残った素麺を使い切る！　素麺をおいしく食べるアレンジレシピ

こんにちは♪　キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

ツルツルっとしたのど越しに、涼しさを感じさせる夏の味覚といえば、素麺を思い浮かべる方も多いと思います。夏の間に幾度となく味わっているうちに、ちょっと食べ飽きたな～と思ったりしますよね。気が付けば、夏も後半ともなると、大目に購入しておいた素麺がまだたくさん残ってる！　ということも例年通り。

いくら乾麺で保存期間が長いと言っても、夏が過ぎると素麺を食べる気分は薄らいできて、ずっと残ったままになってしまいませんか？　そんな時は、いつもとちょっと違ったアレンジを効かせてみてはどうでしょうか。素麺の意外な一面を発見できるかもしれませんよ。

みなさんは素麺を食べるときに、何を準備しますか？

暑い夏は、のど越しの良い素麺は、食欲が落ちているときでも食べやすくて良いのですが、どうしても栄養面で偏りがち。なのでぜひ、彩り豊かな具材と一緒に食べてみましょう！　自然とバランスよい食事になりますよ。

毎度用意するのは大変なので、栄養バランスは1日の中で整えられればいい、くらいの気持ちでいるのがオススメ。時間的にも気持ち的にも余裕のある時には、たんぱく質や野菜をしっかり摂れる具材を揃えてみましょう。

きゅうり、錦糸卵、茹で鶏、油揚げ、海老、カニカマなど、お好みの具でOKです。油揚げはフライパンでこんがり焼くと香ばしくなっておいしいですよ♪

茹で鳥はさっぱり食べやすいので、時間のある時に茹でておくと便利。水から茹でて、火が通ったらじっくり茹で汁に漬けたまま冷ますことでしっとりした仕上がりになります。臭みとりのために生姜やネギの青い部分を一緒に入れて茹でてください。

この時の茹で汁は鶏肉の旨みがたっぷり出ているので、冷まして固まった油を取り除いてから、料理に活用してみて。我が家はスープやみそ汁にしたり、だし醤油をプラスして素麺のつけつゆにしています。

素麺には薬味も大事！　ネギ、大葉、胡麻や海苔もおいしいですよね。ミョウガや生姜などもアクセントが出て、よりさっぱり爽やかに頂けます。

具たくさんの素麺は、これだけでご馳走素麺になります。

トマト素麺をご存知でしょうか？　代表的な夏野菜のトマトは、和風な味付けとの相性も抜群。素麺とトマトは意外な組み合わせかもしれませんが、食べてみると爽やかな酸味と旨みが食欲を増してくれます。

素麺のつけつゆにトマトを混ぜるだけでもおいしいですが、ちょっとイタリアンにバジルトマトソースを混ぜてみるのもオススメです。パスタ用のソースをつけつゆにプラスして素麺に和えると、冷製パスタのような味わいに。

上にさまざまな具材を乗せて中華風なつゆをかければ、冷やし中華素麺のでき上がり♪　素麺のつけつゆにごま油を加えるとコクが出ておいしいので試してみてください。

ねばねばした食材は、胃もたれしやすい夏にもぴったり！　消化を助けてくれたり、豊富な栄養がバランスよく含まれる食材も多く、積極的に摂りたいですよね。オクラ、納豆、山芋などは一緒に食べると粘りが絡んでツルツルっと食べられるので、食欲が落ちていても食べやすくなります。他にもモロヘイヤやメカブ、なめこなど、どれも出汁に良く合うのでたっぷりかけて食べてみましょう。このねばねば食材ですが、実は意外とキムチが合います。お好みでプラスしてもいいですよ♪

レタス、水菜、胡瓜などのシャキシャキした生野菜も素麺に合います。トマトや卵、コーンやツナもプラスしてサラダ素麺にしてみるのもいいですよ。豚肉で冷しゃぶサラダにすると、より食べ応えも出てきます。

沖縄料理で知られる素麺チャンプルー。各家庭で味付けは違うようですが、私が沖縄出身の友人に教えてもらった家庭の味をアレンジして作っています。ごま油の香りを効かせるのがポイントです。素麺を茹でて食べ切れなかったときには、リメイクとしてチャンプルーにすることも。もちろんこれが食べたくて素麺を茹でることもあります。

【材料　2人分】
・素麺…200g
・細ネギ…2～3本
・ツナ缶…1缶
・水菜…1株
・ごま油…大さじ2
・顆粒だし…小さじ1/2～１
・塩、コショウや醤油…お好みで

【作り方】
①茹でた素麺を水で洗ってぬめりを取り、しっかりと水気を切ってからごま油をまぶしておく。
②細ねぎは小口切り、水菜はざく切りにする。
③フライパンに材料を加えて軽く炒める。
⑤お好みで塩、コショウや醤油で味を調えて完成。

たっぷりのネギとツナが入るレシピが多いようですが、他の食材をプラスしてもいいですよね。塩、コショウを中心に味付けしたり、鶏がらスープやめんつゆで味付けするレシピもあります。素麺がくっついて団子状にならないコツは、素麺を茹でた後にしっかりぬめりを取り、水も切ること。炒める前にごま油をまぶしておくこともコツの1つです。炒めるのは素麺が温まる程度で大丈夫です。長く炒めることで素麺がべたついた食感になってしまうので、軽く加熱するくらいの気持ちで。

パスタサラダのように、素麺をマヨネーズで和えたマヨサラダもおいしいです。キュウリ、コーン、ハムやツナと一緒にマヨネーズで和え、塩、コショウで味を調えれば完成。カレー粉をちょっと混ぜたり、ハーブソルトで味付けしてもおいしいです。茹でたじゃがいもを粗くつぶして混ぜると、甘みと滑らかさが出て意外と合います。

暑いからといって冷たいものばかり食べていると、体の芯から冷えて、消化器系が弱り、夏バテの原因にも。時には温かくしたつゆに素麺を入れて、じんわり温まったり、汗をかくのもオススメ。カレー風味にすると食欲が増します。

余った素麺をフライパンで焼いてみるとちょっと違った食感に。外はパリパリ香ばしく、中はモチっとして子どもが大好きな味に。焼き加減によって味わいも変わってきます。

【材料】
・茹でた素麺
・胡麻
・ネギ
・ベーコン
・ごま油
・塩

【作り方】
①素麺を茹で、ネギとベーコンは細切りにする。
②塩を加えて全体を混ぜる。
③ごま油を敷いたフライパンに丸めて乗せて焼く。

フライ返しで押しつぶして、平らにするようにして焼きます。最初は崩れやすいですが、こんがり焼き色が付くまでいじらないようにするときれいに焼けます。油を多めにして揚げ焼きにするとカリカリ度が増してスナック感覚に。味付けはシンプルに塩でしましたが、醤油やブラックペッパーなどをプラスしても◎。

ニラや豚肉を入れてチヂミ風にしたり、チーズを使ってピザ風にしたり、ソース味でお好み焼き風にしたり、餡かけをかけて餡かけ焼きそば風にしたり……さらにいろいろなアレンジができます。

素麺のアレンジ＆リメイクレシピをご紹介しましたが、試したことのない食べ方はあったでしょうか？　それぞれのレシピは具材や味付けなど、さらにご家庭やお好みに合わせてアレンジ可能なものばかりです。素麺自体の味はシンプルでクセがないため、麺やパスタのようにとらえるともっと自由に活用できます。洋風なクリームに和えたり、揚げ物の衣として活用したりもできるので、いろいろな方法でおいしく最後まで食べましょうね♪