【専門家が回答】掃除用具、使った後どう管理したらいい?
kurassoのインスタグラムアカウントで募集したフォロワーの暮らしの悩みに対して専門家が回答! 「掃除用具、使った後どう管理したらいい?」という疑問について、ライフオーガナイザー1級竹本さんに回答してもらいました。掃除後、濡れている掃除アイテムはどのように処理したらいいのか解説します。
Q.掃除用具、使った後どう管理したらいい?
掃除に使う雑巾やゴム手袋は、使った後どのように管理したらいいですか? 水に濡れたままだとしまえないと思うので、一時的に乾かす場所を用意するのがいいですか?
濡れた掃除用具の後処理
こんにちは! 看護師でライフオーガナイザー®の竹本ひろこです。
水に濡れたまま掃除用具を収納すると、カビや雑菌が繁殖してしまい、掃除してるんだか汚してるんだか……なんてことになってしまいますよね。もちろん、洗う・乾かすなどの管理が必要です。
でも、乾かす場所を用意するにあたり、おうちの広さや動線を考えると、少し難しいこともあります。できるだけラクに管理できる方法として、私は次の2つの方法をおすすめします。
①使い捨てられる掃除用具を使う
たとえば、
・雑巾の代わりに、市販のウェットシートや古布を利用する
・ゴム手袋じゃなくて、使い捨てのビニール手袋を手にはめて使う
そんなふうに掃除道具を「使い捨て」にすると、洗う・乾かす・収納するという手間がなくなります。
なんでもかんでも使い捨てにするのは難しいかとは思いますが、たとえば雑巾の汚れを落とすために洗浄力の強い洗剤を使っていたり、水を大量に使ってしまうということがあったとしたら、捨てるほうがかえって環境保全にはいいのかもしれません。
②乾かす場所と収納する場所の距離を縮める
雑巾やゴム手袋を乾かす場所と、収納する場所が離れていると、とても面倒……。そんなときは、乾かす場所やその近くの場所を収納場所として決めてしまうのもおすすめです。キッチンや浴室の掃除用具は、その場で乾燥・収納を済ませているご家庭も多いのではないでしょうか? それと同じ感覚です。
悩ましいのは、家のいろんな場所で使いまわす住宅掃除用の雑巾やゴム手袋です。そんな住宅用の濡れた掃除用具も、水回りで乾燥と収納を済ませると効率的。掃除に水を使いますし、干すときに水が垂れても気にならない場所に干して乾かすようにすると、歩き回らなくて済むので楽ちんです。
わが家の掃除用具はほぼ使い捨て!
実はわが家は、雑巾もゴム手袋もどちらも使っていません。ほぼ使い捨てです。掃除も掃除の後片づけも、私は好きではありません……。なので、できるだけ避けたいんです(苦笑)。
雑巾がわりとして、市販のフロアシートのドライタイプやウェットタイプをよく使います。ルーティンの掃除ではなく、ガッツリ拭きたいときは古布を使っています。拭いたら捨てるだけ! そうすることで掃除にかかる時間を減らし、掃除のハードルを下げています。
以前は、かごの中に古布カット用のハサミも置いていたのですが、うまくいきませんでした。なかなかカットしないので、肌着やTシャツが溜まって古布であふれてきたんです……。今はもう、カットなんてせずにTシャツの形のまま、拭き掃除に使っています。玄関の拭き掃除には意外と便利です。
ゴム手袋は使わず、使い捨てのビニール手袋しかありません。ビニール手袋なら、使用後はごみを包んで捨てられます。特にお風呂の排水溝の掃除には快適に使えます。たまに、破れてしまうこともあるんですが、そのときはよく手を洗えばいいやと思っています。
まとめ
家事って、育った家庭やご自身の家事歴に左右されるものだと思うんです。人によってそれぞれやり方が違います。そしてそれを「常識」だと思っていることも多々あります。
私が「使い捨てがラク」と思うように、「手荒れが気になるからゴム手袋はマスト」という人も、「シートタイプじゃ汚れ落ちが気になる」という人もいらっしゃるでしょう。自分が納得できる方法を見つけてみてください。そうすると家事のストレスがなくなり、おうちへの愛情が増すのではないかと思います。この記事が、お悩み解決のヒントになれば幸いです。