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2020年10月15日 10:30 更新

「かさばる」「忘れる」を予防! 弁当箱の収納アイデア

お弁当作りは大変! 調理の手間はもちろん、他にも「ヌルヌルのお弁当箱を洗う」「関連道具の準備」という地味な作業も加わって、大変さが増しているのが実情ではないでしょうか? 家庭での食事より手間の多いお弁当作り。今回は、その中の手間のひとつ「関連道具の準備」をラクにする、お弁当グッズの収納のポイントについてご紹介します。

Lazy dummy

こんにちは。ライフオーガナイザー®のうめだあさみです。

新生活に伴い、お弁当作りが始まるご家庭もあるかもしれません。

我が家は幸い、夫1人分のお弁当作りではありますが、料理が苦手な筆者にとっては苦労する作業。
・お弁当箱の準備の手間
・偏りなどが生じないように隙間なく詰める手間
・ヌルヌルのお弁当箱を洗う手間……
料理が得意ではないことに加え、たくさんの手間が生じるお弁当作りは、正直好きな家事ではありません。

だからといって、放棄できるわけでもなく……。なるべくラクにお弁当作りに挑むため、面倒な手間は省きたいものです。

今回は、お弁当作りの中で面倒な手間のひとつ、「関連道具の準備」をラクにするお弁当グッズ収納のポイントをご紹介します。

ポイント①関連グッズはまとめる

お弁当に必要なのは、お弁当箱だけではありません。
お弁当箱はもちろん、カトラリー、ランチョンマットや持ち運びのための袋。場合によってはおしぼりが必要なことも。

Lazy dummy

朝の忙しい時間を割いて、一生懸命作ったお弁当。
・出来上がったお弁当を入れる袋が見つからなくてワタワタ!
・持って行った家族からの「カトラリーがなくて困った!」との苦情にシュン……
なんてことは、避けたい出来事ですよね。

そこで、1つ目のポイントは、【まとめる】こと!
種類ごとに細かく分けるのではなく、お弁当を持参する際に必要な関連グッズはひとつのケースにまとめて収納します。

お弁当関連道具をひとまとめ

・お弁当箱、デザートケース
・お弁当を止めるゴム
・カトラリー
・おしぼりケース
準備に必要な道具がケースの中にまとまっていれば、あっちの引き出しやこっちの戸棚を開けて集める、なんて必要はありません。

忙しい朝の時間で作った後、家族に持たせる前にケースの中をチラッと確認!
ケースが空っぽなら一安心。逆におしぼりケースやカトラリーが残っていたら、入れ忘れている証拠です。

「おしぼりは入れたっけ?」と、完成後の包み終えたお弁当の中身を広げて確認する手間も省けますね。

ポイント②使用頻度で分ける

家族の学校やお仕事の事情により、毎日お弁当を作ることもあれば、週1回の場合も。
我が家の現状では、毎日のお弁当は夫のみ。3人の子どもたちのお弁当の頻度は低く、不定期です。

この【使用頻度の違い】も収納場所を考えるヒントに。

Lazy dummy

時々しか使用しないお弁当箱が、キッチンの使いやすい場所(特等席)に陣取るのはちょっとモヤモヤ……。反対に、毎日使用するお弁当箱をわざわざ戸棚の上に収納するのも不便。

同じお弁当セットでも、毎日使用するモノと時々しか使用しないモノを同じ場所に置いておくには何かと不都合が生じます。

そこで2つ目のポイントは【使用頻度に応じて点在収納】です。

毎日使用するなら、キッチンの特等席

毎日使うお弁当箱は流し近くに

毎日使う夫のお弁当箱セットは、流し台のすぐ後ろに設置したボックスが定位置。洗浄・拭き上げ・収納が1歩以内で完了する特等席です。

毎日のお弁当セット

夕方、持ち帰ったお弁当。持ち運び用の袋は、収納庫の取っ手につけたフックへ引っかけるだけ。

袋から出したお弁当箱・カトラリーは、すぐそばのキッチンシンクへ直行!
そのままの流れで、シンクで洗浄・シンクの後ろにある布巾で拭き上げまで一気に済ませちゃいます。キレイになったお弁当箱は、すぐそばのボックスへ投げ込めばOK。移動距離一歩で、後片付けが完了です。

この時、ボックスに投げ込むのはお弁当箱のみ。
お弁当箱は、翌日中身を詰める必要がありますが、カトラリーはお弁当を食べるときまで出番はありません。

そのため洗い終わったカトラリーは、ボックス近くに引っ掛けてあるお弁当袋へ一足先にスタンバイ! これで、カトラリーの入れ忘れとはサヨナラです。

毎日使うお弁当箱は、準備も片づけもラクな場所がベストです。

不定期使用なら食器棚上部でOK

使用頻度の不定期な子どもたちのお弁当箱。使用するのは遠足など、数か月に1度程度の頻度です。
そのため、子どもたちのお弁当セットは夫とは別の場所に。

使用頻度の低いお弁当箱は食器棚上部に

手を伸ばす必要がある食器棚上部が子ども用お弁当セットの収納場所。取っ手付きカゴのおかげで、高い場所でも出し入れはスムーズです。

準備や片づけに少々手間取る場所ではあるものの、使用頻度が低いため、特に不便を感じることはありません。使用しない間は戸棚の中で待機しているため、ホコリなどの心配もなく、衛生面でも安心です。

年に数回程度なら収納庫の中

大きなお弁当箱や予備のお弁当箱

運動会で使用する大きなお弁当箱や、予備のお弁当箱など、年に数回程度しか使用しないお弁当箱は、キッチン収納庫上部に。

収納庫には年に数回のお弁当箱

普段使用するお弁当箱と収納場所が分かれているおかげで、【年に数回】のまれな機会でも、準備がスムーズ。
必要なお弁当箱をパッと準備できるだけで、憂うつになりがちな運動会の大きなお弁当作りもスムーズに進めることができます。

全て同じ「お弁当箱」とはいえ、全部まとめて収納していたら、大きなスペースが必要に。
使用頻度に合わせ、分けて収納することで、大きなスペースも不要。準備の際の手間もかからなくなります。

ポイント③使う人で分ける

夫のお弁当箱と、子どもたちのお弁当箱は使用頻度によって収納場所が違うため、間違えてしまうことはありません。

ですが、3姉妹のお弁当箱やカトラリーを同じ場所で一緒に保管しておくとついつい間違えてしまうことも。「お姉ちゃんの箸が入ってた~」と言われることもしょっちゅうでした。

そこで3つ目のポイントは「使う人ごとに分ける」!

3姉妹それぞれのお弁当セット

食器棚上部の戸棚の中に4つのお弁当セットのカゴ。長女・次女・三女のお弁当セットです。

カゴの中には、それぞれ関連道具がまとめてセット。長女がお弁当の日には、長女のケースのみを取り出して準備すればOKです。
・お弁当箱を間違える
・どれが誰のカトラリーかと悩む
・お弁当袋を入れ間違える……
そんな"うっかり"を予防しつつ、悩む手間も省きます!

ランチョンマットのカゴ

右端のカゴには、子どもたち3人が共有するおしぼりやランチョンマット。必要なときのみ準備すればいいので、各人のカゴに入れておく必要はありません。

まとめ

お弁当作りが得意な方も、苦手な方も。道具の準備に手間をかけるよりも、中身に手間をかけてあげたいですよね。
せっかく作るママの手作りお弁当。腕によりをかけて作るためにも、準備や片づけは簡単、スムーズに。
ママの朝時間の余裕を作るためにも。また、ママの手作りお弁当を楽しみにしているご家族のためにも。今一度、お弁当箱収納を見直してみませんか。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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