今だからこそもう一度見直そう! 避難バッグと非常食の保管について
もしもの時のために準備しておいた避難バッグ、最後に点検したのはいつか覚えていますか? 今回は、忘れてはいけない避難バッグの点検方法と、保管する際のアイディアについてご紹介したいと思います。
こんにちは。私がまだ独身だった頃は、地震や台風などの自然災害に対し、そこまでの恐怖心というものがなく、避難バッグ=乾パンや水という単純なイメージでした。しかし、結婚して子どもや家族のことを考えるようになり、相次ぐ自然災害の恐ろしさの中で、避難バッグを用意しておくことがいかに大事かを日々感じているankoです。
『防災の日』である9月1日を中心に、毎年市内でも防災訓練などが行われ、台風や津波、地震等があった日を振り返る中で、忘れてはいけない一人ひとりの防災意識というものを、私自身も改めて再確認しています。
さてこの避難バッグ、みなさんはきちんと点検、見直しなどされていますか?
用意したことに安心してしまい、肝心な点検を行わずにいると、非常食の期限が切れていたり……。
実は少し前まで、我が家でもよくありました(泣)
また期限だけに限らず、いざというときのために用意しておいた懐中電灯なども、肝心なときに電池が切れていては使い物になりません。
こうした避難グッズ、用意すればそれでおしまい!ではなく、大事なのはきちんと継続して点検、見直していくことなのです。
点検しやすい工夫
ほとんどの方が防災用品や避難グッズを大きめのリュックなどに入れて準備しているかと思います。私もそうで、期限等がないものに関しては、点検といっても簡単な確認だけだったので、毎回リュックの中身を全部出して一つずつ確認していくのが正直面倒に感じていました。
そしてふと思いついたのが、グループごとにひとまとめにすること。
中身が分かりやすいよう、透明なジップ袋の中にグループごとに分けて入れます。
袋の外からパッと見たときに中身を判断できるよう、さらにメモなどを貼りつけて、中に入っているものを書き出しておくとわかりやすいです。
グループごとに袋でわけることは、見た目にもわかりやすいだけでなく、いざというときに取り出しやすいという点でもおすすめです。
分けるグループに関しては、例えば紙食器(紙皿、割り箸、紙コップ等)や洗面グッズ(歯ブラシ、歯磨きシート、液体歯磨き等)など、実際自分や家族が使うときに、どんなものでまとめていれば使いやすいかを考えてグルーピングするといいかと思います。
期限の管理も見える化で分かりやすく
うっかりしていると、非常食の期限を切らしてしまうことがよくありますよね。
期限の管理についても、あらかじめリストを作っておくと把握しやすくなります。
けれども、食品によってはそれぞれ期限も違ってくるので、毎回入れ変えのたびに新しくリストを作り直すのは面倒ですよね。
そんな時、我が家では書いて消せるペンを使って期限を書くようにしています。
こちらは無印のもの。書いた後も擦って消すことができるので、何度でも書き直しが可能なんです。
日頃からローリングストックを意識する
我が家では、普段でも食べられるカップ麺やレトルト品などを少し多めにストックしておくことで、非常食として特別に用意しておくのではなく、日常的に食べたり使ったりしながらその都度買い足す「ローリングストック」という方法をとっています。
その分、期限の管理も補充のたびに変わってくるのですが、期限の管理も無理なく続けることができ、尚且つ在庫の把握もしやすくなりました。
またこうしたリストの活用だけでなく、見やすいところに日付を書いておくなどして、期限や在庫を日常から意識しておく習慣も大切ですね。
意外と見落としがちな「使用期限」
「期限」と聞くと、食品関係の賞味期間のイメージが強いと思うのですが、ものによっては「使用期限」というものにも注意が必要です。
避難バッグに入っているものとしてよく聞くのが乾電池の使用期限ですが、口腔ケアのための液体歯磨きや、冬場であればカイロなどにも期限があります。
また、市販薬や冷却グッズ(冷えピタなど)にも期限があるため、せっかく準備していたのに切らしてしまって使えない!などということがないように気を付けないといけませんね。
普段でもおいしく食べられるものを
今まで我が家では、非常食というと果物の缶詰やサバ缶、お菓子であれば乾パンやドロップというイメージが強かったのですが、普段あまりそうしたものを食べることがなかったため、いざ期限が近づいてきたときに食べきれず、結果的に期限を切らせて処分するということがよくありました。本当に今考えるとなんとも勿体ない話です。
最近ではこうした保存食のバリエーションも増え、非常食としてはもちろん、普段でもおいしく食べられるようなものがたくさん出ています。
いざ自分たちが被災したことを想定して……。もちろんそんなときに贅沢なんて言ってられませんが、そうした中でも食べやすいものをチョイスすることが安心にも繋がります。
また期限が近くなってきた際にも、普段の食事としておいしく食べられるものを選ぶようにすれば、無駄にすることもまずないのではないかと思います
まとめ
何となく用意していた避難グッズや非常食も、こうしたポイントを考えていくと、その都度点検や見直しが必要になってくると思います。
肝心なのは、いざというときをしっかりとイメージすること!
我が家でもしっかりシュミレーションしながら、きちっと管理していこうと思います。