赤ちゃんのストロー&マグはいつから?練習の5ステップとおすすめマグ8選【助産師解説】
そろそろストローマグを使いたいという保護者さんの「赤ちゃんのストロー練習はいつから始めるのがベスト?」「方法は?」という疑問に、助産師がお答えします。赤ちゃんをストロー飲みに慣らすコツや、練習や持ち運びにおすすめのマグもご紹介!
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赤ちゃんのストローデビューはいつからがいい?
離乳食が始まる頃になると、そろそろ哺乳瓶以外の方法で飲む練習もさせた方がいいのかな?と思う方も多いでしょう。飲む方法としては大きくコップでの直のみと、ストロー飲みの2つがあると思いますが、ストローはいつ頃から練習を始めるといいのでしょうか。
生後8~9ヶ月が目安
主なメーカーから出ているストローマグの対象年齢を見ると、8~9ヶ月からというものが多いですね。
ただ、地域の保健所や保育所等では、ストローの前にコップ飲みの練習をさせることをすすめるところが多いです。コップ飲みは7~8ヶ月のもぐもぐ期と呼ばれる頃にとり入れることがすすめられているので、まずはコップで直に飲む練習から初め、ある程度上手に飲めるようになってきたらストローをとり入れるといいかもしれせん。ストローマグの対象年齢と重ねてみても、時期が一致してきそうですね。
ただ、この頃の赤ちゃんの発達には個人差があるので、いつからが良いという一般的な目安は特にありません。8~9ヶ月には練習を始めなければ!と焦る必要はまったくありませんし、場合によっては逆にもう少し早めにとり入れてもいいでしょう。
ストローは外出時などにとても便利で、飲めるようになればさまざまなシーンで重宝しますよね。直飲みとの兼ね合いも見ながら、とり入れる時期を判断してください。
なお、ストローは必ず通る道というわけではなく、スパウトから始めたり、いきなりコップから直飲みする子もいます。それぞれの赤ちゃんにあった方法を見つけられるといいですね。
赤ちゃんのストロー練習、5つのステップ
いざストローの練習を始めようと思っても、何をどうすればいいの?ととまどってしまうこともあると思います。そこで、赤ちゃんをストローに慣れやすくする練習方法をご紹介。5つのステップを段階をふんで進めることで、練習がスムーズにいきやすくなりますよ。ぜひ参考にしてみてください。
Step1. ストローを口に入れて慣れさせる
ストロー飲みの練習だからと最初からストローで吸う練習をさせようとしても、なかなかうまくいかないことが多いでしょう。場合によってはストロー自体を嫌がって泣いてしまうことも。まずは、吸わせることは考えず、口に入れることを嫌がらないことを目標にしましょう。
大人がストローをくわえる姿を見せ、口に入れても大丈夫ということを感覚的にわからせてあげると、赤ちゃんも嫌がりにくくなります。
むしろ、大人が持つストローに興味を持ち、真似をして口に入れたがることも多いでしょう。赤ちゃんがストローに興味を持ったら、口に入れてかみかみしたり、なめたりさせてあげてください。
Step2. 大人がが吸って見せる
母乳やミルクを吸っているのだから、ストローも簡単にできるのでは?と思いがちですが、実はおっぱいや哺乳瓶からと、ストローからとでは吸い方が違います。
具体的には、おっぱいや哺乳瓶は舌を動かして乳を出しながら飲みますが、ストローは空気を吸って飲み物を吸い上げなければなりません。赤ちゃんはまだ“吸い上げる”ということをしたことがないので、最初はストローが難しいでしょう。
そこで、まずは大人がが吸う様子を見せながら、口を動かさずに空気を吸うことを教えてあげましょう。おおげさに吸う仕草を見せながら、「こうやって飲むんだよ~」と話しかけてあげるといいいですね(大人の唾液が赤ちゃんの口に入らないよう、別のストローを使いましょう)。
ラッパのおもちゃやハーモニカなど、吸っても音が出るものがあれば、それで練習すると、よりわかりやすいかもしれません。
Step3. スポイトのようにして吸わせてみる
吸うということがなんとなくわかってきたら、ストローをスポイトのように使って練習してみましょう。
飲み物にストローを挿して反対側を指で押さえ、ストローに液体が入った状態で飲み物から引き抜きます。指で押さえていない方(飲み物に挿していた方)の端を赤ちゃんの口にやさしく入れ、赤ちゃんがストローを吸う力を感じたら押さえていた指を離してみましょう。
繰り返すことで、赤ちゃんは「吸ったら飲める」という感覚を徐々に覚えていきます。
Step4. 紙パック飲料で吸う練習をする
スポイト練習に慣れてきたら、いよいよ1人で飲む練習開始です!
まずは、紙パックのジュースで練習させてみましょう。両端を軽く押すだけで液体が簡単に押し上がるので、まだ慣れないときに大人がサポートしてあげやすいです。
最初から吸って飲むことができればいいですが、なかなか吸い上げる様子が見られなければ紙パックを押して手伝ってあげましょう。ストローを通して飲み物を飲むという経験をさせてあげることで、自ら吸おうとする意識が芽生えやすいです。
スポイトと違って大量の飲み物が一度に口に入ってきやすいので、最初はびっくりして吐き出したり、吸う量が調整できずむせることもあるかもしれません。慣れてくると上手に飲めるようになるので焦らなくても大丈夫。決して怒らないでくださいね。
Step5. ストローマグを使ってみる
紙パックで飲めるようになったら、ついにストローマグデビューです。パックのように液体を押し出すことができないので、より吸う練習になりますよ。ここまで来れば、もうストロー飲みはマスターしたも同然。上手に飲めるようになれば、外出時の水分補給がだいぶ楽になりますね。
ストローの練習をするときの注意点
ストローの練習をする際は、トラブルのないよう十分注意したうえで行いましょう。特に気をつけたいポイントを3つまとめました。
赤ちゃんから目を離さない
赤ちゃんには手にするものすべてがおもちゃです。目を離すとストローを抜いて遊んでしまうこともあるでしょう。目や口を刺してしまうなど、万が一のケガを避けるためにも、ストローを使っているときは必ず保護者が近くにいて目を離さないようにしてください。
マグはプラスチックの軽いものを
また、ストローだけでなく、マグ自体を振り回したり投げつけたりすることもあるかもしれません。やはりケガなどのトラブルを避けるために、できるだけ目を離さないことはもちろん、万が一を考えてデビュー用はプラスチック製の軽いものを使うことをおすすめします。
ダラダラこぼしても怒らない
最初の頃は吸うことはできても、それをごっくんできずにダラダラこぼすことも多いです。徐々にしっかり飲めるようになるので、きちんと飲めなくても怒らないようにしましょう。ストローで十分な量を飲めていないときは、コップやスプーンで水分補給させてあげてくださいね。
まとめ
赤ちゃんのストローデビューは、いつからというはっきりとした目安時期は特にありません。一般的には、離乳食が進んできた7~8ヶ月頃(もぐもぐ期)を目安に、まずはコップの直のみから練習し、慣れてきたらストローをとり入れることが望ましいとされています。ただ、成長には個人差があるので、発達の様子を見ながら赤ちゃんに合った時期を判断してください。
練習したての頃はダラダラこぼすことも多いですが、焦らずに段階を踏みながら少しずつストローに慣らせてあげましょう。
(文・構成:マイナビ子育て編集部、監修・解説:佐藤裕子先生)
※画像はイメージです
※この記事は、マイナビ子育て編集部の企画編集により制作し、助産師の監修を経た上で掲載しました
※本記事は子育て中に役立つ情報の提供を目的としているものであり、診療行為ではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当社は責任を負いかねます
赤ちゃんのストローデビューに<編集部おすすめ>マグ5つ
ここからは、編集部おすすめのストローマグをご紹介!まずは、ストローデビューにぴったりのおすすめマグ5つをピックアップしてみました。
リッチェル アクリア いきなりストローマグセット
「コップでマグ ストロータイプ」と「おでかけストローマグ」がセットになった商品です。コップタイプは、ストロー付きのフタを外せば直飲み用としても使用できるので、長く活用できて経済的。これひとつでコップ、ストロー、外出用ボトルのすべてがそろうので、ステップごとの購入が必要ない点も魅力ですね。レッド、ピンク、イエロー、ネイビーブルーの定番カラーの他、ベビーザらス限定のオレンジカラーや、ポケモンデザインなども出ています。
対象月齢:生後6ヶ月~(おでかけストローマグは生後7ヶ月~)
ピジョン マグマグ ストロー
飲み口を替えてコップ飲み、ストロー飲みの両方ができる便利なマグ。ストローデビュー時から4~5歳まで長く使えるのがいいですね。コップ用の飲み口は、赤ちゃんの口のサイズにフィットしてすすりやすい作りに。ハンドルは赤ちゃんが持ちやすい垂直形状を採用しました。かっちり閉まって漏れにくいので持ち運びしやすく、飲み口が広くて組み立ても簡単なのでお手入れが簡単なのも魅力です。
対象月齢:生後8ヶ月頃~
コンビ テテオ マグストロー バルーン Neo
3歳までのお口と手の発育を考えたテテオのマグストロー。赤ちゃんが使いやすい設計で、初めてのストローデビューに最適です。ななめハンドルで持ちやすく、かっちり閉まって倒れても漏れにくいので持ち運びにも便利。煮沸・電子レンジ・薬液消毒が可能なので、衛生面が気になる人にもおすすめです。
対象月齢:生後9ヶ月頃~
ピジョン プチストローボトル
150mlと容量は少ないですが、その分軽くてコンパクト。低価格でもあるので、初めての練習用にはぴったりです。また、なんとハンドルはたためる使用に!かさばらないので持ち運びにもとても便利ですね。もちろん、飲み口はきっちり閉まってこぼれる心配もありません。
対象月齢:生後9ヶ月頃~
レック アンパンマン ワンタッチ ストローマグ
これなら喜んでストロー飲みの練習をしてくれるかも? ワンタッチオープンタイプなので開け閉めが楽な点も魅力的です。安心ロック付きで漏れる心配がないので、お出かけにも使えますよ。200mlのハンドル付きの他、300mlのハンドルがないタイプもあります。
対象月齢:生後8ヶ月~
外出時に嬉しい保冷機能付きストローマグ(水筒)3つ
次に、外出用に便利な保冷機能付きのストローマグボトルをご紹介します。長時間の外出や暑い季節に重宝するので、ぜひチェックしてみてください。
リッチェル トライ ステップアップマグセット プレミアム
スパウト→ストロー飲み→コップ飲みの3段階トレーニングができるセット商品です。トレーニング用としてはもちろん、保冷機能付きのステンレスボトルがセットになっているので、長時間の外出用にも使えるのが嬉しいですね。成長やさまざまなシーンに合わせて長期的に使える、コスパの面でも嬉しいプレミアムなセット内容となっています。カラーはピンク、イエローの2展開。
対象月齢:生後5ヶ月頃~
サーモス 真空断熱ベビーストローマグ(ベビーマグ FHI-250DS)
かわいいキャラクターデザインの、真空断熱素材のストローマグボトルです。13度以下の保冷力は、なんと6時間!魔法瓶タイプには珍しい両手ハンドル付きなので、ストローデビューしたての赤ちゃんでも持ちやすい使用になっています。ワンタッチオープンで開け閉め簡単。底部分にはシリコン製のカバーが取り付けられているので、倒れにくいのも嬉しいポイントです。
ミッキー、ミニ-の他、ミッフィーデザインも販売されています。
対象月齢:生後9ヶ月~
サーモス 真空断熱ベビーストローマグ(FFH-290ST)
こちらも、サーモスのストローマグボトル。保冷専用の魔法瓶構造で飲み物を冷たいまま持ち運べ、結露しないのでカバンを濡らす心配もありません。ハンドルは付いていませんが、シリコーン製のボディグリップが滑り止めになっており、小さい赤ちゃんの手でも持ちやすい作りに。ハンドルがない分、持ち運びにかさばらないのが嬉しいですね。別売部品のトレーニング用せんユニットに付け替えれば、トレーニングマグとしても使えます。
外出時に嬉しい魔法瓶、かつ長く活用できるデザインで多くのご家庭に選ばれている優秀なマグボトルです。
対象月齢:生後9ヶ月~