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2020年01月05日 19:30 更新

片づける前に収納用品は買わないで! お試し期間と「仮置き」収納のススメ

新しい年になり、「収納用品も新しいものにしたい」と思うことも。けれども、勢いで収納用品を購入するのは、あまりオススメできません。使い勝手を確認するためのお試し期間と仮置きについてご紹介いたします。

収納用品購入前に必要な「お試し期間」

こんにちは。ライフオーガナイザーの佐藤美香です。

「これなら片づきそう」「便利なはず」そう思って購入した収納用品が、いざ使ってみたら「しっくりこない」と感じることはありませんか? 小さなことなのでつい見過ごしてしまいがちですが、もしかしたら自分には合わない収納方法なのかもしれません。また、家族共有の場所で使う場合、自分はそれほど気にならなくても、家族が使いにくいと感じることもあるでしょう。勢いで購入してみたけれど、「何だか、見た目が好きになれない」なんていうことも。

収納用品を購入する前に、まずは家にあるもので代用し、置き場所やサイズ感を確認するためのお試し期間を設けてみてください。

Lazy dummy

すでに使いこなせなかった収納用品が自宅にある場合も、すぐに処分しなくても大丈夫。他の場所では、うまくいく場合もあります。こちらの記事も参考になさってください。

家にあるもので仮収納①:紙袋

紙袋はサイズが豊富なので、お試し期間の仮置きにとっても便利です。実際の活用方法についてご紹介いたします。

Lazy dummy

引き出し内の仕切りに

例えば、引出しの中に数種類のものが混ざっている場合。中身が混ざらないようにするために、仕切りがほしい。けれども、中身を細かく分けた方が使いやすのか? ザックリ分けた方が楽なのか? 迷いが生じているときはまず、紙袋で仮置きしてみましょう。

紙袋を使って引き出しの中を仕切り、使い勝手を確認

写真は、紙袋の上部を切り取り、残った上部を内側に織り込んだもの。織り込むことで二重になるので、意外と丈夫です。ちなみにこの写真は、3歳の娘の引出し。他に入れたいものもありましたが、2分割くらいの方が、本人も管理しやすいことが分かりました。

カゴの代わりに

同じカテゴリーのものが点在している場合、1箇所にまとめると管理が楽になることがあります。逆に、今ひとまとめになっているものを、使う場所ごとに分けたら使いやすくなることもあります。そんなときは、紙袋をカゴの代わりにして使ってみましょう。どちらの方法が合っているか確認しやすいです。また、量の把握もできるので、サイズ感が分かります。

数種類の大きさの同じ紙袋を使って、カテゴリーごとに配置し、使い勝手を確認

家にあるもので仮収納②:段ボール・空き箱

段ボールや空き箱もサイズが豊富。紙袋より丈夫なので、仮置き方法も広がります。

Lazy dummy

ラックの代わりに

ラックを使用することで、収納スペースを増やすことができます。ただ、サイズも豊富な上、材質も形もさまざま。代用品を使いながら、どんなものが最適なのか? イメージしてみてはいかがでしょう。

ラックのイメージ確認のため、空き箱を使ってみる

コの字ラックの種類ごとの活用方法については、こちらをご覧ください

欲しいものが手に入るまで

片づけが進むと一気に終わらせたくなり、欲しいものが手に入らなくても、間に合わせのもので済ませてしまうことがあります。せっかく頑張って片づけたのに、ちょっともったいないですね。

そこで、段ボールに、好みのリメイクシートを貼って代用してみませんか? 実際に手に入ったときのイメージもしやすくなります。

間に合わせで収納用品を買わずに、欲しいものが見つかるまでの間は段ボールにリメイクシートで代用

空き箱の活用方法は、他にもたくさん。

リメイクシートの活用方法は、こちら。

家にあるもので仮収納③:突っ張り棒

お試し期間に活用できるのは、紙袋や段ボールなどの入れものだけではありません。突っ張り棒も仮収納の強い味方! 実例をいくつかご紹介いたします。

棚板の代わりに

例えば、もう一段棚板を足そうか迷っている場合や、棚板の高さのイメージができない場合など、突っ張り棒を棚板の代わりにしてみるのはいかがでしょう。

突っ張り棒を棚板がわりに使い、実際の高さや入る量を確認してみる

棚板を追加購入した場合、「やっぱり使いにくい……」と思っても、なかなか他の場所で使うことができないので、先に試せると安心ですよね。実際に取り付ける前に、高さや、どれくらいの量が入るかも確認できるので、計測だけではイメージしにくい方にもオススメです。

ブックエンド

本や教材をカテゴリーごとに分けたい時に、ファイルボックスがいいのか? ブックエンドがいいのか? なども迷ってしまいますよね。そもそもカテゴリー分け自体が、出し入れしやすいのかも迷うところ。棚の上下に突っ張り棒を突っ張れば、出し入れの確認がしやすいです。

ブックエンドとファイルボックスの使い勝手の比較には、突っ張り棒が便利

便利すぎて、「仮」から「本」収納になってもOK! こちらの記事では、突っ張り棒の活用方法をいろいろご紹介しています。

まとめ

片づけてすっきりした部屋には、きれいに揃った収納用品を置きたくなります。「使い慣れている定番のものがある」「気に入った見た目のものでモチベーションを保つ」のはいいと思うのです。けれども、勢いで購入したものが、使いづらいと感じることもよくあること。せっかく頑張って片づけたのに、「きれいな状態を保てない」「使いづらい収納用品が手元に残る」のは避けたいですよね。また、お試し期間の間、どんなものにしようかと考えるのも楽しい時間です。ぜひお試し期間チャレンジしてみてください。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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