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2019年10月15日 19:30 更新

寒くなる前に! 年末までにやっておきたい換気扇のお掃除方法

年末の大掃除対策、もう始めていますか? ついつい後回しになりがちな換気扇掃除。けれど、後回しにすればするほど、実は大変になってしまうのです! 今回は、換気扇掃除にベストなタイミングと、お掃除方法についてご紹介したいと思います。

こんにちは。実は8月の終わりから大掃除を始めており、12月はすでにぐーたら決定のankoです。

自炊するお宅であれば毎日使うであろうキッチン。ふと真上を見上げたら換気扇が真っ黒! そうなってしまうと、なかなか重い腰があがらないですよね。

その換気扇の汚れをずっと放置し続けると、汚れがだんだん取れにくい状態になっていくのはもちろん、うまく換気ができないことで、空気中に含まれる油汚れ等が部屋中に拡散してしまったり、溜まった油汚れで中のファンに負担がかかってしまったりして、故障等の原因になりかねません。

修理となれば費用も高くなりますし、できるだけそうした事態は避けたいところ。

そのような話を聞くと、急いで取りかからないと! と焦ってしまいがちですが、この換気扇……実は掃除にベストな時期というものがあるのをご存知でしょうか?

それは主に、換気扇の汚れの性質にあります。

換気扇の汚れの成分とは?

Lazy dummy

換気扇汚れの主な性質、それは油汚れです。油は性質上、温度が下がると固まってしまい、ちょっと拭き取ろうにも取りにくくなってしまいます。「大掃除」というと寒い年末にするイメージですが、こうした性質もあり、換気扇掃除だけはできるだけ寒くなる前、むしろ気温が高い時期の方が、暑さで汚れが緩んで落ちやすくなるんだそう。

また、油汚れは「酸性」です。この汚れを落とすために、洗剤を選ぶときのポイントとして、その汚れの反対の性質を持つ洗剤を選ぶこと!

例えば、油汚れの「酸性」の反対は「アルカリ性」になるため、アルカリ性の洗剤でお掃除をすると、性質が中和され、汚れが落としやすくなるということなんです。

我が家オススメのアルカリ洗剤

アルカリ性の洗剤と聞くと、どんなものがあるのか正直迷ってしまいますよね?

実は最近、よく耳にするようになったナチュラルクリーニングの中に、アルカリ性の性質を持つアイテムがあるんです!

換気扇掃除

そうです! その正体は「重曹」です。

正確には重曹は弱アルカリ性ですが、重曹は油汚れだけでなく焦げ汚れも得意とし、また昔からお菓子作りなどにも使われていた馴染みあるアイテムでもあるので、こうしたキッチン周りでも安心して使うことができます。

では早速、この重曹を使ってお掃除していきたいと思います。

Lazy dummy

まず、換気扇のフィルターなどを取り外します。(作業中に換気扇が回りだすと非常に危険ですので、必ず電源を切っておいてくださいね)

そして中のシロッコファン(カタツムリのようなもの)を取り出します。初めてこのシロッコファンを取り外すという場合は、ネジが固くてなかなか外せないことがあります。その際はゴム手袋などをはめてネジを回すと外しやすくなりますよ。

換気扇掃除

次に、取り外したシロッコファン、フィルターをお湯に重曹を溶かして作った重曹水の中に浸け込みます。

重曹は水に溶けにくい性質なので、だいたい40度ぐらいのお湯を使うと溶けやすくなりますよ。

我が家は今回、シロッコファンのみ浸け置きしましたが、大きなビニールなどを使ってフィルターなども一緒につけ置きするとまとめて掃除ができます。

重曹を使う際の注意点

Lazy dummy

先ほど、重曹は安全性も高く、使いやすいアイテムであると説明しましたが、そんな重曹と相性の悪い素材というものがあります。

例えば、このシロッコファンやフィルターがアルミ素材のものだとすると、重曹を使うことで黒く変色したり、塗装が剥がれてしまうことがあります。必ず使う前に、それが何でできているのかをチェックしておくことが大事です。その他にも、フローリングや畳、い草など天然素材のものについても変色しやすく注意が必要。

また、テレビやパソコンなどの電化製品などは、重曹による研磨作用で表面に傷がついたり削れる恐れがあるので注意してください。他にも、白木(塗料が塗られていないもの)や竹製品、漆塗りのものなども、変色等の恐れがあるため使用は控えたほうがよいでしょう。

コンロ周りやレンジフードの拭き掃除

注意書きが少し長くなってしまいましたが、シロッコファンの浸け置きをしている間、レンジフードやコンロ周りもきれいにしておくと効率がいいです。

先ほどと同様に、40度ぐらいのお湯(100ml)に、小さじ1杯の重曹をよく溶かします。これをスプレーボトルに入れ、布巾などにスプレーしながら、汚れが気になる部分を拭いていきます。

重曹は拭き跡が白く残ってしまうことがあるので、仕上げにもう一度水拭き、そして最後に乾拭きを。

Lazy dummy

拭き掃除が終わったら、浸け置きしていたシロッコファンなどを取り出し、使い古しの歯ブラシなどを使って隙間の汚れを掻き出していきます。

汚れが落ちれば、あとはきれいに洗い流し、乾燥させてから装着して完了です。

換気扇掃除

さらなる予防で汚れを防ぐ!

換気扇掃除

全て装着し終わったら、最後に汚れ防止としてフィルターを装着!

我が家が愛用しているのは、スターフィルターというメーカーのものです。

最近SNSでもよく見かけるのですが、こちらの商品のオススメなところは、なによりも取り付けが簡単! 楽チンなところ。ただでさえ面倒な換気扇ですから、こうしたところから少しでも楽できると有り難いですよね。

詳細はこちらから!
https://www.starfilter.co.jp/

まとめ

いろいろなアイテムをご紹介しましたが、重曹に関しては、ドラッグストアだけでなく100均でも購入することができます。なかでも、重曹はダイソーのものが容量もたくさん入っているためオススメです。

ポイントを押さえて、年末までに効率よく大掃除を終えられるよう、日々の合間に小掃除をしながら、残りの数カ月を乗り切りたいと思います。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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