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【助産師解説】妊婦におすすめのお茶は? 注意したいお茶・飲み物も知っておこう

【助産師解説】妊婦におすすめのお茶は? 注意したいお茶・飲み物も知っておこう

いつも以上に水分補給が重要となる妊娠中。妊婦の水分摂取にいいお茶にはどのような種類があるのでしょうか? 飲む際に注意が必要なお茶や飲み物についても、助産師が詳しく解説します。


この記事の解説助産師
佐藤 裕子先生
日本赤十字社助産師学校卒業後、大学病院の総合周産期母子医療センターで10年勤務。現在は助産院マタニティハウスSATOにて、妊娠から出産、産後のトータルケアを担っています。「日々ママや赤ちゃんに寄り添い、笑顔になってくれるのが何よりのやりがいです 」

妊婦は水分補給が重要!その理由は?

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妊娠中は、脱水を防ぐためにもこまめな水分補給が重要となります。妊娠前に比べてのどが渇きやすくなる理由について見ていきましょう。

妊娠中は新陳代謝も活発に

妊娠中の身体は、新陳代謝が活発になる傾向にあります。身体が熱くなって汗をかきやすいので、その影響でのども渇きやすくなります。

【医師監修】 妊娠中の温泉はダメなの!? 妊婦の温泉、気を付けるポイント

https://woman.mynavi.jp/kosodate/articles/7086

「温泉でも行こうよ」なんて言葉がまるで挨拶のように交わされるほど、日本人は温泉好きです。「子どもが生まれて忙しくなる前に温泉でゆっくりしたい!」と思う妊婦さんも少なくありません。妊婦さんが温泉に入るとき、気を付けたいポイントを確認しておきましょう。

つわりや便秘などのマイナートラブルがあるときも注意

つわりなどのマイナートラブルがある時期は、いつも以上に水分補給を意識的に行う必要があります。特に、嘔吐があるときは身体の水分が失われるので脱水が起こりやすいです。こまめな水分補給に努めましょう。

また、妊娠中はホルモンの影響などで便秘にも悩まされやすいです。水分をしっかりとって予防・緩和の一助とすることも大切です。

妊婦さんにおすすめのお茶2選

すっきりと美味しく、糖質もないお茶は、妊娠中の水分補給にもぴったり。中でも妊婦さんに特におすすめしたいお茶を2つご紹介します。

麦茶

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お茶の種類にはカフェインを含むものが多い中、麦茶はカフェイン0という妊娠中にぴったりのお茶です。手軽に購入でき、量も気にせず飲めるお茶ということで、妊婦さんにもっともおすすめしたい種類ですね。さっぱりしているので、吐きつわりや暑い季節の水分補給にも最適です。

マタニティブレンドのハーブティー

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リラックス効果や、健康のサポート効果も期待できるとされるハーブティー。「マタニティブレンド」など、妊婦さん向けに種類を選んで作られたものを選ぶといいでしょう。

麦茶と違って独特な香りも楽しめるので、リラックスタイム用のお茶を求める方にもおすすめです。

妊娠中は注意したいお茶・飲み物は?

妊娠中の水分補給に良いお茶ですが、種類によっては飲む量や飲み方に注意が必要なものもあります。妊婦さんが気をつけたいお茶以外の飲み物もあわせてみていきましょう。

緑茶や紅茶など、カフェイン入りのお茶

妊娠中はカフェインの摂取量に気をつける必要があるため、カフェインを含む飲み物にも注意が必要です。カフェインの過剰摂取には、めまいや興奮、不安、吐き気などの急性作用を引き起こすことが報告されており、妊娠中はその影響がより大きくなるとの見解も示唆されています。また、カフェインの過剰摂取が胎児の発育を阻害する可能性も指摘されています。

カフェインに対する感受性には個人差があり、胎児への影響についてはっきりしたこともまだわかっていませんが、WHO(世界保健機関)では「妊婦はコーヒーの摂取量を一日3~4杯までにすべき/一日のカフェイン摂取量が 300 mg を超える妊婦に対しては、流産や新生児の低体重リスクを低減するために、妊娠中はカフェイン摂取量を制限」との見解を示しています[*1] 。また、これよりも厳しい基準を設けている国もあります(オーストリア保健・食品安全局や欧州食品安全機関は「200mg/日」、ドイツ連邦リスク評価研究所は「コーヒー2杯/日まで」)。カフェインを含むお茶を飲む際は、ペットボトルの栄養表示のところにあるカフェイン含有量を参考にして上記の量を超えないように調整するといいでしょう。

<主なお茶とおおよそのカフェイン含有量>

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玉露:160mg/100ml(客用の小さめの湯飲み※で2杯/日)
煎茶:20mg/100ml(500mlペットボトルで2本/日)
紅茶:30mg/100 ml(一般的なティーカップ※で2~3杯/日)
ウーロン茶:20mg/100ml(500mlペットボトルで2本/日)

☆()内は1日あたりのカフェイン摂取量を200mgとした場合のおおよその量
※客用の小さめの湯飲み:約65cc、一般的なティーカップ:約250cc

製品によってカフェイン含有量に違いがあります。パッケージやメーカーHPなどで確認しましょう。

■サントリー 商品情報栄養成分一覧

■キリン 商品の品質情報(ソフトドリンク)

■アサヒ飲料 商品情報

ハーブティー

香料として料理に使われることも多いハーブ。

通常の食品に使われるくらいの量であれば妊娠中でも特に問題はないとされますが、大量に、または濃縮された状態で摂取すると母体や胎児に悪影響を及ぼす可能性が示唆されています[*2]。種類によってはまだ安全性が検証されていないものもあるので、注意が必要です。

リラックス効果や健康のサポート効果も期待できるハーブティーですが、できれば妊婦でも安全に飲めるものか専門家の意見を聞いたうえで選ぶようにしましょう。わからないときは、妊婦さん専用のマタニティブレンドを選ぶと安心です。

お茶以外に気を付けたい飲み物も知っておこう

お茶以外にも、カフェインを多く含むものなど、妊娠中は注意が必要な飲み物があります。特に気をつけたい飲み物について見ていきましょう。

・コーヒーやコーラ、ココアなどのカフェイン入り飲料

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前述のとおり、妊娠中はカフェインの大量摂取に注意が必要です。コーヒーは1日にマグカップ1~2杯程度(200mgを超えないくらい)にとどめるよう努めましょう。コーラやココアのカフェイン含有量はコーヒーほど多くありませんが、糖分が多いので飲みすぎには十分注意してください。

・栄養ドリンク

種類にもよりますが、栄養ドリンクの中にはカフェインやアルコールが含まれるものが多いので、妊娠中は基本的に飲むのを避けることが望ましいです。どうしても飲む必要があるときは、製品の含有成分をしっかり確認しましょう。

・加糖の炭酸飲料

糖分を多く含む炭酸飲料は、くれぐれも適量を心がけるようにしてください。

まとめ

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妊娠中は新陳代謝が良くなることで汗をかきやすく、とてものどが渇くものです。特につわりの症状があるときは脱水を起こさないためにも、こまめな水分補給を心がけることが大切です。妊娠中に良いのは、麦茶などのノンカフェイン飲料。カフェインが入りのお茶や妊婦用ではないハーブティーには注意が必要なので、摂取量や気をつけるポイントを守ったうえで飲むよう心がけましょう。気になるときは、かかりつけの産婦人科医に相談のうえ、種類を選んでくださいね。

(文・構成:マイナビウーマン編集部、監修・解説:佐藤裕子先生)

※画像はイメージです

※この記事は、マイナビウーマン子育て編集部の企画編集により制作し、助産師の監修を経た上で掲載しました

※本記事は子育て中に役立つ情報の提供を目的としているものであり、診療行為ではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当社は責任を負いかねます

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

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