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2019年10月30日 12:30 更新

歯みがきをしていても、子どもがむし歯になる? 知っておきたいリスクとケア

11月8日は「いい歯の日」。雪印ビーンスタークは「子どものむし歯」について、1〜5歳の⼦どもを持つ25歳〜45歳の親(男⼥400⼈)を対象に調査をしました。

Q.現在お子様に(2人以上の場合は上の子に)むし歯はありますか?

Q.お子様の歯みがきはいつからはじめていますか?

今回対象となった親に「⼦どものむし⻭」について聞いてみたところ、全体の約14%にむし⻭があると回答。⻭磨きは⻭の⽣え始めてきた1歳未満から始めるという割合が半数を超え、1歳代ではほとんどの子どもが⻭磨きを始めていました。

Q.子どものむし歯を心配したことがある場合、むし歯の対策としてどんな取り組みをしていますか?(複数回答)

また、むし⻭対策の取り組みとしては、1位は「1⽇1回以上の⻭磨き」で、85%以上が取り組んでいると回答。⼦どものむし⻭菌対策をしっかりしていることがわかりました。では、⻭みがきをして、むし⻭菌対策をしているのに、なぜむし⻭はできてしまうのでしょうか。

むし⻭の主な原因菌は、「ミュータンス菌」

むし⻭や⻭周病の原因となっているのが、⼝の中にすむミュータンス菌。ミュータンス菌は、⼝の中に⼊ってきた砂糖を栄養源にして、ネバネバとしたグルカンをつくって⻭に付着。⻭垢と呼ばれるプラークを形成し、その中で増殖しながら酸をつくり、⻭を溶かし始めます。

むし⻭予防は毎⽇つづけることが⼤事

むし歯予防には、親⼦でミュータンス菌を減らす⽣活習慣を⾝につけましょう。⼦どもの⻭はエナメル質が弱く、むし⻭菌に対する抵抗⼒も微⼒。まずは、⻭みがき。子どもが1⼈できちんとみがけるようになるまで、ママやパパの仕上げみがきは⽋かせません。また、ママやパパの⻭が健康なら、それだけ子どもがむし⻭になるリスクも少なくなります。

⼤⼈の半数以上が、むし⻭もしくは⻭周病

Q.歯周病やむし歯の検診を受けた人は、その結果はいかがでしたか?

対象者の約60%の⼈が妊娠をきっかけに⻭科検診を受診。そのうちの半数がむし⻭や⻭周病のいずれかにかかっているという結果になりました。

⻭周病と妊娠期間の関係

⻭周病は妊娠の継続に影響を及ぼす可能性があり、また妊娠は⻭周病の増悪因⼦と⾔われています。

⽇本産科婦⼈科学会・⽇本産婦⼈科医会の「産婦⼈科診療ガイドライン 産科編2014」によると、「⻭周病合併妊婦では、早産あるいは⼦宮内胎児発育不全による低出⽣体重児出産の危険が⾼いという報告がある」と記載されており、妊婦のう⻭・⻭周病について「妊娠中は⻭科疾患が進⾏しやすいので、う⻭・⻭周病について相談を受けたら⻭科医受診を勧める」としています。

また⽇本⻭科学会のWEBサイト内にある「テーマパーク8020」では、⻭周病と全⾝疾患との関連について、「低出⽣体重児を引き起こす危険性を⾼めることがわかってきた」等も報告しているため、⻭周病は早めのケアをおすすめします。

雪印ビーンスタークでは「ミュータンス菌」の感染を防ぐ、オーラルケア商品も取り揃えています。

「むし歯と歯周病に関する意識調査」

調査期間:2016 年5月7日~5 月10日
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:1~5歳の子どもを持つ男女各200人ずつ計400人
25歳~30歳、31歳~35歳、36歳~40歳、41歳~45歳 各グループ50人
調査実施:雪印ビーンスターク株式会社

(マイナビ子育て)

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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