初心者でもテクいらず! 土がいらない⁉ 簡単寄せ植え風ガーデニング
難しそうなイメージがある寄せ植え。今回は、手間のかからない寄せ植え風プランター(コンテナ)デザインのアイディアを、専門家がお伝えします。簡単で気軽に挑戦できますし、重たい土をたくさん使う必要もありません。ぜひ試してみてくださいね。
寄せ植え風コンテナガーデニングって?
こんにちは、フラワーデザイナーでフォトスタイリストのはぎわらりえこです。
ガーデニング用語で寄せ植えとは、複数の植物を1つの器に植え込むこと。自然あふれる素敵な庭やベランダで伸び伸びとした植物を育て鑑賞する、そんな日常は憧れですよね。
しかし、都会やマンションのお住まいでは、土の扱いや処分が大変! 意外とガーデニングのハードルが高いと聞いたことがあります。
そんな方には、今回お伝えする方法で手軽に寄せ植え風ガーデニングを楽しんでみてはいかがでしょうか?
今回は、たくさんの土を使わない、簡単な寄せ植え風ガーデニングの作り方をお伝えしたいと思います。
作り方・用意するもの
・籠
・植物(カランコエ2鉢)
・ビニール袋
・セロハンテープ
コンテナ(ガーデニング用語で植物を植える容器のこと)は、ガーデニング専用のプランター等でなくてもOKです。植木鉢専用のものを用意しなくても、代用品で対応できますよ。
ちなみに今回は籠を使いました。皆さんも植木鉢の代わりになりそうなものを探してみてください。
植物は、実際に使うコンテナに入るサイズのものを準備しましょう。
また自分好みのデザインに植木鉢をリメイクする方法もあります。こちらの記事で、植木鉢のリメイク法をご覧いただけます。
【STEP1】作り方
ポット苗の鉢をビニール袋で覆い、鉢の上の部分でビニール袋をテープでしっかりと止めます。
【STEP2】作り方
【STEP1】で準備したそれぞれの植物を籠に配置します。籠の深さが深い時は、新聞紙などを丸め、底に詰めて高さを調節してください。
器の間から隙間が見えてしまったりと気になる時は、100円ショップで手に入る、シサル麻や乾燥モ
スなどを植物の間にふんわりといれるといいでしょう。
これであっという間に完成です。とっても簡単!
綺麗に見える植え方のポイントは?
ポイントは、高低差をつけること! 後ろの植物を高く、手前の植物を低く配置します。
高低差を付けると、同じ高さに並べて配置した時と比べ、立体的にバランスがとれて見栄えが良くなりますよ。
わざと高さを揃えないように配置するのがポイントです。
注意することは水のあげ方
このガーデニング法で注意したいことは、水のあげ方です。水がビニール袋から溢れない程度に注意して、水を与えてください。
今回使ったカランコエってどんな花?
カランコエは、ベンケイソウ科 カランコエ属の植物で、乾燥に強い多肉植物の1種です。かわいらしい小さな花がたくさん咲き、花色の種類も写真のような白、ピンク、黄色、オレンジと豊富です。
店頭には、一年中開花調節された花が咲いているカランコエが並びます。多肉植物は、水を与える頻度も少なく、土部分を触って固く乾いていたら、水を与える程度で充分です。お世話も簡単ですね!
これからの季節(6~8月)は乾かし気味にするくらいで問題ありません。その他の多肉植物や涼しそうなグリーンのホスタなどの品種もオススメです。
一方、この寄せ植え風には向かない夏の植物苗は、「ペチュニア」。ポット苗1鉢が大きく成長するペチュニアは、この方法では花にとって窮屈すぎるためです。
寄せ植えのメリットとデメリットは?
一般的なガーデニングの寄せ植えと比べ、土をたくさん使用しない=片付けが楽というメリットがありますが、鑑賞期間が短いという短所もあります。
しかしながら、カランコエなど多肉植物は、挿し芽で増やせる品種です。花の鑑賞期間は比較的短いですが、花の期間が終わったら挿し芽に挑戦してみるのも楽しいかもしれません。
増やして育てられるというメリットもあります。
挿し芽って何? カランコエの挿し芽の方法
ちなみに挿し芽とは、草花の時の呼び方で 樹木の時には挿し木と言います。両者とも今ある植物から同じ植物を増やす方法のことです。
挿し芽の方法も簡単です! カランコエの茎部分でしたら、3~5センチ、葉は1枚ずづ切り分けて土に挿しておくだけ。
赤玉土を用意したり、専用の挿し木液を準備する方法も他にも各種ありますが、もともとのカランコエの苗の土を少し分けてそこに挿しておくだけでも、挿し芽ができる場合があります。
挿し芽(挿し木)は、100%全部が成功するとは限らないので、いくつか多めに作って挑戦してみましょう。
まとめ
身近な場所を花やグリーンが飾る「花のある生活」。植物は気持ちに余裕を与えてくれる存在のような感じがします。
簡単な寄せ植え風で気軽にプチガーデニングを楽しんでみてくださいね♪