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2020年10月16日 19:00 更新

甘みと旨みがギュッ! グリーンアスパラガスの彩りレシピ

独特の食感と旨みが特徴のグリーンアスパラガス。1年中手に入りますが旬は春です。この時期は新鮮でお手頃価格になるので、ぜひ味わいたい食材です。調理法によって香りや旨み、食感も変わるのでお試しください。

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

春が旬の食べ物はいろいろありますが、今回注目するのはグリーンアスパラガス! あの特徴的なビジュアルと、独特の食感でパッと華やぐ印象的な料理になるおすすめ食材です。

どちらかと言うとレパートリーが多い食材ではないかもしれませんが、意外にも何にでも使えるので、普段のメニューにプラスしてみてもいいですよ♪ いつものメニューがお洒落なデリ風に変身しちゃうかも!

グリーンアスパラガスの魅力

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アスパラガスはユリ科、またはキジカクシ科の植物。ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンEといったビタミン類や、カリウム、カルシウムなどのミネラルが豊富。特に注目されるのは、アスパラガスから発見されたアスパラギン酸。これはアミノ酸の1種で、疲労回復などの働きがある旨み成分。その他にも、葉酸やルチン、カロテンなど有用成分が豊富な食材です。

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食用とされるのは、土から顔を出して伸びる新芽。種を植えてから数年は収穫できませんが、その後は手をかけなくても毎年春に芽を出して10年程度収穫できます。

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有名なものはグリーンアスパラガスとホワイトアスパラガス。ホワイトアスパラガスは、土をかけて日に当たらないようにして育てたもの。日に当てた分、グリーンアスパラガスは栄養的に優れていますが、ホワイトアスパラガスは柔らかく青臭さもない味わいに。近年では、紫色のアスパラガスも見かけるようになってきました。この紫色は抗酸化物質として有名なアントシアニン。成長するとグリーンになってしまうため、収穫のタイミングが難しく、生産量は少なめ。紫色の食材が入ると、ぐっと色合いが締まった華やかさが出るので、レストランなどで使われることが多いようです。

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春の力強さを感じさせる、すっと伸びた姿は、日本で言うと、つくしやたけのこのような印象。冬の間休眠していたのが、温かくなると次々と新芽を伸ばし始めます。このユーモラスな姿が、アスパラガスの魅力の1つとなっています。春野菜に多い、ほろ苦さと旨み、そしてアスパラガス独特の食感が特徴です。

アスパラガスの下処理

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アスパラガスは調理する前に、下処理をした方が食べやすく、食感も良くなります。少し手間はかかりますが、このひと手間をしてから調理するようにしましょう。

はかまを取る

アスパラガス 下処理

節にある三角の形のはかま。ついたままでも食べられますが、根元の方についているものは固い場合があるので、下の方にあるものだけ取ります。

皮を剥く

アスパラガス 下処理

根元の方の茎は皮が固く、食べていて口に残りがち。1/3くらいの部分までピーラーで剥くと、食べやすくなります。

茹でるときは下から

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基本的な下処理は上記の2点。その後は茹でたり炒めたりと調理します。茹でるときは、根元の太い部分ほど固く、火が通りにくいことから、沸騰したお湯に入れるのは下から。料理によっては、あらかじめカットして、太い部分から入れ始め、最後に穂先部分を入れるなどして調整してください。アスパラガスの栄養は熱に弱かったり、水溶性だったりするものも多いので、茹で時間は1分30秒~2分程度と短めに。

グリーンアスパラガスの彩りレシピ

アスパラガス

パッと目を引く色と形。食べてみると存在感のある食感と旨み。特徴的ではありますが、味付けは何でも合ってしまうので、使い始めると、これに入れたい、今度はこうしてみようかな? と 、どんどん使いたくなってくる食材です。

せっかく素敵なビジュアルなので、それを生かす使い方や盛り付け方を意識すると、一気におしゃれな1品になります。

アスパラガスのグリル焼き

アスパラガス 

アスパラガスのおいしさを堪能したいときには、シンプルにグリルで焼くだけがおすすめ。ギュッと旨みが凝縮されるので「アスパラガスってこんな味だった?」と思うかもしれません。今回は味付けも塩とブラックペッパーのみ。マスタードやマヨネーズ、チーズソースなど、ディップを付けて食べてもおいしいです。こっくりとしたバター醤油にしても♪

【材料 1人分】
・アスパラガス…3本
・オリーブ油…大さじ1
・塩…適量
・ブラックペッパー…適量

アスパラガス料理

【作り方】
①アスパラガスの下処理をして、必要に応じてカット(今回はグリルパンの長さに合わせてカットしました)。
②グリルパンに入れて、アスパラガスにオリーブ油を塗る。
③魚グリルで焼き色が付くまで焼く(途中でひっくり返す)。
④塩とブラックペッパーをふる。

アスパラガス料理

グリルで焼いただけなのに、1人で何本も食べれるくらいおいしいです。茹でるのとはまた違う味わいです。焼き加減によって、コリッコリとした気持ちの良い噛み応えにも、柔らかい食感にもなります。

サラダ

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茹でたアスパラガスは鮮やかなグリーンがきれいで、他にはない形もしているので、サラダにぴったり。葉物野菜とは違う魅力があるので、ぜひ一緒に盛り付けて食べて欲しいです。

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グリルで焼いたアスパラガスも大胆にサラダに入れてもおしゃれ。チーズや生ハムと組み合わせれば、満足度の高いサラダになります。

春のグリーンロールサラダ

アスパラガス料理 春のグリーンロールサラダ

春においしいものといえばいろいろありますが、柔らかく色のきれいな春キャベツとアスパラガスを使ってグリーンサラダにしました。オクラやヤングコーンも一緒に巻いて女の子が喜ぶ、彩りのきれいな断面萌えする1品に。食べるときは、ドレッシングやスイートチリソースとマヨネーズなど付けてください。ハムの塩気があるので、野菜の味をシンプルに味わい場合はこのまま食べても◎。

【材料 2本分】
・春キャベツ…大きめ2枚
・アスパラガス…3本
・ヤングコーン…4本
・オクラ…4本
・ハム…2~4枚

アスパラガス料理 春のグリーンロールサラダ

【作り方】
①アスパラガスは下1/3程度ピーラーで皮を剥く。
②アスパラガス、オクラ、キャベツを茹でる。
③キャベツの芯の部分をそぎ落とす。
④キャベツを広げ、ハムを敷き、その上に他の具材を乗せて巻く。端は途中で折り込んで巻く。
⑤カットする。

アスパラガスの穂先は長いのでカットし、盛り付けるときに飾りとして使います。ハムは1枚か2枚、お好みで使用。

アスパラガスの天ぷら

アスパラガス料理 アスパラガスの天ぷら

軽いコリコリっとした食感は、柔らかいたけのこのような、ヤングコーンのような。穂先と根本でも柔らかさが違います。爽やかな香りと味でついもう1個と食べてしまいます。お好みで塩を振ったり、天つゆで味わってください。

【材料 2人分】
・アスパラガス…4本
・薄力粉…大さじ4
・卵…1/2個
・冷水…50ml

アスパラガス料理 アスパラガスの天ぷら

【作り方】
①アスパラガスは下処理をして3等分にカット。
②薄力粉と卵と冷水を混ぜて衣を作る。
③衣をつけてからりと揚げる。

材料は冷やしておくと、からりと揚がります。衣は余る量なので、他の食材も天ぷらにしてみてくださいね。

アスパラベーコン

アスパラガス料理 アスパラベーコン

お弁当おかずの定番! アスパラベーコンは、隙間を埋めるのにあと1品! というときのお助けメニューです。スッと立った穂先が見えるように巻くのがポイントです。

【材料 1人分】
・アスパラガス…1本
・ベーコン…1~2枚
・乾燥スパゲッティ…1~2本

アスパラガス料理 アスパラベーコン

【作り方】
①アスパラガスを下処理して茹でる。
②ベーコンの幅にカットして巻く。
③巻き終わりが外れないように、乾燥スパゲッティを刺して固定する。
④フライパンで焼く。

乾燥スパゲッティは食材の水分を吸って柔らかくなるので、そのまま一緒に食べられます。アスパラガスは穂先を少し出すようにして置いて巻いてください。根元の茎は太さによって数本一緒にしたり、半分にカットしても大丈夫。穂先の方も縦半分にカットして、ずらして見えるように巻いてもきれいです。お弁当やワンプレートご飯に入れると、とっても映えます。

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長さのあるベーコンを斜めにぐるぐると、1本丸ごと巻いてグリルで焼くととってもおしゃれな印象に。ベーコンに焼き色をつけてカリカリにしたい場合は、オリーブ油を表面に塗ってから焼いてください。

アスパラガスの肉巻き

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ベーコンと同様、肉巻きもおいしいです。作り方は同じですが、焼いた後に砂糖と醤油で甘辛に味付けするのがおすすめ。

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肉巻きにして衣を付けて揚げれば、アスパラガスの肉巻きフライができます。ボリューム満点のおかずとなります。

アスパラガスのピザパン

アスパラガス料理 アスパラガスのピザパン

トーストのデコレーション食材におすすめなアスパラガス。今回はピザパンにしてみました。

【材料 2個分】
・ディナーロール…1個
・アスパラガス…1本
・玉ねぎ…1/8個
・ベーコン…1枚
・ケチャップ…大さじ1
・とろけるチーズ…20g

ディーナーロールを横半分にカットして、ケチャップを塗り、スライスした玉ねぎ、ベーコンとろけるチーズを乗せた後、下処理したアスパラガスをお好みでデコ。焼き色が付く程度まで焼いたら完成です。

アスパラガス料理 アスパラガスのピザパン

見た目のかわいさもあるので、パーティーメニューにしても。ディーナーロールで作ったので、1つが手ごろな大きさで、取分けもしやすいです。

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本格的なピザにグリーンアスパラガスをたっぷりトッピングして、グリーンピザにしてもすてき! トマトソース系でもホワイトソース系でも合います。ピザ生地を作るところからだと大変な場合は、ピザ生地のみの市販品や、出来上がりの市販ピザにアスパラガスをトッピングしてもいいですね。

豚とアスパラのオイスター炒め

アスパラガス料理 豚とアスパラのオイスター炒め

アスパラガスは茹でて食べるものというイメージを持っている方も多いかもしれませんが、焼いたり揚げたり、炒めるのだってOK! これがまたいい歯応えでおいしいんです。

【材料 4人分】
・アスパラガス…8本
・豚肉…400g
・キャベツ…3~4枚
・にんにく…1片
・ごま油…大さじ1

(下味調味料)
・片栗粉…大さじ2
・しょうが汁…小さじ1
・砂糖…大さじ1
・醤油…大さじ1

(仕上げ調味料)
・オイスターソース…大さじ1
・ごま油…大さじ1
・醤油…大さじ1
・ブラックペッパー…適量

アスパラガス料理 豚とアスパラのオイスター炒め

【作り方】
①豚肉に下味調味料の材料を揉みこむ。
②フライパンにごま油を入れ、みじん切りのにんにく、斜め切りにしたアスパラガスを加えて炒める。
③アスパラガスの色がきれいな緑色になったらいったん取りあけ、①の豚肉を炒める。
④豚肉に火が通ったら、ざく切りのキャベツを加えてさらに炒め、取りあけておいたアスパラガスを戻す。
⑤仕上げ調味料を混ぜて加え、全体にいきわたったら完成。

今回はオイスターソースで中華風に味付けしましたが、しょうが焼きや味噌炒めの味付けなどアレンジできます。

まとめ

アスパラガスは1年中手に入りますが、旬は春。新鮮でお手頃価格になる春にぜひ味わいたい食材です。アスパラガスの魅力は春らしい、ほろ苦さと旨み、独特の食感です。また、特徴的な姿も、盛り付け方でとってもおしゃれなビジュアルにしてくれます。

調理法や味付けは、意外と自由で何でも合い、茹でたり炒めたり、揚げたり焼いたりとアレンジ幅があります。食感や栄養を損なわないように、茹で時間は短めにするのがおすすめ。茹でずにグリルで焼いたり、パパっと炒めたりするのも、味が凝縮しておいしいので試してみてくださいね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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