気軽に出店! 毎回参加している玄人が指南するフリーマーケット準備のコツ
ものを見直すきっかけにもなり、気持ち良くものを手放すことができるフリーマーケット。初めての出店となるとハードルが高く感じますが、実は段取り次第でもっと気軽に出店できるんです。今日はフリーマーケットに出店するための準備のコツをご紹介します。
こんにちは。ライフオーガナイザー®の前田梨絵です。
私の住んでいる地域では、3カ月に一度行われているフリーマーケット。ものを定期的に見直すきっかけになるので、実は友達とピクニック感覚で、ほぼ毎回出店しています。
回を重ねるたびに、準備も設置も、随分段取りよくできるようになってきました! そこで今回は、楽しくものを見直しできるフリーマーケットについて、詳しくご紹介♪ 気軽に出店できて楽しめるコツをご紹介したいと思います。
【準備編】ポイントは毎回することをまとめてする
お釣りを用意したり値札を作ったり……。毎回することをまとめてしておけば、準備は随分楽になります。例えば……
①「フリマボックス」を用意する
直前になって、出品するものを集めるのはなかなか大変なものです。そのため日頃から「これはフリマに出そうかな」と思ったときにすぐに入れられるよう、ふた付きのボックスをいくつか用意しています。
ちなみに「春夏用」「秋冬用」「雑貨」「食器」「本」「ボーイズ」「ガールズ」「メンズ」「レディース」など、ジャンルごとに分けておくと、季節ごとや客層に合わせて、必要なボックスだけ持って行くことができます。
また、開始直後は一番お客さんが殺到! 設営などに時間がかかって商品を並べきれていないと見てもらえなくなってしまいます。そのため、とりあえず箱ごとドーンと出しておけば、ゴソゴソと箱の中も見てもらえるというメリットもあります。
値札はまとめて作っておく
値札や商品の分類などは、手書きやエクセルでまとめて作っておくと、毎回作る必要もありません。
時間があれば、ブランド名やサイズ、コーディネート写真などまで+αまで作ることもありますが、面倒なら「◯◯円均一」とざっくり作るのもオッケー。ちょっと高いかなと思う金額でも値段交渉が入るので問題なし!
ざっくり作った値札はクリアファイルに挟んで、ボックスにマスキングテープなどで留めておきます。
毎回使う持ちものをセット化する
ハサミやマスキングテープ、作った値札、S字フックや一言書き加えるときに使うペンなどは、箱に入れてフリーマーケット用として用意しておきます。この箱をフリマボックスと一緒に置いておけば、毎回用意する手間もなく、細々したものを忘れずにすむので安心です。
釣り銭を用意しておく
出品しているものが、ほとんど百円単位のものなので、小銭メインで用意をします。斜めがけできるポーチなどをお財布代わりに持ち歩くと、金庫まで行ったり来たりする必要もありませんし、何より盗難などの危険も少なく安全です。
意外と直前に用意するのは大変なので、フリーマーケットの売り上げから、次回の準備として用意しておきます。
【当日編】とにかく楽しむのがポイント! 子どもに任せるのも♪
車に積み込む
前日には玄関に重ねて準備しておき、当日の朝に車に積み込みます。それほど大きくないふた付きのボックスであれば女の人でも楽に運べますし、車にもきれいに収まります。
ワイン箱やボックスを使って立体的にたくさん並べる
ワイン箱などがあれば、置くだけでおしゃれに見えますし、展示用の棚としても使えます。立体的に高さを出して並べながら、できるだけたくさん見てもらえるように配置していきましょぅ。
種類ごとにエリアを分ける
ざっくりと分けるだけでは、どうしてもごちゃごちゃとした印象になりがちなので、「大人の服」「雑貨」「本」「子ども服」「おもちゃ」など、わかりやすいようにエリアを分けて配置します。
子どもにも一箱まかせてみる
我が家では、子どもに自分の使わなくなったおもちゃなどを入れた一箱を任せるようにしています。
高い値段をつけて売れないときには、自分で値下げをしたり交渉してみたり。毎回ひとつひとつに値札をつけるのは難しいので、細々としたものは「このハコのなか どれでも1つ20円」とざっくりと、小さな子どもでもわかるように、ひらがなで書いた値札を用意しています。
ランチタイムも充実させる
何より楽しむことが一番大切だと思っているので、一日クタクタになって疲れた〜となるよりは、ピクニック感覚で、おいしいパン屋さんで買ってきたパンでランチをしたり、休憩しながらおしゃべりをして楽しみます。そんなゆる〜い感じが許されるのもフリーマーケットの良いところ!
【終了編】ポイントは片づけ=次回の準備
時期や天気によって、売り上げもまちまち。終了後の片づけは、次回の準備を想定しながら行います。
売れ残りは元の箱に戻す
持ってきたボックスに、次回またこのまま持っていけるように戻します。持って帰るのはちょっと……というものがある場合は、帰りにそのままリサイクルショップへ持ち込むことも。
次回の釣り銭を用意する
売り上げをざっと計算したら、次回の釣り銭として用意しておきます。
まとめ
どうしても処分することができなかった、大好きだったアーティストのCDを出品したとき、偶然ファンの方が見つけてくださり、とても喜んで買ってくださったことがありました。また、子どもが自分の売り上げからサプライズで、私と夫にとプレゼントを買ってくれたことも!
段取りしだいで気軽に楽しめるフリーマーケット。手放すことが苦手で、片づけがなかなか進まないという方も、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。参考になれば嬉しいです。