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2021年02月04日 14:35 更新

端午の節句に作りたい! おすすめ 春の彩りメニュー

5月5日の端午の節句は、男の子の成長を祝う年中行事です。縁起物や春の味覚を取り入れたご馳走でお祝いしますが、どんなメニューにしようか悩みどころ。今回は作り方は手軽なのに、大人も子どもも喜ぶようなものを集めてみました。

Lazy dummy

こんにちは! キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

GWの最終日の5月5日は、端午の節句。近年は子どもの日として定着しているかもしれません。元々の端午の節句は、女の子の成長を祝う桃の節句と対する男の子の節句。その影響で、お祝い事に用いられる縁起物は兜など勇ましいものが多く見られます。

端午の節句のお祝いに欠かせないご馳走は、成長や出世を願う縁起物や、季節感のある春の食材が良く用いられます。伝統的に食べられるものもありますが、これが定番という行事食はあまりないので、家族の好みを取り入れて考えるといいですよね。

こちらでも、端午の節句の祝い方やお祝いの行事食について紹介しています。献立を考えるときの参考にしてみてください。

端午の節句メニュー

今回は、縁起物や春の味覚を取り入れて、簡単だけど彩り良く、大人も子どもも好きな味を中心としたレシピをご紹介します。

鯉のぼり寿司

鯉のぼり寿司

子どもが食べやすい鮭フレークを使って、鯉のぼり寿司にしました。パウンドケーキの型を使って作りましたが、牛乳パックなどで代用しても作れます。

【材料 パウンド型1個分】
・酢飯…2合分
・鮭フレーク…40~50g
・卵…2個
・キュウリ…1/2本
・ラディッシュ…1~2個
・スライスチーズ…適量
・海苔…適量
・オクラ…1本
・スナップエンドウ…3本
・チャービル…適量
・砂糖…小さじ2
・塩…小さじ1/2
・マヨネーズ…適量

鯉のぼり寿司

【作り方】
①パウンド型にラップを敷き、鯉のぼりの模様を上下反転して鮭フレークを敷き詰める。
②鮭フレークを崩さないように、静かに酢飯を重ねて半分くらいまで詰める。
③卵1個と砂糖小さじ1を混ぜて炒り卵を作り、酢飯の上に敷き詰める。
④さらにに酢飯を詰めてしっぽの部分はV字にしてラップの上から形を整える。
⑤しばらく置いて落ち着いたら、お皿にひっくり返して外す。

ご飯や鮭フレークなどを詰めるときは、スプーンの裏を使って、隅まで詰めるようにすると、形がきれいにできます。このときにギューギュー押すと、ご飯の粒がつぶれて固くなってしまいます。形を整えつつ、押しすぎないように詰めましょう。

鯉のぼり寿司

【鯉のぼりデコレーション】
①キュウリとラディッシュを輪切りにし、それぞれ塩の半量ずつ混ぜてしばらく置く。
②シナっとしたら軽く水を切って、鯉のぼり寿司の上に並べる。顔との境目は半分に切って並べる。
③海苔とスライスチーズで目やひげを作って、薄くマヨネーズを塗って貼る。

【たんぽぽデコの作り方】
①卵1個と砂糖小さじ1を混ぜて薄焼き卵を焼く。
②大きさの違う丸型と小さな花型で薄焼き卵を抜く。
③先のとがった型で切り込みを入れていく。
④薄くマヨネーズを塗って重ねて貼る。

薄焼き卵を色鮮やかにつるんと焼くにはコツがあります。
・卵を2回濾す。
・弱火で蓋をしてじっくり蒸し焼きにする。

蒸し焼きで表面まで火を通すと、きれいな黄色のつるんとした表面の薄焼き卵が焼けます。ひっくり返す必要はありません。

鯉のぼり寿司

あとはお皿の上に茹でたオクラやスナップエンドウ、チャービルと一緒にたんぽぽをデコレーションしていきます。

今回は小さい子が食べやすいように鮭フレークを使用しましたが、お刺身が食べられる年齢ならば、サーモンやまぐろなどのお刺身で作っても。お刺身を使う場合は酢飯をしっかり冷ましてから作ってくださいね。

ブリと筍の唐揚げ

ブリと筍の唐揚げ

端午の節句では、男の子がすくすくと成長し、出世できるようにとの願いを込めて筍や出世魚のブリを食べたることもあります。シンプルに醤油で下味をつけてからりと揚げると、子どもも大人も大好きな味に♪

【材料 4人分】
・ブリ…4切れ
・筍…300g
・醤油…大さじ2
・しょうが汁…小さじ1/2
・片栗粉…大さじ4
・揚げ油…適量

ブリと筍の唐揚げ

【作り方】
①ブリと筍は食べやすい大きさに切る。
②それぞれポリ袋に入れて醤油を半量ずつ入れ、ブリの方にはしょうが汁も入れる。空気を抜いて口を縛り、しばらく味をなじませる。
③片栗粉を半量ずつ入れて全体に回るよう振る。
④からりと油で揚げる。

下味をつけるまでを、前日や時間の空いているうちにやっておくと、仕上げの時間に余裕ができます。やはり揚げたてがおいしいので、揚げるのは最後にできるように段取りしておくといいですね。カリッとした食感はなくなりますが、この唐揚げは時間が経ってもおいしいので、お弁当のおかずにもおすすめです。

アスパラガスとベーコンの春巻きグリル

アスパラガスとベーコンの春巻きグリル

春に新芽を出すアスパラガスは、西洋では筍のように春の味覚として、またすくすく成長することを願って食べられます。季節や意味も端午の節句にはぴったり! せっかくなので、背の高いままの状態を、春巻きの皮で巻いて焼きました。このくらいぐんぐん大きくなってくれるといいですね♪

【材料 10本分】
・アスパラガス…10本
・ベーコン…10枚
・春巻きの皮…10枚
・小麦粉…適量
・オリーブ油…大さじ2~3
・塩コショウ…適量
・ローズマリーの葉…お好みで

アスパラガスとベーコンの春巻きグリル

【作り方】
①アスパラガスの皮を下の方だけピーラーで剥く。
②春巻きの皮を広げて、ベーコン、アスパラガスを乗せて、皮の端には小麦粉を水で溶いたものを塗る。
③端からクルクルと巻いて、オーブンペーパーを敷いた天板の上に並べる。
④オリーブ油を塗る。
⑤塩コショウを振り、ローズマリーを散らす。
⑥200度に予熱したオーブンで15~20分焼く。

アスパラガスとベーコンの春巻きグリル

こんがり焼き色が付けば完成です。オリーブ油はたっぷり塗った方がカリッと焼けます。チーズも入れて巻いてもおいしそうです。

カラフル♪ グラスカップサラダ

カラフルグラスサラダ

我が家ではお祝いご飯に欠かせないサラダ。なぜか子ども達みんなサラダが大好きです。パーティー用に彩り良くカラフルな野菜をカップに詰めてみると、雰囲気が変わるのでおすすめ。

カラフルグラスサラダ

入れる野菜はなんでもOK! 野菜の色や形、食感の違いがあると見た目も味も楽しめます。今回使ったのは、レタス、水菜、オクラ、コーン、人参、紫キャベツ、ツナ、ミニトマトの8種の食材。

栄養的にもビジュアル的にもバランス良くするには赤、黄、緑の食材を使うと良いと言われますが、さらにワンランクUPさせるのにおすすめなのが紫色の食材。紫色を少量でも取り入れると、色の華やかさが格段に上がり、他の色も色鮮やかに見えます。

カラフルグラスサラダ

きれいに詰めるコツは、しっかり詰めて重ねていくこと。固めの食材から詰めておくと上の重さに負けません。カップに当たる部分は特に側面が見えるので、ちょっと丁寧に。オクラは断面がきれいなので、カップの側面に貼って、それを押さえるようにツナを詰めました。

パーティー料理はいくつものメニューを同時進行で準備するため、段取りが大切です。カップサラダは事前に詰めて冷蔵庫で保管しておけるので、他の料理の仕上げと重なって慌てなくても済みます。
食材が乾燥しないように、蓋があれば使用し、ない場合はラップをかけて冷蔵庫へ。

金太郎とくまの白玉団子

金太郎とくまの白玉団子

デザートにはモチモチつるんとおいしい白玉団子で金太郎とくま、そして端午の節句に用いられる菖蒲の花を作ってみました。粘土のように形を作るので、お子さんと一緒に作っても楽しいです。

【材料 3~4人分】
・白玉粉…100g
・絹ごし豆腐…1/3~1/2丁
・ココアパウダーや野菜パウダー…適量

野菜パウダー ココアパウダー

白玉団子の色付けはココアパウダー、ブラックココアパウダー、紫芋パウダー、南瓜パウダーを使いました。ココアパウダー以外の3種はセリアで販売されているものです。食紅やアイシングカラーを使って色付けすると発色がいいので色鮮やかに。お好みで使用してください。

金太郎とくまの白玉団子

【作り方】
①白玉粉に絹ごし豆腐を混ぜて捏ね、耳たぶくらいの硬さに調整する。
②パウダーを混ざて色付けする。

金太郎とくまの白玉団子

好みの色になるまでパウダーを混ぜてください。粉っぽくなったら、少し水を足して調整してください。

金太郎とくまの白玉団子

③金太郎、くま、菖蒲を作る。

白玉団子は、崩れないようにオーブンペーパーをカットして、その上において形を仕上げていきます。細かいパーツは茹でるときに取れないように、しっかり接着するようにします。特にくまの耳は外れやすいので、水を少し付けてくっつけるようにすると外れにくくなります。

金太郎とくまの白玉団子

④茹でる。

お湯を沸かしてから、オーブンペーパーごと静かにお湯の中に入れます。茹でているうちにペーパーは剥がれてきます。浮いてきてからもうしばらく待って、冷水にとって冷まして完成です。

余った白玉の生地は丸めて茹でると、カラフルな白玉団子ができます。

金太郎とクマに白玉団子

きな粉や黒蜜をかけたり、あんこと一緒に食べたり、アイスにトッピングしてもいいですね♪ フルーツポンチにすると食後の〆にさっぱりしておすすめです。

お豆腐で練っているので、水で練るよりも柔らかさは長く保てますが、長時間水に浸けたままにすると、ふやけて形が少し崩れてくるので、出来上がったらお早めにどうぞ。

こちらでも端午の節句におすすめのレシピを紹介しているので、献立を考える参考にしてみてください。

まとめ

今回は、端午の節句の縁起物や春の味覚を取り入れた、簡単だけど彩り良く、大人も子どもも好きな味を中心としたレシピをご紹介しました。初めて迎えた初節句の時とは食事内容などが大きく異なります。使う食材などは、家族に合わせてアレンジしたりして、食べやすい、作りやすい形にして取り入れてみてください。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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