少しの工夫で一気に時短! 「2つの箱」で子供服の片づけを楽にする方法
サイズアウトした洋服や、もう着ない服などが混ざり合ってしまい、放っておくとついついごちゃついてしまいがちな子供服。今回は2つの箱を使った、子供服の“頑張らなくてもうまくいく片づけ方”を、ご紹介します。
こんにちは。ライフオーガナイザー®︎の都築クレアです。
子供服って、油断するとすぐにごちゃついてしまいませんか? 見るたびにモヤモヤする原因は、着ない服が混じっていることにあるのかも……。実はそれが「リサイクル用」と「保管用」、2つの箱を用意しておくだけで、「片づけよう!」と思わなくても、自然と片づく状態に変わっていくんです。
今回はそんな2つの箱を使って、子供服の片づけをグッと楽にする方法をご紹介します。
子供服の片づけにつまずく原因とは?
そもそも、子供服の片づけにつまずく原因はなんでしょうか? それには、「もう着られない&着ない服の処理に困る!」ということが、考えられます。
例えば
・サイズアウトしたけどまだキレイな服
・子どもが気に入らずに着ない服
・もう着られないけど、思い出があって手放せない服
こんな服の処理に迷ったり、面倒くさかったりして、片づけに手をつけられない……ということはありませんか?
ただでさえ億劫なのに、頑張って整理しても、そこで出てきた“着ない服”をどうするのか、先が見えないと、不安でやる気スイッチも入りませんよね(笑)。
そこでオススメなのが、最初からその“着ない服”の行く先を用意しておくこと! それが今回ご紹介する、2つの箱です。
用意するだけで楽になる! 「2つの箱」の使い方
①リサイクル用
箱を何に使うのかというと、1つ目は、「リサイクル用」です。まだ服の状態はいいのに、さまざまな理由で“着ない服”の行き先として使います。
最初から場所が決まっていると、そんな服が出てきたときは、入れるだけでいいので、すぐに行動に移せます。
「リサイクル用」の箱を用意すると、どうして楽になるんでしょう?
それは、子どもの場合、着替えをものすごく面倒がるからです。「サイズアウトしてそうだな」と分かっていても、その確認のために、何着も着替えてくれることはなかなかありませんし、子どもの機嫌次第で、思うように片づけは進みません(汗)。「着る、着ない」の確認の後に、さらに「入るかどうか?」のチェックが必要な子供服の片づけには、1着ごとにかなりの時間と労力が取られるのです。
だから1着ずつでも、「これもう小さいよ!」「この服は子どもっぽいからもう着ない!」なんて言い出したときに、すぐに処理してしまう方が楽! そして、こんな風にパラパラと“着ない服”が出てきたときに、溜めておける場所があると、とても便利なのです。わが家は、これで随分楽になりました。
「リサイクル用」に入れた服は、すぐに処理しなくてもOK。ある程度溜まってからリサイクルショップに持って行ったり、誰かに譲ったり……。ここでも自分にとって、一番無理のない手放し方を決めておくと楽ですよ。
②保管用
2つ目は、「保管用」です。
特にベビー時代など、小さいときに着ていた服は、その状態に関わらず、「手放しがたい」と感じてしまいがち。 そんなときの行き先として用意しておくといいのが、「保管用」の箱です。
これは成長するたびに増えていくので、「保管用」で置いておくものは箱のサイズを決めて、「収まる分だけ持つ」と決めておくのがオススメです。新たに思い出として置いておきたい服が出てきたとき、すでに収納場所がパンパン状態になっていたのなら、古いもので手放せるものがないか、都度見直していくと溢れませんよ。
実践編「あなたにぴったりな2つの箱は?」
今回は、楽な一例として、わが家の「リサイクル用」と「保管用(思い出)」の2つの箱をご紹介しましたが、合う手放し方は人それぞれ。あなたにぴったりな分け方、キーワードを使うのが一番です。
例えば、譲る先が何箇所かある人は、「リサイクル用」ではなく、「お下がり(Aちゃん)」、「お下がり(Bくん)」と分ける。下の妹や弟がいる場合は、「保管用(思い出)」ではなく、着るタイミングを逃さないように、「◯歳〜◯歳」や「◯cm」と年齢や身長別に分けると、使うときに便利です。
ちなみに、2つの箱は、必ずしも本当の箱である必要はありません。衣装ケースの1段を専用の場所として使うもよし、収納箱を用意するものよし。ちなみに紙袋を利用すると、そのままリサイクルショップに持ち込めるので便利です。
わが家の場合は、入れるときに「めんどくさい!」と思わないように、下の写真のように、衣装ケース2つを、それぞれ「リサイクル用」「保管用(思い出)」として使っています。
入れるとき、引き出したと同時に、今まで入れているものも一覧で見やすいのでオススメですよ。
「あなたにとって、楽で、使える分け方、キーワードはなんでしょうか?」
せっかくなので、ぜひこの機会にしっくりくる分け方、キーワードを考えてみてください。そして、決まったら、試しに紙袋などを使って、さっそく“着ない服”の行き先を確保してみてください。やってみて分け方、キーワードが合わないと感じたら、その都度変えればOK。まずは試してみることが大切です。仮でも場所さえ用意しておけば、明日の朝「これもうキツイ!」なんて言われても、余裕で対処できますよ。
まとめ
この2つの箱を用意する方法は、子供服の片づけにぐったりした経験から始めたことです。
服の片づけは、一旦“全部出して”、①着る服、②着ない(リサイクル)、③着ない(思い出として保管)、④処分など、自分の目的に合わせて仕分けることがとても大切で効果的です。
でも、子どもが小さいうちは、この作業はハードルが高い。そこで2つの箱を用意しておくと、“着ない服”が自然とクローゼットから出ていくので、いざ片づけよう! としたときも、全体量が減っていつもより楽に済むのです。クローゼット自体も“着ない服”が出ていくので、その都度無駄のないクローゼットに近づいていき、日々の出し入れが楽になっていきます。
この方法に変えてからは、服が溢れることが減り、全部出して片づける頻度がグッと下がりました。前回いつ大掛かりな片づけをしたのか、思い出せないほど(笑)。
力んで「片づけよう!」と思わなくても、自然と片づく2つの箱、オススメですよ♪