毎日“お茶碗一杯分”が無駄になっている!?
こんにちは。ライフオーガナイザー®の佐藤美香です。
日本での食品ロス(まだ食べられるのに廃棄される食品)は、国民1人あたりに換算すると、毎日"お茶腕約1杯分・約139g(※)"ほどの量ということ、皆様はご存知でしょうか?
(※)消費者庁 | 食品ロスについて知る・学ぶ
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/information/food_loss/education/
とても「もったいない」ですよね。食材はもちろんですが、買い物や調理するには手間も時間もお金もかかっています。それらは、家族においしい・栄養のあるものをと用意したものだったかもしれません。その気持ちや時間が無駄になってしまうのも、とても「もったいない」と思うのです。
ほんのひと手間プラスすることや、知ることで、食品ロスは減らすことができます。まずは、できることからはじめてみませんか?
容器に残った食材も使い切る!
資源回収に出すために、はちみつのボトルや、調味料が入っていた瓶、ふりかけの袋などを洗うときに、中身が残っていて「もったいない」と思ったことありませんか? 貧乏性の私は、徹底的に使い切りたいので、最後にひと手間かけるようにしています。
はちみつのボトル
例えば、はちみつのボトル。逆さにしても、はちみつが出なくなったら、生姜を切って中に入れています。
数時間経ってからボトルを軽く振ると、生姜からでた水分とハチミツが混ざって、ボトルからきれいにハチミツをだすことができます。マグカップなどに入れて、お湯を足せば、ハニージンジャーのでき上がり。生姜が苦手な方は、レモンなどでもいいですね。この季節体も温まるので、おすすめです。
豆板醤の瓶
たまにしか使わない調味料は、使い切れずに賞味期限を過ぎてしまう……なんてことも少なくないですよね。そんなときは、よく作る料理にプラスするとグッと使いやすくなります。例えば、豆板醤。お味噌汁に入れると、中華風のお味噌汁になります。いつもと同じお味噌汁の味変は、家族にも喜ばれるのではないでしょうか? コチュジャンで韓国風にするのもいいですよ。
ふりかけの袋
お弁当やおにぎりを作るときにも大活躍のふりかけ。最後は、袋の中にご飯を入れて振ってみてください。丸いふりかけおにぎりができ上がります。
どれも、最後にひと手間かかりますが、中身を使い切れるだけでなく、洗う手間も軽減できるので、やってみる価値あり!
野菜の芯や葉は、捨てずに食べきる
捨てられている野菜の芯や葉も、実は食べられるものが多いです。おいしく食べきりましょう。
だいこん(かぶ)の葉
だいこん(かぶ)の葉を甘辛く炒めてふりかけにするなどのレシピも見かけますが、ちょっと面倒……。そんなときは、刻んで塩こんぶと一緒に、ご飯と混ぜると楽ちんでおいしいです。わが家では、ごま油をプラスして、おにぎりにすることが多いのですが、中学生・高校生の子どもにも好評です。
ブロッコリーの芯
茹でて、マヨネーズをつけて食べても十分おいしいですが、実はぬか漬けもオススメです。最近は、発酵済みの袋に入ったぬか床もあるので、ぜひ試してみてください。皮を剥いて、茹でてから漬けてもおいしいですし、生のまままだとコリコリした食感を楽しめます。
また、ジャガイモや南瓜のポタージュを作るときなどに、一緒に茹でてフードプロセッサーにかけることもあります。ブロッコリーの芯と分かると食べたがらない子ども達も、ぬか漬けやスープだと全く気にならなくなるようです。
しいたけのじく
毎週しいたけを購入するわが家では、毎回じくをほぐして料理に混ぜたりするのは、ちょっと面倒……。そこで、じくだけまとめて冷凍しています。
何パック分かたまったら、玉ねぎとコンソメと一緒に煮て、フードプロセッサーで撹拌。後は、牛乳や生クリームを入れて、しいたけポタージュに。わが家では人気のメニューです。
残った食材は、お1人様メニューで食べきる!
干しエビや干し椎茸、高野豆腐など、ちょっとだけ食材が残ること、ありませんか? 乾物は調理に手間がかかることも多く、ちょっとだけのために調理するのも……ととまどいますよね。また、乾麵やもち米なども中途半端に残ることが多い食材です。
こんなときは、必要な分だけ作りやすい「パッククッキング」がいいですよ!

パッククッキングという調理方法をご存知ですか? 湯せん可能なポリ袋に食材を入れて、湯せんで火を通す調理方法のことです。災害などでライフラインがストップしても、カセットコンロ・鍋・水・ポリ袋があれば、温かい食事をとることができます。もしもの時にも役立ちますが、日頃から便利に使える調理方法ですので、ご紹介いたします。
残った乾物やもち米で、おこわや温麺などの1人ランチと一緒に離乳食を作ったりもできるので、とても便利です。
まとめ
食材を無駄にしないためには、日々ちょっとだけ意識してみることが大切です。また、続けていくためには、楽であることも大切。ぜひ、簡単に取りかかれるものから、実践してみてください。
ライフオーガナイザー(R)/リユースオーガナイザー(R)/冷凍生活アドバイザーの佐藤美香です。
・三姉妹(JK.JC.末っ子は4歳)の子育て中
・勉強の出来る子より、生活力のある子
・週末一気に仕込み、平日冷凍テクで乗り切る
・片づけやすい仕組みをご提案
・小さな子でも出来る片づけ、お手伝い
・目指すは手間を省いてやってる風
ブログ:https://aika-katazuke.com/blog
Webサイト:https://aika-katazuke.com/
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