住まい 住まい
2020年10月21日 13:00 更新

おこもりの日にもススメ! ドライフラワーの捨て時の目安とリメイク法

長く飾ることのできるドライフラワーですが、皆さんはその捨て時をご存知ですか? 今回は、ドライフラワーの捨て時の目安とそのプチリメイク法についてのご紹介です。

こんにちは、フラワーデザイナーでフォトスタイリストのはぎわらりえこです。

皆さんは、「スプリングクリーニング」という言葉を聞いたことがありますか?
元々は、欧米の習慣のようです。欧米では、冬の間暖房で使った石炭の煤払いを、暖房を使用しなくなる春に行うという慣わしがあり、特に寒い地方では暖かくなってからの大掃除が慣習なのだそうです。

一方日本の大掃除と言えば、冬。年末が定番ですよね。ですが、今の季節なら寒さも和らぎ、動きやすい。何よりお天気が良ければ窓を全開にして気持ち良くお掃除できますね。
この機会にぜひ、「スプリングクリーニング」でお部屋をきれいさっぱり、お掃除しませんか?

ところで、皆さんのお部屋には、飾りっぱなしのドライフラワーはありませんか?
春から初夏への季節の変わり目です。インテリアも飾り変えしたい時期でもありますね。

きれいにするもののひとつとして今回は、ドライフラワーの捨て時の見極め方についてご紹介したいと思います。ぜひ参考にしてみてくださいね。

ドライフラワーの捨て時の目安とは?

ミモザのドライフラワー
photo Rieko Hagiwara

手がかからなくて、ほったらかしOK! 長く飾れてコスパ最高! おまけにかわいい……と三拍子揃ったドライフラワーは、人気のインテリアフラワーです。  

ですが生花と違い、ずっと飾って置いておけるものだからこそ、その捨て時って見極めが難しくないですか?

ドライフラワーの捨て時の目安は、花の色を見極めることです。
花によってもその退色の早さ遅さがありますが……

ボトルドライフラワー
photo Rieko Hagiwara

例えばこちらのドライフラワーを使ったボトルフラワーですが、作りたてはとても色鮮やかできれいでした。ですが、時間の経過とともに、なんだか全体的に白っぽい感じになってしまいました。

ドライフラワーは、紫外線などで花の色が退色してしまいます。

ボトルドライフラワー
photo Rieko Hagiwara
ボトルドライフラワー
photo Rieko Hagiwara

並べて見比べると色の変化(退色)が明らかですね。

ドライフラワーの捨て時は、花色が最初と比べ白っぽくなったら目安です!
(もとの花色によってはベージュのような色に)
このような状態に色が変化してきたら、潔く捨てる決意を持っていい時です。

けれどどうしても、ただ捨ててしまうのはもったいない……という方がいらっしゃるかもしれません。
そのような時は、ドライフラワーの1部を残してリメイクしてみるのはいかがでしょうか?

次ではドライフラワーの活用法(プチリメイク)をご紹介します。

ドライフラワーのプチリメイク

ドライフラワーのUVレジン
photo Rieko Haiwara

ドライフラワーを使ったレジンのアクセサリーの作り方をご紹介します。

レジンとは?

レジン(resin)とは、英語で「樹脂」を意味します。専門的には、いくつかのレジン液を混ぜて制作するもの、接着剤として使用されるもの、工業製品になるもの、医療の現場で治療に使うものとその用途も幅広く、その材料となるレジン液にも種類があります。

ここでは、ハンドメイド作品として、手軽に100円ショップで購入できるUVレジンについてピックアップしたいと思います。

ハンドメイドで楽しむレジンは透明感があり、ツルっとした質感がまるでガラスのような印象です。UVレジンは、混ぜずに1つの液体を使います。紫外線で硬化できるのでUVレジンと呼ばれます。日光でも固まりますが、時間がかかります。

UVランプ(紫外線照射灯)をお持ちのかたはUVランプを使っていただくと、簡単に数分でレジン液を硬化させることができます。

UVレジンのアクセサリーの作り方

UVレジンのアクセサリー
photo Rieko Hagiwara

材料・用意するもの

UVレジンのアクセサリー材料
photo Rieko Hagiwara

作り方

・UVレジン液(今回はダイソーの物を使用)
・モール(レジンを固める型のこと。ダイソーのものを使用)
・爪楊枝
・あればUVライト
・ピンセット
・お好きなドライフラワー(小花がオススメ)
・お好みのアクセサリーパーツ(金具、手芸店等で購入出来ます)

【STEP1】モールにUVレジン液を入れます。型の底の部分、おおよそ4分の1くらいの高さまで液体を入れて一度UVランプをあてます。(約1分間)

【STEP2】UVランプから一旦取り出し、サイズにあわせて細かくカットしたドライフラワーを配置します。

【STEP3】配置したドライフラワーの上から、さらにUVレジン液を加えてUVランプをあてます。(2~3分)モールの大きさによっては【2】【3】を再度繰り返します。

しっかりと照射して硬化できたら、モールから外して出来上がりです。

【制作のポイント】
モールから取り出してUVレジン液のべたつきがある時は、もう一度UVランプを照射しましょう。
日光に当てて作る場合は、制作の途中でゴミなどが付着しないように、透明のセロファンを蓋にした箱などに入れて、太陽の光の当たる場所へ置きましょう。
お天気によって固まる時間が異なりますので、状態を見ながら硬化時間は調節してくださいね。

アクセサリー金具(ピン)のつけ方

UVレジンのアクセサリー
photo Rieko Hagiwara

出来上がったものを再度モールにセットします。レジン液を1滴たらしヘアピンをセットします。
一旦この状態で硬化させます。(1分)

取り出し、さらにピンの土台をしっかり接着するために、もう一度ピンの土台部分の周りにレジン液をつけてしっかりと硬化させれば出来上がりです。

モールの型を使用すると、アクセサリーの金具を接着するのが比較的楽だと思います。

私は今回ヘアピンとリングをお揃いで作ってみました。
皆さんもお好みのアクセサリー金具やパーツを使ってお試しくださいね。

ミモザのUVレジンアクセサリー
photo Rieko Hagiwara

まとめ

お気に入りのドライフラワーを捨ててしまうのはとても躊躇されるかもしれません。でも、こんな風に思ったらいかがでしょう?
「長い間楽しませてくれてありがとう」と感謝もでき、そしてスッキリ。また新しい花を飾るのも楽しいですね。

UVレジンは簡単なので、お子さんと一緒に手作りをしてみるのも楽しそうです。
ぜひドライフラワーのリメイクも楽しんでみてくださいね♪

ドライフラワーのUVレジンアクセサリー
photo Rieko Hagiwara
  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

PICK UP -PR-

関連記事 RELATED ARTICLE

新着記事 LATEST ARTICLE

PICK UP -PR-