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2020年06月29日 09:44 更新

専用の洗剤は必要なし!? 自宅にあるものでできるお風呂の黒カビ掃除

少し油断するとできてしまうお風呂の黒いポツポツしたカビ。普通のお掃除だけではなかなか取り除くことができないガンコな汚れです。今回はそんなカビ対策に、おうちにある4種類の手作り洗剤を試してみました。効果があるのはどれ? そんな実験結果も参考にしてくださいね!

ご覧いただきありがとうございます。

南の島でお片づけ 沖縄宮古島の整理収納アドバイザー川根礼子です。

Lazy dummy

一日の疲れを取るお風呂はいつも清潔にしておきたいものですね! ですが、毎日使う場所で水気・湿気が多い、となればすぐに汚れがついてしまいがち。

なかでも溜め込むと面倒になってしまうのがカビのお掃除です。

赤いヌメリのカビはまだ落ちやすいのですが、黒いポツポツしたカビが隅っこの方に発生してきたら要注意! そのままにしておくとどんどん広がってしまい、不衛生な環境になってしまうだけでなく、見た目も残念なバスルームになってしまいます。

だからこそ早めのお掃除で黒カビは除去しておきたいものですね。

そんな黒カビには専用の洗剤が必要? いいえ、実はどこのご家庭にもありそうなもので大丈夫なんです。

我が家にもある、そんな材料を組み合わせて、効果のある洗剤はどれか実験してみました。

ぜひ参考にしてみてください!

黒カビ掃除に使った材料

バスルームの黒カビ掃除に用意したキッチンハイター、片栗粉、重層、オキシクリーン、グラスなど
出典: https://ameblo.jp

お風呂の黒カビ掃除用に準備した材料はこちら。

洗剤のベースとして
●キッチンハイター(塩素系漂白剤)
●オキシクリーン(上画像では白いボトル)

混ぜあわせる材料として
●片栗粉
●重層

これらを組み合わせて、どれが黒カビに効果があるのか実験してみたいと思います!

材料を混ぜ合わせるのに、次のものも用意しました。
●ボウルやプラコップなどの入れ物
●割りばし
●計量カップ
●ビニール手袋

塩素系漂白剤も使うので、ビニール手袋をしてくださいね。

材料の組み合わせ

バスルームの黒カビ掃除に用意したキッチンハイター、片栗粉、重層、オキシクリーン
出典: https://ameblo.jp

手作り洗剤の材料の組み合わせはキッチンハイターをベースにした、
①キッチンハイター+片栗粉
②キッチンハイター+重曹

オキシクリーンをお湯に溶かしたオキシクリーン水をベースとした、
③オキシクリーン水+片栗粉
④オキシクリーン水+重曹

の4種類です。

キッチンハイターやオキシクリーンには漂白・除菌の役目もあり、黒カビにも効果がありそうです。

そんな洗剤を黒カビにしっかりと密着させるために、さらに片栗粉か重曹を混ぜペースト状の洗剤を作ることにしました。

カビ取り洗剤の作り方

バスルームの黒カビ掃除用に作ったキッチンハイターと片栗粉、キッチンハイターと重曹を混ぜたもの
出典: https://ameblo.jp

作り方は2つの材料を混ぜるだけなので、簡単です。

量の配分は基本、液体と粉は一対一の同じ割合の量でOKですが、垂れない程度の固さになるよう混ぜ合わせながら調節をしてみてください。

少し固めの乳液くらいのテクスチャーを目安にするとよいでしょう。

混ぜる

①と②の塩素系漂白材ベース

バスルームの黒カビ掃除用に混ぜて作った4種類の洗剤
出典: https://ameblo.jp

①塩素系漂白剤+片栗粉
片栗粉のダマがなくなるまで混ぜあわせます。時間が経つと分離してしまうので、使うたびに混ぜ合わせるとよいと思います。

②塩素系漂白剤+重曹
サラサラとした重曹は溶けやすいので一番混ぜやすかったです。重曹との相乗効果があるのかどうか楽しみです。

③と④のオキシクリーン水ベース

オキシクリーンが一番効果を発揮するのは、40℃~60℃のお湯に溶かしたとき。ですので、黒カビに塗る直前に混ぜ合わせるのがコツです。

③オキシクリーン水+片栗粉
4種類の中で一番混ぜにくかった洗剤になりました。オキシクリーン水が温かいので、片栗粉が固まりやすかったようです。

④オキシクリーン水+重曹
少しシュワシュワと泡立つ感じがありました。こちらもトロッとしたテクスチャーにはなりにくくザラザラ感が残ってしまいました。

お風呂の黒カビはこちら

黒カビが点々とついたお風呂の排水溝のグレーチングのフタ
出典: https://ameblo.jp

今回は、実験結果がわかりやすいように、排水溝のグレーチングのフタに一様に点々とついてしまった黒カビで実験してみました。

細い隙間なのでブラシなどが入りづらくてお掃除しづらい場所です。気が付くといつもポツポツと黒カビが発生して、掃除に困っているパーツでした。

カビ落としの実験!

バスルームの排水溝のグレーチング蓋と手作りの4種類のカビ落とし洗剤
出典: https://ameblo.jp

排水溝のグレーチングのフタにメンディングテープを貼って予め塗る場所を分けておきました。

混ぜ合わせて作った①~④のカビ落とし用の洗剤を塗っていきます。

手順①-塗る

バスルームの排水溝のグレーチング蓋についた黒カビ
出典: https://ameblo.jp
Before

それぞれフタの隙間についた黒カビは、上画像の様な状態です。

黒カビの場所に割りばしを使って、それぞれの洗剤をピンポイントで塗っていきました。

バスルームの排水溝の蓋の隙間の黒カビに塗った手作りの4種類の洗剤
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①~④までの洗剤をそれぞれの個所に塗っていったのですが、塗りやすかったのは
①→②→④→③の順番でした。

③のオキシクリーン水+片栗粉は固くて塗りづらかったのですが、固い分下にポタポタと落ちることがなく、密着具合は良かったと思います。

手順②-時間をおく

バスルームの排水溝のグレーチング蓋の黒カビを湿布中
出典: https://ameblo.jp

塗り終わったら乾かないようにラップをして、1時間ほど放置しておきます。

黒カビ落としの実験結果!

バスルームの黒カビ落としの実験結果、黒カビが落ちた排水溝の蓋
出典: https://ameblo.jp
After
④はほとんど変化がなく、画像は省略させて頂きます。
代わりに右下は③のAfter→After(ブラシでこすった後)の画像です。

4種類の洗剤を塗ってから1時間後、水で洗い流してみた結果は次の通りとなりました。

①塩素系漂白剤+片栗粉と②塩素系漂白剤+重曹
どちらもほとんどの黒カビが落ちていました!

②の方は一部薄っすらと残っていた所もありましたが、許容範囲内でした。②で使った重曹でWの効果があるかと思ったのですが、それほど①と差はでない結果となりました。

③オキシクリーン+片栗粉と④オキシクリーン+重曹
③と④は水で流しただけではあまり変化がなく、その後ブラシでこすったら黒カビが少し薄くなる程度でした。あまり効果がない結果になり残念ですが、オキシクリーンは温度を保った方が、効果が出やすいので、放置しておくことで温度が下がるこの方法はあまりよい手段ではなかったのかもしれません。

まとめ

4種類の手作り洗剤で黒カビ掃除の実験をしてみた結果は、①の塩素系漂白剤+片栗粉が一番手軽で効果も抜群でした。この2つならご自宅にある方も多いと思います。作り方も簡単で、黒カビに塗ったら後はそのままほったらかしでOK。

黒カビを発見したら、こんな方法でサッとお掃除に取り掛かってみてくださいね!

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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