【おすすめ100均アイテム】専門家が教える、ウォールポケット活用術
最近は100円ショップでもデザイン性の高いウォールポケットを見かけます。壁や扉を有効活用でき、便利でおしゃれなウォールポケット。しかし便利なアイテムである半面、うまく管理できないまま、ぐちゃぐちゃになってしまうという悩みのタネになることも……。そこで今回は、失敗しない100均ウォールポケット活用法をご紹介します。
こんにちは、ライフオーガナイザー®のうめだあさみです。
リネンやデニムの布製や、オシャレなバスケット製、クリア素材が便利なビニール製など、素材や形がさまざまなウォールポケット。皆さんは活用していますか?
筆者は以前、ステキなリビングの写真とともに掲載されていたバスケット型のウォールポケットに一目ぼれ。オシャレな空間に憧れる一心で、サイズも機能も、値段も問わずに購入したウォールポケットは、当然のごとくうまく使いこなせずにお蔵入り……。そんな経験のせいか、一時期はウォールポケット否定派でした。
ですが、安価な100円ショップで見つけたウォールポケットで、その利便性を再発見! 使用方法を明確に、かつ素材などを見極めれば、ウォールポケットは便利な収納アイテムになります。
今回は、我が家のあちこちで活躍する100均ウォールポケットの活用法をご紹介します。
玄関先で子どもの忘れ物防止に
登校前、「手袋の片っぽがない~!」と叫ぶ我が子の姿は、もはや冬の風物詩。バタバタ探すも、慌てているときほど見つからないもの。寒い中そのまま送り出した後、部屋の片隅に落ちている手袋を見つけたことは1度や2度ではありません。帰宅後の子どもから「上着のポケットに入ってた~」と聞くこともしょっちゅう。
そこで、玄関先に2列3段のウォールポケットを設置。
お客様や郵便配達の方の目に触れる玄関先ということもあり、中身が見えにくい布製を選択。クリアではないものの、浅めのポケットが便利。奥深くに潜り込み、入れたものが分からない! ということはありません。
「2ポケット1段ずつ」で、3姉妹の外出用小物を収納する場所に(2人兄弟なら3ポケット1列ずつ使用できますね)。外出時に必要なアイテムを個人で管理できるようにしました。
また、活躍するのは冬だけではありません! 春には花粉防止メガネ、夏は帽子や日焼け防止アイテムなど、季節に応じて中身を変化させることで、一年中活躍します。
ランドセルなど、大きなものが部屋の中に置きっぱなしなのは、いやでも目に入ります。でも、手袋やメガネなど小さなアイテムは行方不明になりがちですよね。だからといって、細かく定位置を作ったところで、誘惑が多い家の中では、定位置に戻すことも難しいのが正直なところです。
家の中で使用しないものなら、玄関に定位置を作ってみませんか。部屋に持ち込まないことで、家の中での行方不明を予防。出かける際にも必ず目に入るので、忘れることもありません。
また、長期休みで持ち帰った小学校の名札の定位置もココ! 長い休みの間、子ども部屋で行方不明になることを防止します。
慌てたくない冠婚葬祭用小物に
お祝い事の場合は、事前に分かっていることもあるため、慌てることはありません。ですが、ご不幸があった場合は突然で、事前の準備は不可能です。
数珠・ふくさ・黒ストッキングに黒ネクタイ……。使用頻度は少なくても、いざというときに見つからないと焦ってしまいますよね。ただでさえ気持ちが落ち着かない状況の上に、「ストッキングが伝線していた!」「ふくさってどこだっけ?」なんてバタバタしたくはありません。
そこでクローゼットにもウォールポケットを。クローゼット内は、他者の目に入ることはないので、中身が分かりやすいメッシュ素材で。
黒ネクタイ・黒靴下・ハンカチに黒ストッキング(着用時に伝染してしまう可能性も考慮して2枚)、ふくさなど、ご不幸があった場合に使用する小物は全てひとまとめに。夫婦まとめて管理できるように、同じウォールポケットに入れてあります。礼服と一緒にスタンバイしているため、夫一人でも準備が可能です!
使用頻度が低いため、引き出しの奥深くにしまっていた関連小物。ひとまとめにすることで、あちこちの引き出しから集めることもなく、スムーズな準備に役立ちます。
収納庫で使用頻度の高い工具だけ
家具のねじが緩んでいるのを発見したとき、どうしますか?
・気付いたらすぐにやるべき!
・ドライバー1本で解決する
分かってはいても、ドライバーが入っているのは重~い工具箱。その上、収納庫の奥に入っていたとしたら……?
たった1本のドライバーのために、わざわざ工具箱を持ち出すのが億劫……。重い腰はなかなか上がりません。そしてついつい後回しになってしまいませんか?
そこで、収納庫入り口付近にもウォールポケットを。収納庫を使うのは家族のみ、お客様の目に触れる場所ではありません。そのため「すぐ分かる・すぐ出せる」がポイント!
「扉を開けたらすぐに手が届く場所」と「クリア素材」で、出す手間も探す手間も省きます。
主に収納しているのは
・1本でマイナス・プラスを付け替えることができるマルチドライバー
・メジャー
・段ボールカッター
・イスなどのねじ閉めによく使うレンチ
使用頻度が高いものだけをチョイスすることで、重い工具も収納OK!
家具やイスの不具合に気付いたら、収納庫へ。扉を開けると、必要な道具がパッと目に入り、取り出しもワンアクション。おかげで気になったら取り掛かることが可能に。重い工具箱を持ち出すストレスも、後回しにするモヤモヤもなくなります。
扉の裏や収納庫の中なら、あまり見せたくない掃除道具の収納にもいいですね。
ヘアゴム・アクセサリー管理に
中身がパッと見分けられるクリア素材なら、行方不明になりがちなお子さまのヘアゴム収納にもピッタリ!
中身がはっきり見えるおかげで、必要なものが一目瞭然! ゴソゴソ探す必要もありません。2つで1セットのヘアピンもしっかり管理できちゃいます。個々のポケットで、それぞれが絡むことなく、取り出しもサッと簡単です。
お子さまだけでなく、ママのアクセサリー収納にも。リングはそのまま、ピアスはセットで。長いネックレスは、フックなどを使って引っかけてもOK。小さなアクセサリーの収納も思いのままです!
お気に入りのアクセサリーやヘアゴムばかりが詰まったウォールポケットは、見るだけでテンションアップ! クローゼットなどに納めず、見せる収納として使用してもいいですね。
リビングで薬管理
カレンダーのように日付が記されたウォールポケットなら、薬の管理にピッタリ。薬の有無や残数の確認もスムーズに。服用頻度によって、確認の方法は変わるものの、薬局にもらった袋に入れっぱなしよりもGOOD! 飲み忘れや残数の確認も一目瞭然です。
薬の説明書には、受診した病院や薬局の連絡先、薬の名前や注意事項など、大事なことがまとめて記入されています。一緒に納めておくと、いざというときに安心ですね。
日付入りウォールポケットは、忘れると残念な気分になるクーポンの保管にも。5日までのクーポンなら「5」のポケットに。お買い物の前にチラッと確認すれば、お得なクーポンを忘れることはありません。
まとめ
詰め込んだままのカオスなウォールポケットに、苦手意識が芽生えてしまったママはいらっしゃいませんか?
使いたい場所や収納したいものを明確にすることで、使いやすい形や素材がはっきりします。自分に合ったウォールポケットなら、カオス化の心配ナシ! 種類豊富でリーズナブルな100円ショップのウォールポケットを、ママの相棒として上手に取り入れてみませんか?