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2019年11月19日 14:30 更新

“育児に関する夫婦喧嘩”の原因は? イマドキ家族の実態をリサーチ

ピジョンが運営する「ピジョン 育児イマLABO」は、 1才未満の子どもを持つ核家族の30代男女を対象に「チーム育児に関する調査」を行いました。

「チーム育児」とは?

初めての育児はママもパパも初心者。何がわからないかも、わからない。そんな状況でも、夫婦で、お互いのキャリアや、やりたいことなどを共有・尊重しあい、家事・育児の分担も行う。また、夫婦だけでは厳しいことは、家族の手助けや各種サービスもフル活用し、自分たちらしい育児を行えている家庭の総称が「チーム育児」です。

イマドキ育児の実態は?

「チーム育児」をしていない家庭は90%

まずは家事20項目について「夫婦のどちらが主に担当していますか」と聞いたところ、家庭内での家事負担個数の平均は妻が平均12個、夫が2個という結果になり、妻の平均家事負担数は夫より10個多いということが明らかに。

なお、今回「チーム育児」を実施している家庭を妻と夫の家事負担数の個数差を3個以内の家庭と定義したところ、「チーム育児」ができている家庭は10%となり、90%の家庭で「チーム育児」ができていないという結果になりました。

【家事20項目】

食事の準備(朝)、食事の準備(昼)、食事の準備(夜)、お皿洗い、家の掃除、スーパー/コンビニ/ドラッグストアなどでの買い物、ネットでの買い物、洗濯、子どもの寝かしつけ、子どもの歯磨き、子どものつめ切、子どものお風呂子どものお着替え、子どものおむつ替え、授乳(日中)、授乳(夜中)、子どもにご飯を食べさせる(日中)、役所への各種届出、育児記録(日記)をつける、子どもの写真を撮る

「チーム育児」を実施している家庭の夫がやっている家事ランキング!

家事20項目について夫が担当していた割合が多い順序をみてみると、 同率1位で「お皿洗い(54.2%)」・「子どものお風呂(54.2%)」、 3位は「ネットでの買い物(50.0%)」、 4位「家の掃除(41.7%)」という結果になりました。

この結果から、夫が担当しやすい家事は「お皿洗い」や「子どものお風呂」ということが明らかに。

妻がお願いしたいこと・夫が今後やりたいことの1位は?

また、妻に「あなたは育児に関して、旦那さんに本当はお願いしたいことがありますか」、 夫に「あなたは育児に関して、現在はやっていないけれど今後やってあげたいことがありますか」とそれぞれにアンケート調査を実施しました。

結果は妻の1位は「子どもの寝かしつけ(33.0%)」、2位は「掃除(21.0%)」、 3位「皿洗い(20.0%)」となり、 夫の1位は「子どもの寝かしつけ(30.0%)」、2位は「子どもの歯磨き(23.0%)」、3位は「食事の準備 朝/夜(21.0%)」となりました。

妻がお願いしたいこと、 夫が今後やってあげたいことの1位は、どちらも「子どもの寝かしつけ」と合致していることが判明しました。

「チーム育児」で叶うことって?

「あなたは育児に追われてしまってできなかったことがありますか」

「あなたは育児に追われてしまってできなかったことがありますか」と聞いたところ、 「ある」と回答した人は「チーム育児」未実施の家庭で58.8%で、半数以上の人が「できなかったことがある」と感じていることが判明。

なお「チーム育児」を実施している家庭では、「ある」と回答した人は33.3%と「チーム育児」未実施の家庭の約半分の割合となりました。

この結果より、「チーム育児」を実施することによって、66.7%の人が育児に追われずにやりたいことができているということが明らかになりました。

「あなたは平日、親子3人で過ごす時間をどの程度とれていますか。 (食事の時間も含む)」

「あなたは平日、親子3人で過ごす時間をどの程度とれていますか (食事の時間も含む)」と妻と夫の双方にアンケート調査を実施。2時間以上取れているかどうかで比較したところ、「チーム育児」を実施している家庭では54.2%、未実施の家庭では30.4%という結果に。

「チーム育児」を実施することによって妻の負担が減ることはもちろんのこと、親子3人で過ごす時間が増えるということがわかりました。

「チーム育児」を実現するためには?

出産前から「チーム育児」は始まっている!?

さらに、「あなたのご家庭では、育児の分担についての話し合いをしていますか(お子さんの出産前)」と聞いたところ、「チーム育児」を実施している家庭では79.1%、未実施の家庭では33.3%が「していた」と回答。

実施家庭と未実施家庭で45.8%の差が生じており、「チーム育児」の実施状況と出産前の話し合いに相関関係が見受けられる結果となりました。

夫婦喧嘩の原因

夫婦喧嘩の原因について聞いたところ、 妻の1位は「育児に関する分担が不公平(42.6%)」となり、 2位は同率で「配偶者の言葉に思いやりがない(40.4%)」「育児に対する考え方が違う(40.4%)」、 4位「決められた育児の分担をしっかりやってくれない」という結果に。

夫は、 1位「配偶者の言葉に思いやりがない(47.4%)」、 2位「育児に対する考え方が違う(33.3%)」、 3位「育児に関する分担が不公平(24.6%)」、 4位「決められた育児の分担をしっかりやってくれない(15.8%)」という回答が出ました。

また、妻の原因の1位、夫の原因の3位「育児に関する分担が不公平」に関しては、全体平均32.7%に対し、「チーム育児」を実施している家庭では20.0%という結果となり、不満に思っている人が12.7%少ないと判明。

そのほかにも、男女ともに4位にランクインしている「決められた育児の分担をしっかりやってくれない」に関しても、全体平均22.1%に対し、「チーム育児」を実施している家庭では6.7%と約15%不満に思っている人が少ないということが明らかになりました。

「チーム育児に関する調査」 ピジョン 育児イマLABO調べ
対象者:1才未満の子どもを持つ核家族の30代男女200名
居住地域:東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪、愛知、福岡
調査時期:2019年10月

(マイナビ子育て編集部)

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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