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2019年06月02日 19:30 更新

【プロの実例】家族も真似できる! 挫折せずに長続きする簡単収納術

収納の悩みとしてよくあるのが「元に戻してくれない」「出しっぱなしにされる」ということ。そのせいで部屋は散らかって見えてしまいますよね。今回は使った後に戻しやすい、家族も収納上手になれる「挫折ゼロの収納法」をご紹介します。挫折せずにできる仕組みを作ると、お部屋のきれいが長続きしますよ。

こんにちは。整理収納アドバイザー、ルームスタイリスト・プロの佐々木弓子です。

いつも出しっぱなし、元に戻さない、そんな家族にイライラしたくない、そして自分もラクしたいという思いから、我が家ではとことん簡単な収納を作っています。今回はそんな5人家族の我が家で長続きしている、挫折しない簡単収納についてご紹介します。

使用頻度の高いモノだけを近くに! 我が家の実例

使う場所のすぐ近くに出し入れ簡単な収納を作ることで、家族も収納上手になってくれるはずです。ポイントは、特によく使う「使用頻度の高いモノだけ」をそこにしまうこと!

何でもかんでも手の届く場所に配置すると、もれなくカオスと化してしまいますので……特によく使うモノだけを厳選するようにしましょう。

グルーミンググッズ ケガ系

グルーミンググッズ 絆創膏 湿布 引き出し 収納
ヘラス・テラス´s

家族共有で使うことが多い、爪切りや耳かき、綿棒、体温計、ぬり薬などはリビングの小引き出しに収納しています。手前からよく使うモノを見えるように収納しているので、出し入れも簡単。使ったら戻すことが習慣付いています。絆創膏や湿布は箱から出して収納しているので、必要な時にすぐ使うことができます。

充電ステーション

充電 スマホ ガラケー
ヘラス・テラス´s

スマホ4台、ガラケー1台、iPad、アイコスの充電コーナーは、リビングの一番いい場所に陣取っています。充電コードは結束バンドでまとめてスッキリさせつつ、充電しやすさを重視。サイズが大きくかさばるiPadは、充電コーナー下の引き出しに収納場所を設けています。子ども達もストレスなく出し入れできています。

お菓子

お菓子 収納 引き出し 先入れ先出し
ヘラス・テラス´s

ほぼ毎日食べるお菓子は管理しやすく埋もれないように、しっかりとスペースを確保してVIP対応(!?)しております。キッチン内の腰高のいい場所に引き出し2段を設け「お菓子 先」「お菓子 後」と分けて収納しています。

ちなみに、「先」は開封した後のもの、「後」は開封前のもの。あれもこれも中途半端に開封することを防ぐことができ、在庫管理もしやすくなっています。

パジャマかご

パジャマ カゴ 部屋着 収納
ヘラス・テラス´s

我が家で長年続いているシステムの代表、パジャマかごです。1人にひとつパジャマかごを用意し、お風呂に入る時には自分でパジャマと下着をセットして、脱衣所に持って行くシステムを採用しています。お風呂から出た後は自分のタイミングでカゴを自室に持って行き、翌朝に脱いだパジャマを入れておくなど、便利に使っています。きれいに畳まなくてもカゴに入っていればOK! 脱ぎ散らかされることもなく、自分のことは自分ですることができる簡単収納です。

子ども文具

文房具 収納 トレー 宿題 リビング学習
ヘラス・テラス´s

文房具は、リビングの座卓で宿題をする時に必要な文具だけを厳選して、常設しています。鉛筆、消しゴム、定規、赤ペン、鉛筆削りをトレーに入れ、すぐに掴めて使える、何よりすぐに取り掛かれる収納にして効率アップを図っています。座卓専用の文具と決めているので、探すことも、なくなることもありません。

ランドセル

ランドセル 収納 棚 下段 優しい収納
ヘラス・テラス´s

ランドセルは床置きになってしまうのは当たり前、むしろ床置きの代表とされるアイテムです。重たいランドセルを棚の上に置いたりフックに引っ掛ける収納は、子どもにとって挫折しやすい難しい収納。

我が家では帰宅後の床置きを容認し、ひとしきり宿題などが終わった後に、棚の一番下に設けているランドセル収納に入れるというルールにしています。一番下なので持ち上げなくてもいい、フタがオープンになっていても大して影響はない、枠に入っていればOKの簡単収納です。

スーツや制服

制服 スーツ 収納 長押 掛けるだけ 脱ぎっぱなし防止
ヘラス・テラス´s

リビングで脱ぎ散らかされ、椅子やソファーに“とりあえず置き”されがちな、夫のスーツや子ども達の制服。本当は自室のクローゼットにかけて欲しいところですが、2階建てということもあり挫折していました。

仕方がないので、リビング続きの和室に長押を設置して制服掛けとし、夫のスーツは貴重な和室の収納を譲り、ビジネス系収納としました。動線的にとてもいい場所にあるため、脱ぎ散らかされることがなくなり、自分で掛けることが習慣付いています。

収納は、見た目にも配慮して快適に!

リメイクシートを貼って、収納アイテムをインテリアに馴染ませる
ヘラス・テラス´s

出し入れしやすい挫折ゼロの簡単収納は、簡単なだけにオープンになってしまったり雑多に見えてしまう場合もあります。使いやすさをキープしつつ、見た目にも配慮することでテンションも上がり素敵なインテリアにもなり得ます。色やテイストを揃えたり置き方を工夫してみましょう。

我が家では半透明のアクリルケースにリメイクシートを貼って、インテリアとのバランスを楽しんでいます。

まとめ

なにも置かないスッキリ片付いた空間はとても素敵で憧れますが、動線や使い勝手が悪いことで逆に出しっぱなしになってしまうことも多いものです。ストレスなく簡単に使える収納で毎日の生活をよりスムーズで快適に、自分と家族に優しい収納を作ってくださいね。

  • 本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。

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