【専門家が教える】あちこち探さなくなるラベリング収納の工夫
片づけ収納の本などでは、今やたくさんの片づけ収納方法が紹介されていますが、皆さんは収納を使いやすくするためにどんな工夫をしていますか? 今回は探し物を減らすことに役立つ「ラベリング」についてお伝えします。
こんにちは、マスターライフオーガナイザー®︎のはやさかひろみです。
片づけ収納にはさまざまな方法があり、本やテレビなどでもたくさん紹介されていますね。
「これはよさそう!」とチャレンジしてみても、思ったようにうまくいかない……ということもあるかもしれません。
そのなかでも「ラベリング」は、やってみた経験のある方も多いのでは?
今回は、簡単にできるけれど実は奥が深い「ラベリング」についてご紹介します。
ラベリングってなに?
片づけ収納の方法としてよく目にする「ラベリング」。
お家でラベリングしているという人も多いのではないでしょうか?
ラベリングとは「入れものなどの中に何が入っているのか?」中身を明記したシール等を貼り、中身をあらわすことを言います。
今や片づけ収納の方法としてはメジャーな「ラベリング」ですが、実は単に中身を書いておくだけだとうまくいかない場合も……。
ラベリングしてあるからOK!と思わずに「ラベルを貼っているのに探してしまう」「違うものが入っている」などの場合には、見直してが必要かもしれません。
どんなところにラベリングする?
収納BOXに
収納BOXなどの入れものに、中に何が入っているかをラベリングをします。
カゴや箱などの入れものもそうですが、例えば引き出しや戸棚の扉など、パッと見て中に何が入っているかわからない場合に外側の部分に中身を書いたラベルを貼り、中身を見なくても何が入っているかわかるようにします。
置く場所にも
棚など、入れものを置く場所にもラベリングするという方法があります。
「定位置管理」とも呼ばれるこの方法は、収納BOXなどの入れものごと移動して使うような場合に、元に戻す場所にもラベリングします。そうすることで使った後に戻しやすくなるのです。
収納BOXと置き場所のラベルは同じものにして、同じラベルのあるところに戻すようにすれば、迷わず戻すことができます。
わが家では、砂糖や塩は調味料ケースに入れて、使うときは調味料ケースごと移動して使っています。使い終わったら同じ場所に戻せるよう、ケースを置く場所にもラベリング!
ケースのラベルと置く場所のラベルを合わせるように置くと、同じところに戻すのも簡単です。
家族や職場で共有しよう
ラベリングは見えない中身をわかりやすくするものですが、特に家族や職場など、複数の人が使うものや場所ではとても効果的です。
ラベリングしてあることで、「〇〇はどこにあるの?」と聞いたり探したりしなくても見つけることができるので、"探す" "どこにあるか聞かれる"というストレスも少なくて済みます。
このように複数の人で共有する場合は、「どんなラベリングなら、使う人みんながわかりやすいか?」に気をつけてラベリングしましょう。
自分に合ったラベリングを見つけよう!
ラベリングは、中に何が入っているかを、シールなどに文字で書き表したものが一般的ですよね。
一言で「文字」で書き表すと言っても、手書き文字・テプラなどの印刷文字等、どちらが好みか? どちらがパッと見てわかりやすいか?なども重要です。見た目は印刷文字の方が好みでも、ものを取ろうとするときにパッと見てわかりにくいという場合もありますので注意が必要です。
文字で表す以外にも、「絵や写真」で表すラベリングもあります。文字ではパッと見ただけではわかりにくい……という方には、こちらの方がむいているかもしれません。
例えば靴を収納するとき、靴が入っていた箱に入れて収納すると中身がわからなくなってしまいますが、箱の外に靴の写真を貼っておけば箱を開けなくても中身がすぐにわかりますよね。
また、「絵や写真」のラベリングは小さいお子さんにもおすすめです。
おもちゃ箱の中身を絵に描いたラベルを貼っておけば、どこに何のおもちゃを片づければいいのか判断しやすいですね。
絵のラベルはお子さん本人に描いてもらうのも手! 自分で描いたラベルなら、おもちゃの片づけも楽しくできそうです。
この他に、「色」のラベルをつける方法もあります。
色のシールなどをラベルがわりにしたり、入れもの自体を色のついたものにして色ごとに中身を分類します。
大事なものは目立つ色にする、など色を感覚的に決めるといいかもしれませんね。
まとめ
ラベリングひとつとっても、自分や家族に合った方法を見つけるのが大切ですね。
学校や公共の施設等ではラベリングのヒントがたくさん隠れているので、ぜひ参考にしてみてください。