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2019年11月23日 11:00 更新

旬を食べよう! 煮ても焼いても生でもおいしい大根レシピ

寒くなる時期は大根がおいしい季節。みずみずしく甘みのある品種は、晩秋から冬が食べ頃です。価格もお手頃になるので、丸ごとおいしく食べ切れる、いろいろな食べ方をご紹介します。

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こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

いよいよ寒さも本格的になってきました。季節の野菜も冬が旬のものへ変わる時期です。この季節は体が温まるような料理が食べたくなりますよね。おいしい野菜はたくさん出回ってきますが、今回は晩秋から冬に掛けておいしさが増す大根に注目! マンネリ化しがちな大根を、さまざまな調理法でおいしくいただくレシピをご紹介していきます。

大根の魅力

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大根は1年中、手に入る野菜となっていますが、品種によって収穫時期は異なります。主に出回っている青首大根などの品種は、晩秋から冬にかけての寒い時期が旬。みずみずしさと甘みが増して、おいしくなるので、ぜひ味わいたい野菜です。

日本でも古くから馴染みのある野菜で、各季節の年中行事には、ほぼ必ずと言っていいほど大根を使う料理が登場するくらいです。長い歴史がある分、さまざまな調理法でそのおいしさを味わってきました。

大根は生食もでき、加熱してもまた違う食感と味になり、いろいろな味で楽しむことができます。収穫後も比較的保存期間が長かった大根は、昔は食べ物が少ない冬場の貴重な保存食として重宝しました。また、漬物にして保存期間をさらに長くする工夫もされてきた食材でもあります。

大根は白い根の部分は淡色野菜、緑の葉は緑黄色野菜に分類されます。根にはビタミンCのほか、さまざまな消化酵素が含まれ、葉にはビタミンC、E、カリウム、カルシウム、βカロチンも多く栄養満点。葉が切り落とされ販売されていることも多いですが、葉付きの大根が手に入ったら、葉も全部使うのがオススメです。葉と根はそのままにしておくと品質が下がるので、早めに切り離して保管してください。葉は根と比べて長く持たないので、早めに食べるようにしましょう。

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一般的にスーパーで見かけるのは白くて長い青首大根。みずみずしくて甘みがあり、育てやすい品種だったこともあって広まりました。葉の付け根あたりが青いため、この名前が付いています。

最近では、各地のご当地野菜が注目され、全国に知られるようになってきています。大根も地域によって有名な品種があり、スーパーで珍しい大根を見かけることも。

三浦大根、練馬大根、丸い形の桜島大根や聖護院大根などは有名ですが、辛み大根や赤大根なども手に入りやすくなってきています。

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それぞれの品種は甘さ、辛さ、色や食感に違いがあり、それを生かした楽しみ方もできます。今回は一般的に多く出回っている白くて長い大根を中心に、さまざまな食べ方や調理法をピックアップしてみました。

「生で食べる」大根レシピ

大根おろし

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大根おろしは、生で食べる代表的な方法です。大根は根の方が辛みが強く、上の方が甘みが強いと言われています。主に甘みのある上の部分を大根おろしにすることが多いですが、辛みの効いた大根おろしもパンチがあって料理によってはとても合うので、お好みで使う場所を選ぶといいですね。

おろしポン酢

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揚げ物に大根おろしをかけるとさっぱりした後味になり、消化も助けてくれます。カツ、唐揚げ、てんぷら等の揚げ物には、薬味にネギや大葉をかけると見た目も味もUPするのでおすすめです。

揚げ物の他にも、おろしポン酢を使った和え物もおいしいですし、そばやパスタにも合います。

みぞれ鍋

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寒い季節に食べたい鍋ものにも大根おろしは大活躍。水炊きをおろしポン酢で食べてもいいですし、たっぷりかけてみぞれ鍋もいいですね。揚げ出し豆腐など、ポン酢やだしの効いたつゆに大根おろしをプラスするとおいしいです。

揚げ出し餅のみぞれ汁

大根レシピ みぞれ鍋

お餅を揚げてだし汁に大根おろしをかけたら、お餅は表面サクサク、中はトロリ。時間と共にだし汁を吸ってトロトロになっていきますよ♪

【2人分】
・お餅(50g)…2個
・大根…5cm
・蒲鉾…5cm
・細ねぎ…1/2本
・海苔…適量
・だし汁…300~400ml
・油…適量

【作り方】
①だし汁にカットしたかまぼこを入れて味を調えておく(お好みで白だし、だし醤油など使用してください)。
②お餅は食べやすい大きさ(揚げると膨らむ)にカット。海苔、細ネギも切っておく。
③油で揚げる(膨らんでくっついたりしますが、あまり気にしなくても大丈夫です)。キッチンペーパーなどで余分な油を取る。
④器に揚げたお餅を入れ、だし汁をかける。おろした大根と細ねぎや海苔をかけて完成。

大根サラダ

大根サラダ

生食の大根メニューの中で、我が家の人気ナンバーワンは大根サラダ。切って和えるだけの簡単メニューなので、もう1品ほしいときに重宝します。大根がちょっと苦手な次男が、これは頻繁に自分からリクエストするくらい大好きです。

【材料 4人分】
・大根…10cm
・きゅうり…1本
・ツナ缶…1缶
・大葉…10枚
・ドレッシング(野菜系やポン酢でも)…大さじ4
・ごま…適量
・フライドオニオン…お好みで

大根サラダ

【作り方】
①野菜は千切りにし少し水にさらしてあく抜き&シャキッとさせる。
②よく水を切ってツナも一緒に混ぜる。大葉は飾り用に半分残しておく。
③ドレッシングを和える(ドレッシングは食べる直前に和えると大根のシャキシャキ感を楽しめます)
④大葉とフライドオニオン、ごまをかけて完成♪

マヨネーズをかけてもおいしいです。ドレッシングを和えてすぐはシャキシャキ感を楽しめますが、時間が経つと野菜の水分が出てきてしんなりした食感に。それも、またおいしいですよ。

赤大根のコールスローサラダ

赤大根のコールスローサラダ

【材料】
・赤大根…5cm
・人参…2cm
・コーン…好きなだけ
・塩…少量
・塩、コショウ…適量
・マヨネーズ…適量

【作り方】
①赤大根は輪切りか半月切りに、人参は千切りにして塩を振りかけしばらく置く。
②水分が出てしなってきたら、固めに絞ってコーンを加え、調味料で味付けして完成。

仕上げにお好みでパセリを振ってください♪ 同じ手順でマリネにしたり、ドレッシングで和えたりしてもいいですよ。

「煮る」 大根レシピ

大根がおいしい汁物

大根レシピ さつま汁

我が家は豚汁が大好きで、週に1度は登場するくらい。いろいろな具材が入って旨みも栄養もたっぷりな具だくさんの汁物は、寒い季節は特に欲しくなります。具材の中で1番人気なのは、味の染みた大根。じわっと旨みが広がっておいしいですよね。豚汁の他にもめった汁やさつま汁など、どれも必ず大根をたくさん入れます。夕食を作るのが大変な時は、具だくさんの汁物とご飯があれば大丈夫!

煮豚&大根 味付き卵

大根いり煮豚

煮物の多くに大根が登場します。大根だけ使ったものもあれば、他の食材と合わせたものまでさまざま。厚切りにした大根に中まで味を染み込ませるため、1度冷ますのがポイントです。もし時間があるときには、前日に作ってひと晩寝かせるのが◎。一緒に卵を漬け込めば、味付き卵もできちゃいます。

【材料 4人分】
・豚塊肉…500g
・大根…10cm
・卵…4個
・玉ねぎ…1個
・しょうが…1片
・醤油…100ml
・砂糖…大さじ3
・だし汁…400ml

【作り方】
①豚塊肉はタコ糸で巻いてから、フライパンで全面焼き色を付ける。
②圧力鍋に豚塊肉、2㎝の厚さのいちょう切りにした大根、みじん切りにした玉ねぎ、すりおろしたしょうが、醤油、砂糖、だし汁を入れて、高圧20分加熱する。
③別の鍋で卵を茹でて殻を剥く(半熟の場合はお湯が沸騰してから入れ、8分加熱後すぐに冷水で冷ます)。
④圧力鍋の圧力が下がったらふたを開け、火が通っているか竹串を刺して確認(赤い汁が出なければOK)。蓋を開けたまま、お好みの濃さまで煮詰める。
⑤冷ましてから卵を漬けて一晩寝かせる。

冷めた時に脂が白く固まるので、取り除いてくださいね。

おでん

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大根がおいしい料理といえば、おでん! 練り物などの旨みやコクが大根に染みておいしいですよね。大根は米ぬかやとぎ汁であらかじめ下茹でしておくと苦みが取れます。時間がないときには一緒に茹でても作れますが、下茹でをする時間があるときには、下茹でした方が苦みのないおいしい大根になるのでオススメです。特に筋の多いものや、下の方は苦みが強いことがあるので。

「炒める」 大根レシピ

豚と大根のオイスター炒め

豚と大根のオイスター炒め

煮物のイメージの強い大根ですが、実は炒めてもおいしいです。特に豚肉との相性は、煮物同様に抜群。和洋中とどんな味付けでもOK! 今回は中華味にしてみました。

【材料 4人分】
・豚小間肉…400g
・大根…10cm
・人参…1/2本
・小松菜…2株
・にんにく…1片
・しょうが…1片
・オイスターソース…大さじ2
・醤油…大さじ2
・ごま油…大さじ2
・ブラックペッパー…適量

豚と大根のオイスター炒め

【作り方】
①小松菜は茹でて冷水に取り、よく絞って4cm幅にカット。大根と人参は拍子木切りにする。
②調味料(オイスターソース、醤油、ごま油大さじ1、ブラックペッパー)を混ぜておく。
③みじん切りにしたにんにくとしょうがをごま油(大さじ1)で香りが出るよう炒める。
④豚小間肉を炒める。
⑤豚小間肉に火が通ったら、大根と人参も加えて炒める。
⑥大根が透き通ってきたら、調味料を加えて強火で仕上げる。

一緒に入れる野菜はお好みで変えても大丈夫です。パンチが効いたのが好きな方は、仕上げにブラックペッパーをもう一振りどうぞ。

「焼く」 大根レシピ

大根のはさみ焼き

大根レシピ

大根は焼いてもおいしい食材です。大根ステーキはシンプルに大根だけを焼く料理ですが、もっとボリュームと食べごたえがあるように肉ダネを挟みました。水分が多い大根なのであっさりした味。がっつり系にするには、少ししっかり目の味付けにするとちょうど良くなります。


【材料 4人分】
肉ダネ
・大根…16cm
・豚ひき肉…400g
・ねぎ…1本
・大葉…5枚
・片栗粉…大さじ1
・塩…小さじ1/2
・砂糖…小さじ1/2
・醤油…大さじ1
・しょうが…1片
………
・片栗粉…大さじ5
・油…大さじ1
・水…80~100ml
・だし…50ml
・砂糖…大さじ3
・醤油…大さじ3
・細ねぎ…3本

大根レシピ

【作り方】
①大根を1cm幅に輪切りにし、耐熱皿に乗せラップをして電子レンジ600wで6分加熱。
②水気を切って片栗粉をまぶす。
③肉ダネを作る。ねぎ、大葉は粗みじん切りにし、豚ひき肉や調味料と一緒に粘りが出るまで練る。
④肉ダネを8等分にし、大根で挟み、②で余った片栗粉を使って側面にも付ける。
⑤油をひいたフライパンで焼く。
⑥両面をこんがり焼いたら、水を入れて蓋をし、蒸し焼きにする。
⑦火が通ったら、だし、醤油、砂糖を加えて煮からめる。

大根レシピ 重ね焼き

食べるときに小口切りにした細ねぎを、たっぷりかけて召し上がれ♪

大根のサイズや柔らかさによって、加熱時間や味付けは調整してください。太い大根を使うとカットしたほうが食べやすいかもしれません。小さなお子さんも大きいのは食べづらいので、食べやすいサイズに切り分けてくださいね。

「揚げる」 大根レシピ

大根の唐揚げ

大根レシピ 唐揚げ

大根は揚げてもおいしい食材です。から揚げにしてみたら、大根のみずみずしさはそのままに、食べごたえのある唐揚げになります。

【材料 4人分】
・大根…20cm
・しょうが…1片
・にんにく…1片
・醤油…大さじ1
・片栗粉…大さじ3
・小麦粉…大さじ3
・揚げ油…適量

大根レシピ 唐揚げ

【作り方】
①大根を食べやすい大きさに切り、すりおろしたしょうがとにんにく、醤油を混ぜる。
②片栗粉と小麦粉を加えて混ぜる。
③カラッと揚げる。

みずみずしさはすごくありますが、揚げたては衣がカリカリ! 大根自体の味の主張はそこまでないので、味付けや調理法などで自由自在に合わせて使いやすいです。

まとめ

晩秋から冬に掛けて瑞々しく甘みも出る大根。おいしさが増すこの時期はお値段も手ごろになるので、ぜひいろいろな味わい方で楽しんでください。大根は生食をはじめ、煮ても焼いても炒めても、揚げてもおいしい食材です。調理方法だけでなく、味付けも和風、中華、洋風にも馴染むので、ぜひさまざまな料理で活用してみてください。葉付きで手に入ったときは、ぜひ栄養豊富な葉っぱも捨てずに味わってくださいね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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