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【助産師解説】バースプランを立てるメリットは?書ける内容と書き方のコツ、例

【助産師解説】バースプランを立てるメリットは?書ける内容と書き方のコツ、例

バースプランとは何か?その立て方と考えるメリットなどについて、助産師がアドバイスします。プランに書ける内容や書き方のコツ、知っておきたい注意点についてもお伝えしています。


この記事を解説してくれた先生
坂田 陽子先生
看護師、助産師、国際認定ラクテーションコンサルタント。 葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院のNICU・産婦人科に勤務し、延べ3000人以上の母児のケアを行う。その後、都内の産婦人科病院で師長を経験。現在は出張専門の助産院”My Midwife”を開業している。
HP:http://ameblo.jp/mymidwife-yoko/

バースプランってなに?メリットと立てる際の注意点

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出産予定日が近づいてくると、バースプランという言葉を聞く機会があるかもしれません。産院によっては、適切な時期にバースプランを立てることをすすめられることもあるでしょう。では、このバースプランとはいったいどのようなもので、立てる意味はなんでしょうか?まずは具体的なメリットと知っておきたい注意点についてお伝えします。

バースプランとは?

バースプランとは、妊娠中や出産時に関する希望やお願いがある場合に、医師・助産師に求めることなどを記入する用紙です。多くの人が分娩方法のみの希望を記入するものと理解しているようですが、実は入院中にどのように過ごしたいか育児の考え方・希望なども記入できるのです。

ただ、当然ながら希望したことがすべて叶うわけではありません。

医学的な理由でNGとなるものもありますし、理念や設備などの問題で希望に沿える・沿えないが産院によって変わってくるものも多々あります。バースプランを書いたからといってそのとおりにできるわけではないのですが、「自分がなぜそれを大事にしたいのか」「自分がそのために努力していることは何か」を伝えてみましょう。バースプランをきっかけに、医療者とのコミュニケーションが深まり、信頼関係につながることもあります。産院との方針が異なる場合でも、折衷案が提案されることもあるかもしれません。

バースプランを立てる2つのメリット

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とくに希望はないけれど……という場合でも、どのような出産にしたいかをイメージしておくことは悪くありません。バースプランは自分の想いや考えを表現するだけでなく、前向きにバースプランを立てることで、主体的な出産、すなわち、「私らしく、満足な出産体験」となることが期待できます。多くの産院でバースプランの記入をすすめるのは、このためとも言えますね。書こうかどうか迷っているという人は、バースプランを記入する主な2つのメリットについてまとめてみたので、ぜひチェックしてみてください。

<メリット1>心の準備ができ、出産に安心して臨めるようになる

バースプランを立てる過程では、どのようなお産にしたいか、陣痛時はどう過ごしたいか…などを具体的に考えるようになるので、自然と自身の出産と向き合うようになります。あらかじめお産をイメージしておくと、いざ分娩となったときも落ち着いて臨みやすくなるでしょう。

<メリット2>できるだけ希望に沿った環境が整いやすい

事前に希望することを伝えておくことで、一生に数回しかない貴重な体験をできるだけ自分の希望に沿ったものにできる可能性が高くなります。特に、バースプランではやりたくないことも相談することができるので、無駄な不安やストレスを抱えにくくなるというメリットもありますね。もちろん、前述のとおり希望が100%受け入れられるわけではありませんが、なぜやりたくないのかを記入しておけば、後にいちいち口で説明しなくても気持ちを汲んでもらえ、最終的にどうするかの話し合いがしやすくなるでしょう。やりたいことに関しても同様です。

お産はママと赤ちゃんの命にかかわるケースもあるため、希望してもできないものもあります。でも、かけがえのない命が誕生する貴重な瞬間であるからこそ、できるだけママの希望に沿った形をとりたいと考える産院が多いのも確かです。妊婦さんに安心して分娩に臨んでもらうためにも、バースプランを立てておくことを推奨している産院は多いようですね。

バースプランに関する注意点

バースプランの記入を推奨する産院が多いとはいえ、全ての産院で記入をすすめているわけではありません。中にはバースプランを受け付けない産院もあります。

分娩予約の際に病院の理念など詳しい説明があるはずなので、どうしてもお産に希望やこだわりがある場合は、バースプランを受け付けており、かつ希望する分娩スタイルを選べるところで予約すると叶いやすいでしょう。

ただし、バースプランは「未来日記」ではないということを忘れてはいけません。

「望んだことがそのとおりになる魔法の用紙」ではないので、過度なこだわりはあまりよくないですね。たとえ産院で希望を受け付けてくれたとしても、お産は思い通りに進むとも限りません。バースプランはあくまでも病院側がママの希望をくみ取りやすくし、できるだけ満足度の高い出産に近づけるようにする目的で使うものですが、母子の安全が優先されるため、必ずしも希望通りになるわけではないと柔軟な心構えをしておくとよいですね。

バースプランで考えたい6つの内容

では、バースプランではどのようなことを考えておくといいのでしょうか?後になってこれも伝えておけばよかった!とならないよう、考えておきたい主な6つの項目に目を通しておきましょう。

分娩スタイルについて

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真っ先に考えたいのが、やはり分娩スタイルですね。

分娩台で仰向けの姿勢で出産する普通分娩を望むのか、座位や四つ這いの姿勢で産むフリースタイル分娩にチャレンジしたいのか、自分の望むスタイルを考えてみましょう。それぞれにどのような分娩方法なのかを具体的に知りたい場合は、助産師さんに詳しい説明を受けてくださいね。

産院によっては、助産師外来で事前に助産師に相談することができます。メリット・デメリットについて聞いたり、自分のお産イメージや不安要素などを伝えると、どのような方法がいいかアドバイスをもらえることもあるでしょう。無痛や和痛の希望があるときは、それも伝えてください。

ただし、普通分娩以外を行っていない医療機関も少なくありません。無痛・和痛に関しても同様なので、初めから希望を持っているときはあらかじめリサーチしたうえで分娩予約を入れましょう。

分娩する場所や立ち合いについて

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分娩室以外でのお産をOKとしている産院であれば、どこで産みたいかも相談してみるといいでしょう。場所の例としては、畳の上での出産や水中出産やLDRなどがありますね。

LDRとは、陣痛(Labor)、分娩(Delivery)、産後の回復(Recovery)までを1つの部屋で行います。LDRがある産院でのみ可能です。

場所のほか、立ち合いについても希望があるときは伝えておきましょう。産院によっては旦那さん以外はNGなど条件がある場所もあるので、事前に確認をしてください。特にNGがない場合は、立ち会ってほしい人だけでなく、絶対に入ってほしくない人も記入しておくと万が一の場合に対応をお願いできます。

陣痛中の過ごし方について

分娩方法とともに、陣痛中をどのように過ごしたいかについても希望があるときは記入しましょう。過ごす場所や一緒にいてほしい人、準備してほしいものなど、詳しく書いておくと希望が伝わりやすいです。

分娩後にしたいこと

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赤ちゃんが生まれる大切な瞬間をどう過ごしたいかについても考えておくといいですね。カンガルーケアや早期授乳、ビデオ・写真撮影をしたいなど、やりたいことを伝えてみましょう。安全や衛生上の観点でNGになるものもあるかもしれないので、事前に確認してみましょう。

入院中にお願いしたいこと

もし希望があるのであれば、入院中にお願いしたいことも記入しておきましょう。たとえば、部屋のタイプや母子同室について、面会やお見舞いについて、赤ちゃんの預かりについてなど、気になることは全て伝えておきましょう。バースプランに記載しておくと、助産師との話し合いもスムーズになるはずです。

バースプランの書き方は?コツと先輩ママの例

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バースプランのメリットや考えておきたいことについてはわかったけれど、実際にどう書いたらいいのかイマイチわからない…という方に向けて、バースプランの記入例をご紹介します。病院が出している例文や先輩ママが実際に記入したものなど、具体的な希望事項や書き方を項目別にまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

分娩スタイル

・楽な姿勢をいろいろためしてみたい。
・水中分娩にチャレンジしたい。
・ソフフロジー法で産んでみたい。
・無痛分娩で産みたい。
・夫が立ち会える日に合わせて計画分娩を相談したい
・上の子も立ち会わせたい。
・義母・義父には立ち会ってほしくない。
・夫に立ち会ってほしいが、産まれる瞬間だけいてほしい(赤ちゃんが生まれる瞬間に夫を入れてほしい)。
・立ち合いはいらない。
・ベッド(お布団)の上で産みたい。
など

陣痛中の過ごし方

・できるだけ1人にならないよう、常に誰かについていてほしい。
・家族に付き添ってもらえないので、助産師さんにいてほしい。
・ベッドに横になっているだけでなく、できるだけ動いていたい。
・痛みが軽くなるようマッサージを夫に教えてほしい。
・部屋の明かりを暗くしてほしい。
・好きなアロマを焚きたい。
・音楽を流してリラックスしたい。
・陣痛をやわらげるグッズを使いたい。
など

出産時にしたいこと

・生まれる瞬間を写真・ビデオで撮りたい。
・出産直後に家族写真を撮影したい。
・赤ちゃんの産声を録音したい。
・へその緒がつながったままの生まれた直後の赤ちゃんを見たい。
・カンガルーケアをしたい。
・胎盤を見てみたい。
など

入院中のお願い

・できる限り母乳で育てたい。
・母子同室をお願いしたい。
・疲れたときは赤ちゃんを預かってほしい。
・個室を希望/個室が空いたら移動したい。
・お見舞いは断ってほしい。
・仕事の関係上、面会時間に夫が来れない。時間外でも入れてもらうことはできるか?
など

【医師監修】出産準備で入院前に用意すべき必要な持ち物34選

https://woman.mynavi.jp/kosodate/articles/43

入院の準備ができていると、いざ出産の時に慌てずに済みます。パジャマなどバッグに入れる持ち物リストを作っておきましょう。先輩ママのブログも参考になりますよね。出産で入院するタイミングは、ママや赤ちゃんの状態によってさまざまです。入院でどのようなものが必要か、あったら便利なグッズなどもご紹介します。

まとめ

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バースプランを立てる過程は、自身の妊娠・出産・育児と落ち着いて向き合う時間にもなります。具体的なイメージを持つことで安心して出産に臨みやすくなり、また、やりたいこと・やりたくないことを伝えることができるので、自分の希望に沿ったお産にしやすいというメリットもあります。とはいえ、出産は人の命にかかわる重大なこともあるので、設備や安全面などの観点から希望に沿えないものが出てくることもあるでしょう。状況によっては、柔軟に受け入れる心の準備もしておきましょうね。母子共に健康に出産を終えることを第一に考えながら、バースプランを立ててみましょう。

(文・構成:マイナビウーマン編集部、監修・解説:坂田陽子先生)

※画像はイメージです

※この記事は、マイナビウーマン子育て編集部の企画編集により制作し、助産師の監修を経た上で掲載しました

※本記事は子育て中に役立つ情報の提供を目的としているものであり、診療行為ではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当社は責任を負いかねます

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

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