazy dummy

シーズンオフの洋服をしまっておいて、次のシーズンに着ようとだしてみたら、服に黄ばんだシミがついてしまっていたり、虫に食われて穴があいていたり、そんな経験はありませんか?

特に白いシャツなどの生地のシミは目立ちますし、セーターに虫食いの跡があるとガッカリしてしまいますよね。それがお気に入りの洋服だったらなおのこと!

これは普段の洗濯で落ち切れていない、皮脂汚れや食べこぼしなどの油汚れが原因となっています。
特に汗をよくかく夏の衣類は、そんな汚れが落ち切っていないこともあるので、しっかりと汚れを落としておくためにも、衣替えの前に「しまい洗い」をしておきたいものです。

襟や袖、脇の下などに汗が残っていると思われる部分には、部分洗い用の洗剤をつけてから洗濯をしておきましょう。

また粉末洗剤が衣類に溶け残っているのもシミの原因となってしまうので、洗剤の量は適量とし、すすぎもしっかりしておくと安心です。

②洗濯機の掃除

酸素系漂白剤で洗濯機の掃除をする
出典: https://ameblo.jp

衣替え前にしておきたい「しまい洗い」ですが、そのしまい洗いの"前"に、さらにひと手間かけておきたいのが「洗濯機の掃除」です。

パッと見はきれいに見える洗濯機でも、洗濯槽の裏側などは汚れが溜まりがちです。
しまい洗いをするためにせっかく衣類を洗っても、そんな洗濯機では服に雑菌やニオイが残る原因になってしまいますよね。

せっかくのしまい洗いが台無しにならないように、しまい洗いの前にまず洗濯機の掃除をしておきましょう。

我が家で使っている縦型の洗濯機掃除では、上画像のお気に入りの洗濯槽クリーナーを使用していますが。ご家庭によって種類が違うので、それぞれに合った洗剤をお使いくださいね。

一緒にこんなところもチェック

しまい洗いの前の「洗濯機掃除」。
洗濯槽だけではなく、普段の掃除では見落としがちな洗濯機のフタの裏や細かい隙間などもついでにチェックしてみては?

実は、意外とホコリが溜まっており汚れています。
「しまい洗い」と、いつもより「丁寧な洗濯機掃除」をセットとして考えておくと、洗濯機も1年を通してきれいに、快適に使えそうですよね!

しまい洗いはいつがベスト?

衣替えの時期

Lazy dummy

お住まいの地域によって時期に違いが出てきますが、学校などの制服の衣替えで例えると……。
冬服→夏服 6月
夏服→冬服 10月に衣替えをすることが多いようです。

その間にも春・秋があり、衣替えが上手くできていないと暑いのに冬物ばかりだったり、逆に寒くなっているのに薄手の服しかなかったりと、着る洋服に悩んでしまうこともありますよね。

そのため、衣替えは年2回よりも、少し手間はかかりますが4回程に分け段階的にする方が効率がよくなります。

衣替えをする日の1週間前を目安に

Lazy dummy

持っている服の量にもよりますが、一日でしまい洗いが終わらない場合は衣替えの1週間前くらいを目途にとりかかりましょう。

洗濯した衣類がよく乾くようにお天気が良い日を見計らってするのもポイントです。

また家庭の洗濯機よりも洗浄力が高く、たくさんの衣類が洗えるコインランドリーの洗濯機を使うのも一つの手ですね。

まとめ

衣替えの前にしておくとよい「しまい洗い」と「洗濯機の掃除」をご紹介しました。

衣替えだけでも大変なのに、しまい洗いまで!と思ってしまいますが……大切な服、お気に入りの服を来シーズンも気持ちよく着るためにも、ぜひ取り入れてみてください!

そして時間も手間もかかる衣替えとしまい洗いを楽にするためには、持っている服の「整理」も大切です。

衣替えをするときは、衣類の要不要を判断してお片付けをする大チャンス!

しまい洗いをするまでもないような服は手離したり、「アイテム数が多いな」「この服は1度しか着なかった」そんな風に感じた衣類は来シーズンまでとっておく価値があるかどうかを、衣替えのときに見極めてみて!

衣替えをした分だけ、皆さんのクローゼットがお気に入りの場所になっていきますように。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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